オンラインでイマージョン:Outschool

COVID-19の新規患者数が再度増加を続けており、落ち着かない毎日ですね。

今年の夏休みはどこにも行けそうにないので、いかに子供たちを退屈させずにStay Homeを楽しめる環境を構築するかが、親に課せられた任務になっている気がします。。。

我が家でも色々工夫しながら新しい取り組みをはじめているところですが、今日は次女が受講をはじめたOutschoolについて紹介したいと思います。

Outschoolとは

Outschoolは教育コンテンツのプラットフォームサービスです。色々な会社や個人が、Outschoolを通じて、オンラインの子供向け講座を提供しています。

提供されている講座は多種多様です。科目の枠にとらわれない面白い講座が多いです。現在の人気ランキングを見ると、こんな感じになっています。

1位 How To Make Awesome Animated Movies(アニメ)
2位 Forensic Science(法医学)
3位 Python Programming for Beginners – 12 Week Harry Potter Flex Edition!(プログラミング)
4位 Introduction to Veterinary / Vet Medicine(獣医学)
5位 Cake Decorating: Beautiful Buttercream Flex(ケーキデコレーション)
6位 ASL for Beginners(手話)

もちろん普通に語学とかMathのクラスとかもあるんですが、ニッチな講座が人気ですね。コース一覧を見るだけでワクワクします!

Outschoolの長所・短所

Outschoolの長所は、なんといっても、豊富なコースラインナップ。そしてオンラインなので値段が安いこと!1時間あたり20ドル以下のものがほとんどです。

Outschoolの短所は・・・LIVEクラスが基本で、日本からの参加だと時間がなかなか合わないこと。アメリカのサービスなので、アメリカの夕方~夜→日本の午前なんですよね・・。せっかくいいコースがあっても、時間で参加がNGなことが多いです。たまにオンデマンド+チャットやフォーラムでやりとりというコースがありますが、数は少ないです。

ちなみにオンデマンド方式のコースは、検索画面で「Flexible Schedule」を選ぶと、絞り込むことができます(上記画面の右から2つ目のボタン)。時間のところは左から2番目の「Any day or time」のところを変更して絞り込むことがえきます。

次女が参加しているコース

ちなみに我が家の次女が参加しているコースは、こちらです。

Minecraft+Architecture History =AWESOME!というコース。マイクラを通して建築の歴史を学ぶというものです。ピラミッドやコロシアムなどの古代建築からはじまり、ゴシック、ルネサンス、ビクトリアン、アーリーアメリカン、モダン、ポストモダン・・・と学んでいきます。まずは動画で授業を受けて基礎知識を得た上で、その建築様式にあわせた建築物をマイクラで作ります。講義動画は基礎的な講義+Google Earthを使ったバーチャルツアーになっていて、かなりクオリティが高いです。そして何よりマイクラで建築物を作ってクラスメイトにシェアするのが楽しいようで、次女の食いつき、めちゃくちゃいいです。これで次女はしばらくは忙しくできそうです・・・!笑

お値段は6週で70USD。結構良心的な価格だと思います。このコースはLIVE授業はなくて、動画を自分で見て課題に取り組むスタイルなので、日本からの受講も大丈夫です。本当はもっと色々受けたいコースがあったのですが時間が合わず・・・でもよいコースが見つけられてよかったです!

ちなみに長女によさそうだなと思ったのは、Forensic(法医学)とVeterinary(獣医学)。ForensicはCTYにもありますが、12週間のコースでボリュームもあり、内容もかなり難解なようです。そこまで本格的に勉強したいわけではないけど、ちょこっとやってみたいなというときに、Outschoolはちょうどよさそうです。しかし、Forensicは午前11時、Veterinaryは午前7時からの授業。うーん、無理!残念・・・(涙)

紹介リンク

英語のイマージョンプログラムは日本国内ですと数が限られていますし、価格も高いです。その点Outschoolは非常に魅力的。もっと日本で受けられるコースが増えればいいのに・・という感じです。

どのくらいニーズがあるかわかりませんが、紹介用リンクを下記画像に貼っておきます。下記画像のリンクから申し込んだ場合、紹介を受けた人が初回20ドル割引、紹介をした人(私)にも20ドル分のクレジット提供という特典があるようです。私に紹介料が入るのは何かイヤという方は、下記画像のリンクは踏まず、Outschoolで検索をして、HPを見つけてみてくださいね~。

なお、夏休み期間中の人気コースは、すでに満席のものが多いです。ただ、Outschoolはトランスファーという仕組みがあり、一定条件のもと、開講日を変更することができるため、開講したばかりの人気コースにぽこっと空きが出ることが結構よくあるようです。ですので気になるコースがもしあったら、頻繁に状況をチェックすることをおすすめします。

英語ができると得すること

先日立ち読みしたPresident Family。今回は英語特集で、子供の英語学習についてあれこれ書かれていました。

様々な記事のなかで、私が一番気になったのは、下記の記事でした。

英語ができると、年収もあがるし、受験でも有利ですよーという記事です。いやまあ、確かにそのとおり。私自身も昨年就職活動をしてみて、外資と日系企業であまりに提示金額が違ってびっくりしたので、よくわかります。10年ちょっと前に転職活動をした時に比べても、かなり格差が開いてきている印象です。今後はいったいどうなるんでしょう・・・。日系企業だけでしか働けない場合、かなりきつい世の中になりそうですね。

とはいえ、英語ができることのメリットって、受験や就職だけではないと思っています。記事ではそのあたりのことが紹介されておらず、ちょっと片手落ちだなと感じたので、私が感じている「英語ができるメリット」をあげてみたいと思います。

1.世界中に友達を作ることができる

英語ができることのメリットの一つは、人種や国籍を問わずに世界中に友達を作ることができることではないでしょうか。恋人や配偶者の選択肢も広がりますね!笑

手前みそになってしまいますが、我が家の2人の子供たちには世界のあちこちに友人がいて、仲良くなるのに国籍や人種は関係ないと実体験からわかっているので、外国人に対する苦手意識は全くありません。そして多様性に非常に寛容です。

COVID-19の影響もあり、最近は週末になるとインター時代の友達とzoomでおしゃべりをする時間が増えました。先週はUAEのお友達がヒジャブをつけはじめたということで、ヒジャブについて色々話を聞いていた模様です。インターネットが発達して色々な情報が簡単に手に入るようになりましたが、書籍やネットから得た知識と、実際に見聞きして得た知見は、やっぱり重みが違う気がします。いろいろなことを教えてくれるお友達に感謝です。

それから、世界中に友人がいると、日本の狭い村社会のなかで人間関係に追い詰められて心が折れるリスクを減らすこともできる気がしています。仮に将来、日本の学校で友達ができなかったり、いじめられたりしても、別のところで自分の居場所を確保できていれば、何とかやっていけるのではないかという気がしています。

2.教育における選択肢が格段に増える

2つ目のメリットは、教育における選択肢が格段に広がることです。

英語ができれば、進学の際に、国内の学校だけでなく、海外の学校も選択肢に入れることができます。(費用の問題はありますが・・・)

また、昨今はオンラインでの教育プログラムが充実してきているので、英語ができれば、留学をしなくても、実に多種多様な選択肢のなかから子供にあった教育をオプションとして付け加えることができるようになってきています。

日本という枠組みのなかで教育を考えると、サピックス→御三家+鉄緑会→東大or国公立医学部というゴールデンルートに乗るために、親子で必死で努力しなければなりません。このゴールデンルート、競争がかなり厳しいうえ、勝ち残ってもグローバルではなかなか通用しないという茨の道です。

ところが英語ができると、ゴールデンルートよりも遥かに魅力的なルートが色々見えてくるわけです。選択肢が多すぎて絞り切るのが難しいほど、たくさんのルートがあります。家庭の教育方針や子供へのフィット感などを考慮して、ルート選択ができるのは、とてもいいことだと思います。また、一流の教育を受けるために日本の難関校に必死の思いをしていれる必然性はあまりないため、親としてはかなり気が楽です。

(ただし海外ルートはお金がかかるものが多いので、我が家のような富裕層に属さない一般家庭にとっては、そこが一番の悩みの種になってきます・・・)

3.英語学習以外に時間を使うことができる

小学校時代にある程度英語を身に着けていると、中高でほかのお子さんが英語学習に四苦八苦している時間を、ほかのことに使うことができます。1日1時間英語を学習すると仮定すると、6年間で2,190時間。1日2時間なら4,380時間になります。

長女の学校の同級生には、中学受験が終わったばかりというのに、すでに塾通いを始めているクラスメイトが相当数いるようです。多くの親御さんが危機感を持っているのは・・・英語です。語学はマスターするのに時間と根気がかかるので、みなさん英語学習に相当の時間とエネルギーとお金を割いている模様です。

ただ、ちょっと意地悪な言い方になりますが、そんなこんなで中高6年間英語を頑張っても、到達できるレベルはたかが知れているんですよね・・・。「帰国子女はずるい」とよく言われますが、いや本当にそのとおり。ゲーム開始時からダイヤモンドの剣を持っていて無双できちゃうようなもので、ずるく見えて当然です。ただこうなることは最初からわかっていたことです。英語教育に早めに着手した家庭はそれなりにリスクもとっていますから、ずるいといわれてもね・・・という感じです。

4.情報収集の幅が広がる

英語ができることのメリットの4つめとしては、情報収集の幅が広がることがあげられます。

インターネットの発達により情報収集の要は書籍からインターネットに移行しました。インターネット上の情報は、日本語よりも英語の方が、圧倒的に分量が多いです。統計にもよりますが、だいたい英語の情報量は日本語の10倍程度になるようです。分量が多ければ当然ながらそれだけ情報に深みも出てくるわけで、英語で情報収集ができるかどうかで得られる情報の量も質も格段に変わってきます。

政治や外交にかかわる報道について、日本語の情報に偏りがあることは知られていますが、学術分野でも日本の学会のメインストリームとグローバルスタンダードにずれが生じていることはしばしばあります。相違が生じている理由を日本の独自性から合理的に説明できる場合もありますが、そうでないこともあります。また日常のちょっとしたことでも、分野によっては偏りが結構あるようです。たとえばペットの飼育に関する情報。長女いわく、動物の権利保護に敏感な欧米と、動物を単なる「物」としてとらえる日本では、内容がかなり異なり、「日本の常識は欧米の非常識」になっているようです。

よって、「まずは英語でリサーチ」ができるかどうかという点で、情報へのリーチが全く異なってくることになります。

英語ができると、何かわからないことができたとき、ネットを介して日本人だけでなく世界中の人に質問ができるので、そういう点でも便利ですね。私が個人的に重宝しているのはFacebookのグループページとQuoraですが、長女の場合、redditとdiscordというものをよく使っているようです。

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以上、英語ができると得することを4つあげてみました。早期英語教育の是非については様々な議論がされているところですが、受験や就職以外にもいろいろメリットはあるので、そういう点も考慮して検討をしてもらえるといいのかなと思っています。

オンラインで受けられるインター/海外名門校の教育

これまではインターナショナルスクールやボーディングスクールなどの教育は、高い学費を払って入学したもののみが受けられる特権でしたが、COVID-19の影響もあり、オンラインでプログラムを提供する教育機関が一気に増えてきました。

自分の備忘録も兼ね、中高生向けのプログラムを一覧にしておきます。なおこの記事は適宜更新予定です。

ETONx

イギリスの名門、イートン校のオンラインプログラム。

Critical Thinking、Public Speakingなど、コミュニケ―ションスキル強化系のプログラムが多いようです。セルフスタディなら59USDからと比較的手ごろな価格。7週間のプログラム(週1でオンラインのLIVEクラスあり)で300USDくらい。セレクションなし。対象年齢14-20歳。オンラインの時間はイギリスのお昼ごろ、すなわち日本の夕方以降なので、LIVEクラスにも比較的参加しやすそうです。

ISAKx

軽井沢のインター、ISAKのオンライン教育。週末に90分のクラスを実施。2020年9月ー3月に実施、24回で¥350,000と強気の価格設定です。セレクションなし。どうやらセレクションが行われる模様。詳細はISAKへご確認ください(2020年8月2日訂正)。対象年齢14-18歳。

なおISAKは、今年のサマースクールをオンラインで開催することを検討していましたが、アンケートの結果、中止になってしまいました。多分参加希望者が少なかったのだと思います。このオンラインは大丈夫でしょうか・・・ちょっと心配。

Stanford Online Highschool

SOHはスタンフォード大学付属のギフテッド教育機関が母体になったオンラインのハイスクールです。フルタイム(4,5コマ)、パートタイム(2-3コマ)のほか、単科(1コマ)もあります。授業料はフルタイム24,220USD、単科4,980USDとかなり高額。ただし奨学金制度もある模様。Grade 7 -12対象。

この学校、どうやら近年の進学実績がすごいことになっているらしいです。全米でもたぶんトップ10に入るのでは。その気になればそんな学校の授業に日本から参加できるわけで、いやはやすごい時代になったものです。ちなみに現在の校長先生はなんと日本人!セレクションがあり、入学するのはかなり難しい模様です。

Crimson Global Academy

Crimsonは、英米の名門大学への進学に関する包括的なサポートサービス(コンサル+チューター)を提供している会社。かなりお高いけど実績もあり、日本でも同社のサービスを利用している人はそれなりにいるのではないかと思います。そのCrimsonがシリーズC資金調達を達成、オンラインのインターを開校したのだとか。上記SOHの星校長もアドバイザーとして関与しているようです。

フルタイムだと普通のインターなみの授業料になりますが、単科でも参加可能です。だいたいSOHと同じくらいの価格設定になっています。 ニュージーランドドルでの記載だったようで、もう少し安かったようです。日本円換算でだいたい1教科30万円程度ですから、SOHや一般的なインターの授業料と比べると半額くらいのイメージになります。(2020年7月25日訂正)

CGAの特徴は、少人数制のAレベルの講座が充実していること。イギリスの大学を目指すお子さんの場合は有力な選択肢のひとつとしてあがってきそうです。講師陣はかなり豪華なようで、たとえばリーダーシップを教えるのはNZの元首相なんだとか。時差を考慮し、オセアニア+アジア圏を対象にしているようです。なおニュージーランドで学校の認可を正式に受けているそうです。

説明会での情報によると、だいたい1割くらいの生徒が日本人になる見込みとのことです。セレクションも一応あって、学習到達度を考慮したクラス分けをするとの説明でしたが・・・現時点ではどの程度の人数が集まるかも不明の状態ですので、どうなるかはちょっとよくわからないですね。初年度の参加は少しギャンブルになるかな。今後に期待したいです。

アメリカのその他オンラインスクール

アメリカのオンライン高校のうち、ダントツで有名なのは前出のSOHですが、ほかにも色々あるので、とりあえず一覧のみ掲載しておきます。このなかでLaurel Springs とDwight、GWは、比較的よく名前を聞く気がします。

Davidson Academy (live synchronous)
The World School (live synchronous and self-paced)
Dwight Global Online School (live synchronous and self-paced)
Laurel Springs School (self-paced)
George Washington University Online High School (self-paced)
University of Nebraska Online High School (self-paced)
Indiana University Online High School (self-paced)
University of Texas at Austin High School (self-paced)
Apex Learning Virtual School (self-paced)
Connections Academy (self-paced)
K12 Schools (k12.com, self-paced)
Language Bird (language-only resource, live synchronous)

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以上、私の方で気になっているプログラムをあげてみました。

どれも魅力的ですが、日本の中高生は忙しいので、通年のコースに参加するのは難しい気がしています。またセレクションがあると「めんどくさ」と思いますが、一方でセレクションなしだと他の生徒の様子や授業のレベル感がわからず、「ハズレ」を引くリスクが大きくなりそうです。

自分のペースで勉強ができる+ある程度のクオリティが確保されている+それなりにお手ごろな値段となると、現状我が家の長女も参加しているJohns HopkinsのCTYが一番無難なのかな・・・という気がしています。なおCTYについては別記事で紹介したいと思います。

語学の学習記録 5年6ヶ月目 長女(13歳)

中学1年生の長女、2020年6月の語学の学習記録です。

英語

今月読んだ本は次のとおり。

  


Lord of the FliesとFahrenheit 451は、いずれも本人からのリクエスト。TedExで紹介されているのをみて、興味を持ったのだとか。Lord of the Fliesは、最初本人から聞いたときは、Road of the Fliesだと思い、「蠅の道?どんだけ臭いんだろう・・・」と思ったのですが、違いました・・・笑 やっぱり私のリスニング力はひどいですね。

読書以外の取り組みは特にありません。TOEFLが今は自宅で受けられるようなので、試しに受けさせようかと思いましたが、受験料をみてやめました。US$235って!点の位置がおかしくないですか。お試しで気軽に受験できるお値段ではないですね。

日本語

これも学校におまかせで特にこれといった取り組みはありません。

学校では中間試験がありました。国語は深海魚だろうと思いましたが、意外なことに平均点を10点以上上回る好成績だったようです。ただこれはおそらく、今回の試験がオンラインで、選択式の問題だったからだと思います。記述式の問題が増えると彼女の成績ががくっと下がることは、中学受験の模試のときに経験済みですので、期末試験に向けて心の準備をしておこうと思っています(笑)

ちなみに数学2教科も平均を10点程度上回る好成績でした。一方、理社は平均以下。内容を見てみると、配点の大きい記述式問題でことごとく減点を食らっていました。長女が書く日本語はどことなく表現がぎこちないです。また、自分の考えを要領よくまとめて記述することが難しいようです。インターの試験も記述式が多かったけど、日本のような字数制限はないので、英語/日本語という以前に、「自分の意見を要約する」訓練ができていないのかなという気がしました。この点は今後の課題ですね。

読書は最近は英語の本が多い気がしますが、日本語もちょこちょこ読んでいます。今月読んでいた本はこちら。宮下奈都さんの本は結構色々読んでいます。

ドイツ語

こちらも従前どおりPreplyで継続中。週1-2のペースでプライベートレッスンを入れ、宿題もこなしています。定期試験の前日にも平然とドイツ語の勉強をやっていて、「え?そっち??」とちょっとびっくり。理社は0点でもOK、暗記で無駄な時間を使うなと長女には話していましたが・・・本当に実践していて驚きました。成績が返ってくるのがちょっと怖いです(汗)

余談になりますが、アメリカの大学を受験する場合、中3の成績からチェックが入ります。また高校から国内外のインターに移ることにした場合も、中学時代の成績が合否や奨学金の有無に影響する可能性があります。ただ、長女の大学進学についてはアメリカよりも欧州を考えていること、また現在の学校が期待以上に長女に合っていて、高校からインターに転校する可能性が非常に低くなっていることから、長女の場合、学校の成績はさほど重視する必要はないかなと思っています。ただそうはいっても人生なにがあるかわからないので、学校の成績が良いに越したことはなく、口では「理社は0点でもOK!」なんてかっこいいことを言いつつ、内心は、「学校の勉強も少しは頑張ってくれよ~」と思っています(汗)

中国語

先生選びで迷走していた中国語ですが、2人目はいい先生にあたりました!週1ペースでのんびりやっています。

1人目の先生は、英語がネイティブ並みにできて、日本語も多少できるという若い女性の先生でした。ただ時間にルーズで、直前キャンセルなども多く、我が家には合いませんでした。2人目の先生は日本語ももちろん英語もほとんど話さないようなのですが、きちんとレッスンをしてくれているし、また不思議なことに長女との間の意思疎通も問題なくできているようです。本人いわく「英語も日本語もできない先生だから、逆に中国語を話す必要があって、それがすごくためになる」とのこと。結局のところ先生との相性がよかったということなのでしょうが、よかったです。

以上、2020年6月の語学の学習記録でした。

おすすめのチャプターブック:Ghost Boys

今日は久々におすすめのチャプターブックを一冊紹介しようと思います。

Ghost Boysという本です。

2018年刊行の新しい本ですが、GoodReadsではレビューが1万件を超えており、平均4.37と高い評価がついています。

テーマとあらすじ

この本のテーマはずばり、人種差別(Black Lives Matter)です。

主人公はアフリカ系アメリカ人の少年。物語の冒頭で、白人警官に射殺されます。いきなり主人公死亡!びっくりの展開です。(だからタイトルがGhost Boysなのね・・・。)

その後は、主人公の死後の話と生きていたときの話が交互に展開されます。時間軸が前に行ったり後に行ったりするので、最初は少し戸惑うかもしれません。時間軸が切り替わるときには「DEAD」「ALIVE」の記載があるので、これを目安にすると、混乱せずに読み進めることができると思います。

タイトルがGhost Boysと複数形になっていることからもわかるとおり、物語のなかでは同じように白人に殺された黒人の少年たちが出てきます。また加害者やその家族の姿も描かれています。

難易度とおすすめの年齢

この本の難易度は、Lexile Measure: HL360Lとなっています。一瞬目を疑ったのですが、間違いなく360L。これがどのくらいかというと、ネイティブの小学校1年生くらいと思います。241ページそれなりにボリュームがあるチャプターブックなのですが、語彙は平易です。その分、サクサク読めます。私は2時間以上かかりましたが、長女(中1)は1時間ちょっとで読了したようです。

ただ、低学年のお子さんにはお勧めできないです。主人公の殺害シーンは比較的あっさりしていますが、仲間の幽霊の少年が自分が殺害されたときのことを振り返る際の描写が少し生生しいです。また、残された家族の悲しみもグサグサ刺さります。次女(小5)は、「悲しくてもう読めないよ。私も死んだらどうしよう」と途中で泣き出してしまいました。結局読了しましたが、豆腐メンタルな彼女にはかなり刺激の強い本だったようです。

なお、Lexile の「HL」は、語彙の割には内容が難しい本につけられています。ノンネイティブの英語学習者の多読用にちょうどいいということですね。

人種差別について考えるきっかけに

人種差別は、子供にどう教えるのがいいのか悩ましいテーマのひとつです。私が普段から心がけていることのひとつは、「差別された側だけでなく、差別した側の立場からも問題を考える」ということでした。自分と他者を比べるというのは人の心理として当然のこと。誰の心の中にも「差別」につながりうる小さな芽(unconscious bias)があるので、それを客観視できるようにすることが大切だと思っています。(ぶっちゃけ、この問題に関しては、「人種差別は許せない。私は絶対しないけどね」なんて堂々と発言する自称知識層が一番危ないと思っています)

たとえば、人種差別に関してよく取り上げられるナチス問題。一般に教育現場では、ナチスがどのような残虐な行為をしたのか、アンネ・フランクがどのような辛い人生を送ったのか等の点にフォーカスされた取り上げ方がされています。もちろんこのような点を学ぶことも大切なわけですが、同時に私は、子供たちには、「なぜヒトラーがユダヤ人を憎んだのか」「なぜドイツ人がナチスを支持したのか」という点も考えさせるようにしていました。ヒトラーも生まれたときから極悪人だったわけではないのです。動物を愛し、絵を描くことが好きな少年でした。どこにでもいる普通の少年がなぜ稀代の「悪魔」になってしまったのか。人類が同じ過ちを繰り返さないようにするためには、この点を真摯に考えることが非常に重要だと思っています。

ヒトラーの話は書き始めると長くなってしまうのでこのくらいにして、Ghost Boysの話に戻りたいと思います。この本で私が好きなのは、加害者である白人警官とその家族の様子がとても丁寧に描かれている点です。読者は最初は加害者に強いマイナス感情を持ちますが、徐々に彼が良き家庭人であり良き警察官であったことに気づかされます。彼がなぜ主人公を撃ってしまったのかは物語では詳細が書かれておらず、個人的にはそこが物足りない気がしたのですが、そのことを長女に話したところ、「わざと書いていないんだよ。読者に考えさせるためにね」と言っていました。なるほど~、そうかもしれません。

なぜ人種差別が生まれるのか。さらなる悲劇を防ぐために、私たちはなにをすべきなのか。子供たちに考える機会を与えるのに最適な本だと思いますので、紹介してみました。読みやすいので、英語学習中のお母さんでも大丈夫。おすすめです!

※なお、Ghost Boyという似た題名の児童書もありますので、買うときには間違いのないようにご注意ください。

If you can dream it, you can do it.