「一時帰国」カテゴリーアーカイブ

帰国生からみた日本の小学校

本帰国をしてから2か月半が経過しました。

先に帰国をされた方からしばしば聞くのが、「日本の学校になじめない」という問題。海外インターと日本の公立校では何もかもが違うので、周囲のなじめずに苦労するという話を結構よく耳にしました。

そんなわけでドキドキしながら本帰国し、新しい生活をスタートさせた我が家ですが・・・今のところ2人とも、日本の公立小学校に楽しく通っています。当初は「インターの方がいい」「日本の小学校はルールとか多くていや」などと言っていた2人ですが、あっという間に慣れました。今は「日本の小学校も大好き!」と言っています。特に次女については、インターに入れるか帰国前にかなり迷った経緯があり、もし不都合があればインターへ転校することも視野に入れていましたが、現状、インターへの転校は選択肢から完全に消えました。

さて、我が家の2人がうまく日本の公立小学校になじめたのは、いくつか理由があると思います。今日はその理由について書き残しておこうと思います。

理由その1:元の小学校に戻った

我が家は持ち家を賃貸に出さず、いつでも戻ってこれる状態で海外に行きました。そして帰国後も元の自宅に戻りました。

我が家は共働きだったので、子供たちは2人とも、0歳児のときから近所の保育園に入っていました。保育園から幼稚園、そして小学校へと進んだので、小学校には小さいときから一緒だったお友達がたくさんいて、2人の帰国を待っていてくれました。

三つ子の魂百までとよく言いますが、これは本当にそのとおりで、小学校高学年になっても、コアになる性格の部分は保育園児のときとあまり変わりがないものなんですね。だから保育園のときによく遊んでいたお友達とはいまだに仲良しです。

昔からの気心の知れた友達が周囲にいることは、子供たちにとって大きな安心材料となりました。子供たちがうまく小学校になじめたのは、そんなお友達の存在がとても大きかったと思います。

理由その2:体験入学

我が家は毎夏7月の1ヶ月間を日本で過ごすようにしていて、その間子供たちを3週間ほど小学校に体験入学させていました。他の欧州赴任組からは「ヨーロッパの夏をエンジョイしないで日本に戻るなんてもったいない」とよく言われましたし、外国人の友人たちからも「学校がおわってまた学校?さすが日本人!」なんて言われましたが、毎年体験入学をさせることに迷いはありませんでした。

体験入学の目的は、我が家の場合、勉強ではありませんでした。日本の学校のルールや作法を自然に身に着けさせること、それから、小さいころからのお友達との「絆」を維持することにありました。すなわち本帰国に向けたソフトランディングのために必要なものと考えていました。結果的には、想定通り、体験入学によってスムーズに新生活に移行できた部分が大きいかなと思います。

理由その3:子供たちの性格

上記に加えて、子供たちの性格というのも影響を与えているかと思います。

周囲の話を聞くと、賢くて芯のあるしっかりしたタイプのお子さんほど、帰国後に日本の小学校になじめない傾向があるように感じました。海外経験があるからこそ見えてくる日本の小学校の問題点。それに対して反発を感じて意見を述べたりするために孤立してしまう。そういう構造があるように見受けられました。

さて我が家の2人の場合ですが、芯がなくてフニャフニャで、脳内がお花畑ですので、あまり日本の小学校の在り方に問題意識を持つことはなかったようです。もちろん違いがあることは分かっていますが、それを問題としては捉えず、単なる違いとして自然に受け止めている感じでしょうか。これはもしかすると、インターで多様な考え方の人たちに触れて、「違うのは当然」という意識を持っていることが影響しているのかもしれません。あるいは、日本の小学校の秩序だった生活にある種の居心地の良さと安らぎを感じている面もあるのかもしれません。

また長女の場合、KYで天然なところも今回はうまくプラスに作用しているのではないかと感じています。帰国子女はやはり目立つので、小学校高学年になると意地悪なことをいう子やマウンティングする子も出てくると思うのですが、長女は気づかずほとんどパススルーしているのではないかと。。。

というわけで、すんなり日本の学校になじめて安心していますが、「うちの子たちっていったい・・・」という思いもあります。というのも、周囲を見ていると、将来グローバルで活躍できそうな利発なタイプの子ほど、日本の小学校に違和感を持つ傾向があるような気がしているからです。すんなり馴染んでいる2人をみてホッとすると同時に、一抹の不安も感じているというのが本音です。

保護者目線でみた日本の公立小学校

さて、本帰国してから子供を日本の公立小学校に通わせるようになり、私もいくつか気づいた点がありますので、最後にその点について少し触れておきたいと思います。

日本の公教育というと、授業を聞いて暗記してテストして・・という印象でしたが、子供たちが小学校で受けている教育を見ると、議論をしたり、グループワークをしたり、発表をしたりと、私が公教育を受けていた30年前よりははるかに「思考過程」を重視したものに変わっていることに驚きました。また子供たちの通う小学校にはPCやiPadもかなりの数があり、様々な場面で教育にITを活用しているようでした。もちろん学校にもよるでしょうし、また担任の先生の力量にもよるでしょうが、我が家の2人の場合には、素晴らしい担任の先生のもと、「これが全部無料でいいの?」と思うくらい、よい教育を受けさせてもらっていると感じています。

ただ気になっているのが、教師への負荷の重さです。日本の公立小の場合、インターに比べてクラスの人数も多く、毎日の宿題チェックもありますので、業務量は相当なものになります。インターの先生たちの1.5倍くらいの仕事をされているような気がします。

IBだモンテだと世の中には流行の教育法が色々ありますが、結局のところ教育の質の決め手になるのは、「教師」なのではないかと感じています。多少ハードな仕事であっても、報酬と社会的評価が伴うのであれば、人材確保は可能です。ただそれが日本の公教育で実現できているかというと、はなはだ疑問です。

今回は2人とも素晴らしい担任の先生にあたったのでラッキーでしたが、評判の芳しくない先生の話なども耳に入ってきますし、「突然先生が学校に来なくなって担任が変わった」というような話も聞きます。ですので、次年度以降の次女の教育については不安が残ります。 「能力があって指導への情熱をもった教師が十分な報酬と社会的評価を得られる仕組み」をもっと真剣に考えてほしいなと思います。 頑張っている先生方が正当に評価されるようになれば、保護者としても、安心して「公立小学校」を選択できるのにな・・と思います。

インター生の我が子をスパルタ中学受験塾に入れてみた件

一時帰国中の我が家。今年は長女を1か月まるまる大手中学受験塾へ入れてみました。

長女は昨年9月から日系の塾に通って算数を学んでいます。今年の2月からは国語も追加しました。一応四谷大塚の予習シリーズを使ったカリキュラムで学んでいますが、我が家の住む地域の日本人駐在組は中学受験に興味のないご家庭が多く、のんびりまったりした雰囲気です。宿題も少なく、最低限のことをさらっと学んでいるという感じ。そんな雰囲気のなか、長女もダラダラと勉強しているため、日本の受験生たちの様子を見て少しでもやる気になってくれ~~ということで、一時帰国時に塾に通わせてみることにしました。

選んだのは、早稲田アカデミーという大手塾。校舎の場所と夏期講習の日程で選んでしまったのですが、後から知ったところによれば、この塾、体育会系の熱血指導で有名なのだとか・・。シラナカッタヨ~。

というわけで、ぬるま湯インター生活を送っているわが子をスパルタ熱血中学受験塾に入れてみた顛末について、まとめておきます。

 

1日目:標準クラスを体験

まず初日。入室テストを受けに早稲田アカデミーへ。

この時点ではまだ早稲アカがスパルタ塾だとは知らなかったのですが、校舎に入った時点で、「あれ?」と思いました。というのも、事務室の前を通る子供たちが全員、「失礼します!」と元気に大きな声であいさつをして通り過ぎていくのです。確かに挨拶は大事ですけど・・・「失礼します!」「失礼します!」「失礼しますっ!!!!」と、かなりうるさい。この体育会系の妙なテンションは一体なんだろう?と子供のテストの合間にググったら、実は熱血スパルタ塾であるという事実が判明。あらら。

その日はテストの後、そのまま標準クラス(S1)で授業を受講。クラスは14人くらいで、8割女子。国語の先生と少し話をしましたが、とてもやさしそうな年配の女性の先生で、「あれ、先生はスパルタじゃないんだ」とちょっと意外に思いました。

授業後本人に、「どうだった?」「内容は難しかった?」「楽しかった?」と聞いたら、答えは全部、「ん~、まあまあ。」でした。彼女の「まあまあ」は「NO」ということ。どうやら本人的にはいまいちだったようでした。

 

2日目:上位クラスへ移動

入室テストの結果が出て、2日目からはSSクラスという上位のクラスへ移動しました。人数は10人くらいで、やや男子が多かったです。先生は国算ともに若い男の先生でした。

SSは御三家を目指す子たちのための特別なクラス。長女の通う校舎ではその下のS1クラスでも慶應など難関校に合格者が出ており、帰国受験の長女には十分な難易度です。このためクラスを下げてもらった方がよいのではと考え、帰宅後本人に「S1に戻らせてもらう?それともSSがいい?」と聞いてみました。長女は「SSがいい!」と即答。そのままSSで続行することになりました。

長女いわく、SSがいい理由は以下のとおりとのこと。
・SSの方が活気がある。授業中もみんなどんどん発言している。S1はシーンとしていて、居心地が悪い。
・今まで会ったことがないような頭のいい子たちがいる。そしてみんなよく勉強する。
・休み時間にみんなでバカ話をするのがすごく楽しい。
・先生は厳しいけど面白い。

中途半端な時期にSSに入った長女は、最初は「なんか変てこなのが入ってきたな」という目で見られていたように思います。ところが模試で、国語でクラス2位の成績を取ったあたりから、周囲の評価が「結構やるじゃん」になった模様。(ちなみに普段は算数の方が成績がよいのですが、今回は難問に全く歯が立たず撃沈しました!)うまく自分の居場所を見つけることができたようで、楽しく通っています。

 

噂の体育会系熱血指導

長女いわく、S1よりSSの方が、断然厳しいのだとか。例えばSS担当の先生たちはこんなことを言うようです。

「テストの点が悪ければ廊下に答案用紙を貼りだすからな!」

「組み分けの目標偏差値は●●!」

「学校の宿題は、夏期講習が始まる前に全部終わらておくように!まあ当たり前のことだからみんな分かっているとは思うけど。」

夏期講習は終業式の翌日にはじまります。さすがに宿題全部は無茶じゃ・・と思いましたが、長女は小学校からもらってきた夏休みのプリント80枚、2日間ですべて仕上げてしまいました。本人いわく、「だって先生が、それが当たり前だっていうから・・」とのこと。つか、体験入学はもう終わったから、プリント提出しなくていいのにね。

熱血指導で唯一長女が困っていたのは、「模試の結果について、反省文を書いてくるように!ノート1ページ分でいいから。」という宿題が出たとき。うちの長女は反省文はおろか読書感想文すら書いたことがありません。このため、「反省文ってそもそも何?1ページ分でいいってことは、本当は2ページくらい書けってこと??」と、途方に暮れていました。四苦八苦しながら書き上げて持っていたところ、「非常によく書けている」とお褒めの言葉を頂いた模様。反省文で高評価・・・び、びみょ~(笑)

こんな感じの早稲アカSSクラス。長女に「先生たち、怖くない?大丈夫?」と聞いたら、「えっ・・・怖い?先生はみんな、面白いよー」「ママに比べれば、全然怖くないよ」とのこと。そっか、インターはぬるま湯だけど、私がスパルタだったから問題なしだったのか!!!盲点でした(汗)つか、心配して損したわ!

 

というわけで、毎日楽しく夏期講習に通っています。今日は「みんな授業のあとで自習室で自習するっていうから、私もやる!すぐに迎えに来ないで!」とのこと。いやー、あなた本当にうちの子ですか?信じられない豹変っぷりです。。。

このままガッツリ勉強してくれれば難関校も夢ではない気がしますが、実際には来月はじめには居住国に戻りますので、難関校は夢で終わる予定(笑) 8月はたっぷり遊ぶ予定なので、残り1週間、全力で頑張ってほしいなと思います。

一時帰国2018 我が家の予定

今年度も残すところあと1週間。我が家は学校が終わったその日に、すぐに日本に飛び立ちます。

海外に住むようになってから3年半が経過しますが、毎年7月は1か月みっちり日本で過ごすと決めています。子供たちはランドセル(まだピカピカです!笑)を背負い、日本の公立小学校に通います。日本の文化に触れ、色々な人に会って、たっぷり遊び、死ぬほど食べて、また居住国に戻ります。

からっと晴れたヨーロッパの7月は最高の季節。周囲の駐在員家族からは、「わざわざこの時期に日本に戻るなんて、もの好きだねえ」と言われます。でも、この「日本100%の1か月」があるからこそ、日本と海外との間でうまくバランスをとりながらやっていけている気がします。

 

さて今年の一時帰国。子供関連はだいたい以下のような感じになりそうです。同じように夏に一時帰国される方の参考になる部分があるかもしれないので、我が家のプランを紹介してみようと思います。

公立小学校への体験入学

例年通り、電話一本で受け入れを快諾いただきました。小学校には保育園時代からの気心の知れたお友達が多いので、きっと今年も楽しく過ごすことができるだろうと思います。

通うのは3週間弱なのですが、毎年歓迎会と送別会をしてくれます。しかも長女の方はだんだん盛大になってきている・・・。去年は登校したら教室に横断幕、壁には等身大の長女のパネル、席は2歳のころからの親友のすぐ後ろという状況で、びっくりしたそうです。学校いわく、毎年この時期になると、子供たちから、「今年は●●ちゃんはいつくるの?」という質問が出てくるのだとか。ありがたい限りです。

ちなみに、体験入学への準備として、我が家がやったこと。それは除光液の購入でした(笑)。普段はラメ入りのマニキュアをして学校に行っているうちの子供たち。私はすっかり失念していましたが、次女から、「ママ、ネイルポリッシュ取らないと!」と言われて、あわてて購入しました。次女はこういうところが本当にしっかりしているので助かります(私と長女が抜けているだけという説もありますが)。

塾&公文

一時帰国中、長女は学習塾、次女は公文に通います。長女の塾は帰国子女専用のものではなく、四谷大塚の予習シリーズを使っている早〇田ア〇デミーさんにしました。中学受験をするといっても、長女の場合、自宅での勉強時間は塾のない日は1日約1時間程度です。学習机もないので、食卓やソファーの上で勉強しているという有様。「本気の中学受験モード」体験は1か月のみですが、長女はどのように感じるのか、楽しみでもあり、怖くもあります。

学校訪問

一時帰国にあわせ、受験を考えている学校のうちいくつかのアポイントを取りました。
昨年は学校フェアに二回行きました。一度に色々な学校の先生のお話を聞くことができる点は便利なのですが、学校の雰囲気などはわからないですし、限られた時間のなかで色々質問をするのも難しいので、今年は直接訪問ができる学校は訪問してみようかと思っています。個別対応してくれる学校が思いのほか多くて、ありがたいです。

広尾学園の体験授業も参加予定です。申込開始日の翌日にHPにアクセスしたら、定員1000名の説明会がすでに満席で申し込めませんでした。いや~、すごい人気ですね。ビックリです。体験授業の方は残っていたコマが少しあったので、ギリギリ申し込むことができました!

社会科見学&文化体験

日程その他の関係で参加を断念したものや、行くかどうかまだ決めていないものなどもありますが、自分の備忘録も兼ねて、あげておきます。長女には日本の社会や経済の仕組みを学ばせる機会を、次女には日本の文化や芸術に触れる機会をと考えて、プランニングしています。

・日本舞踊の体験クラス:予約済
・伝統文化体験プログラム(江戸東京博物館):毎週土曜日、予約不要
・「はじめての古美術鑑賞」展(根津美術館):7月9日まで
・「デザインあ」展(科学未来館):7月19日から
・ヒルズKids’ Workshop:参加可能な日程で面白そうなプログラムがないため断念。
・皇居見学:7月分はすでに全部満員で予約できず!ショック。
・裁判所子ども見学デー:申し込みを失念(昨年は抽選落ち)
・夏休みジュニアロースクール(東弁):抽選結果待ち
・霞が関子供デー:日程が合わず断念
・りそなマネーキッズアカデミー:日程が合わず断念

あれこれ詰め込んだら結構盛りだくさんな感じになってしまいました。私の体力が持つかな?

 

その他学習関連の準備

一時帰国時の次女の読書のため、Epic!を契約。定額料金で洋書がたくさん読めると話題のこのサービス、期待していましたが、次女に読ませたい本は思いのほか少なくて、う~んという感じ。

また、次女のプログラミング学習のため、Code Kingdomsに加入。マイクラのModを作りながらコーディングを学ぶというオンライン学習プログラムです。長女が夏期講習に通っている間、日本でプログラミングのサマースクールに通わせてみることも考えましたが、初心者に毛が生えたレベルの次女の場合、合うコースがなさそうなので、自宅でやる方がいいという結論に。マイクラ好きの次女、好きになってくれるでしょうか。Code Kingdomsについてはまた感想などご紹介したいと思います。

 

一時帰国まであと少し。子供たちも心待ちにしているようですが、私もワクワクしています!

一時帰国2017 やったこと やらなかったこと

楽しかった一時帰国もいよいよ最終日。毎年、日本に行く前は、「1ヵ月も日本にいたら飽きるだろうな」「暑い時期にわざわざ日本に戻るなんて」などと思うのに、最終日になると「ああ、もっと長く日本にいたかった」と思ってしまいます。

体験入学

今年も3週間、地元の小学校に体験入学をしました。

だんだん「帰国子女」っぽくなってきている我が家の2人、うまく学校になじめるか心配していましたが、杞憂でした。2人とも授業自体はインターの方が面白いと言っていますが、日本の小学校には保育園時代からのお友達がたくさんいるので、居心地はいいようです。長女の場合、今年で体験入学も3回目。登校してみたら、なんと一番の仲良しのお友達Tちゃんの後ろの席でした。すごい偶然だなと思っていたら、実は一年生のときの担任の先生が「根回し」をしてくれていたことが後から判明しました。有難いことです。

というわけで恙なく終わった3週間の体験入学。ただ、長女の連絡帳には、最終日に先生から、「他のお子さんが遠慮して聞いてこないようなこともどんどん聞いてくれるので、助かりました!」との謎のコメントが(汗)。本人に「あなた、先生に何を聞いたの?」と確認したのですが、「えー、わからない。なんだろう。質問いっぱいしたけど、どれのことかな?」と言っていました。おかしな発言をしていなければよいのですが。いやはや、冷や汗ものです・・。

しかし日本の先生は本当にマメですね。毎日のように漢字ノートやプリント、テストの添削が返ってきて、頭が下がる思いがしました。個々の生徒への対応は、子どもたちのインターよりもずっと丁寧。こうやって基礎的な力を着実につけていくから、日本人の平均学力は高いんだなあと実感。

公文

二人とも、週2回、お教室に通いました。

最終回には、お土産(?)に公文のプリントをどっさり入手。でも、昨年に比べると量は半減しました。理由は長女の「公文卒業」が間近に迫ってきたから。現在 I 80、あと2~3か月で、数学の中学過程終了です。J10まで到達したら公文はいったん卒業し、中学受験のための「算数」の勉強にフォーカスしようと思っています。本人は最終教材を目指すと言っていますが、さすがにインターの学習&中学受験との両立は無理と思います。

次女も国算二教科、がんばりました。算数はちゃっちゃと解きますが(現在E170)、国語は漢字で苦戦していました。CIの終了テストでは、漢字の書き取り、10問全問不正解でびっくり!!!次女の場合、漢字の定着率の悪さが驚異的。それぞれの字の持つ意味を理解させたり成り立ちを説明したりと色々工夫しているつもりではありますが、それでもなかなか覚えられません。勉強方法を見直す必要がありそうです。

塾の夏期講習

長女は日能研の夏期講習に1週間通いました。通塾している子たちのコースに入れてもらったので、最初は右往左往していたようですが、時間外に先生たちが復習の仕方やノートの取り方などの勉強方法を丁寧に教えてくれたようで、収穫の多い1週間でした。

実際に塾に通わせてみると、弱いところがたくさん見えてきました。公文はかなり先に進んでいる長女ですが、算数はそもそも問題文の意味が分からず四苦八苦していることが多かったです。たとえば図形の問題で「辺ABの上に点Fをとり・・・」なんて言うのが出てくると、「点をとるってなんのこと?」と言っていました。「35は何番目に来るでしょう」という等差数列の問題は、「35番目に来る数字は何でしょう」と早とちり。「池の周りにくいをうち」という植木算の問題も、「くいをうつって何?」と首をかしげていました。国語の読解は得意な長女ですが、算数の問題文は「そこ?」というようなところで躓きます。本人いわく算数は英語の方が理解しやすいとのこと。これから色々問題を解いて慣れていくしかないのかな。

ちなみに終了テストの総合順位は上から10%くらいでした。良くもなく悪くもなくという感じですが、普段塾通いをしている子たちの中に入って、よく頑張ったと思います。通塾すればもっと伸びる気がしますが、学校、そしてあと数か月は公文もあるし、今後どこまで力を入れるか、悩ましいところです。

お泊まり会

勉強だけでなく遊びも存分に堪能した日本滞在でした。

近所のプールに出かけたり、ザリガニ釣りに行ったり、海水浴に行ったり。顔から足まで真っ黒になりました。そして一番のハイライトは、我が家で開催したお泊まり会。長女のお友達5人が泊まりに来てくれたのです。うちの子たちをいれると総勢7人。以前なら「それ、無理!」と感じる人数ですが、インターの子たちとのsleepoverに比べれば、聞き分けがよくて好き嫌いもない日本人の子たちのお世話は本当に楽ちんなものです。あと2人くらいはいけそうだから、来年はもっと増やしちゃおうかしら~?(笑)

思えば長女の年齢のとき、私はすでに中学受験の勉強を本格的にはじめており、ライバルはいたけど、本当に心の許せる友達はいませんでした。そのときの影響か、今でも自分から友達を作っていくのは苦手です。その点長女は、気の置けない友人が日本にも海外にもたくさんいます。しかも穏やかで優しい子ばかり。私からみて長女の一番すごいところは、交友関係を上手に広げていけるコミュニケーション能力だったりします。友人を作るのは本人次第だけど、いい関係が続くよう、私も陰からサポートしていきたいと思っています。

社会科見学

今年はバタバタしていて「社会科見学」はほとんどできず。温泉に行ったことと、鎌倉でお寺巡りをしたことくらいでしょうか。

工場見学、皇居見学、水族館や科学博物館、日本の美術品を収蔵している美術館の訪問、花火大会・・・色々考えていたのに、無理でした(涙)

夏場は暑くて無理はできないですし、お友達とたっぷり遊べたから、まあいいかな。

教育談義

今年の一時期国では様々な友人に会いました。話題の中心はやっぱり教育ネタ。英語教育に力を入れているご家庭が多く、最近のインター事情やH学園等のインタ―コ―スの話題で盛り上がりました。STEM教育も熱いですね。最近は英語の子ども向けドローン教室なんてものもあるのだとか。英語ドローン教室、日程が合えば参加したかったのですが、我が家は無理でした。

少し上のお子さんがいる友人との間で話題にあがったのは、柳井財団の奨学金。海外大の進学者に700万円×4年の奨学金が出るというもので、募集人数は20人前後となっているのですが、今年は37人が合格したとか。どうやら開成や渋渋、渋幕などは「内部枠」がある模様。この奨学金を狙うお子さんたちにとっては東大は滑り止めくらいの認識のようです。友人いわく、「柳井財団の奨学金は世帯年収制限3000万円。子どもの海外大学進学に備えて必死で働くか、3000万円を超えないよう仕事をセーブするか、難しい判断を迫られる」そうです。贅沢な悩みだなあ。

一番の心残りは

一時帰国の一番の心残りは、十分な親孝行ができなかったこと。

一時帰国のたびに年老いてくる両親。普段は親孝行はできないので、一時帰国のときくらい頑張らなければと思うのですが、結局迷惑と手間ばかりかけてしまって、親孝行できず。欲もない人たちなのでプレゼントは喜ばないし、体力がなくなってきているので旅行には興味がないし、食にも興味がない。何ができるんだろう?何を喜んでくれるだろう?と考えている間に、1ヵ月が終了してしまいました。

やっぱり一番の親孝行は、孫の顔を見せてあげることなのかなという気がするので、年末年始にも一時帰国しようかしらと悩み中です。

以上、なんだかまとまりのない投稿ですが、今年の一時帰国あれこれについてまとめてみました。

進路に迷走する夏

我が家の長女は小学校4年生。この夏は、帰国後のことを考え、学校見学や私学のフェアの類に積極的に出かけるようにしています。ある程度今後の方向性を絞れればと思ってのことでしたが、見れば見るほど、考えれば考えるほど、混乱してくるという・・・。ちょっと迷走状態の我が家です。

<考えられる選択肢>
(1) IBインター
(2) 中高一貫の私立校
(3) 大学まで一貫の私立校
(4) 英語で授業が受けられるインターコースのある私立校(H学園、M国際など)

IBインター

現在長女が通っているのは、海外のIBインター。教育の連続性ということを考えればこれが一番よいのかなと思います。問題は、高校卒業までに要する教育費が非常に高くなること。そして、その費用の割には、「こ、これは素晴らしい」というインターが見つからないこと。

いや、正確にいうと、ひとつだけ、あるんです。教育方針、教育内容、生徒のダイバーシティ―、どれをとっても素晴らしい、憧れのIBインターが・・・。それはずばり、軽井沢のISAK。でもここは、高校onlyなんですよね。しかも全寮制なので学費が年間400万円越え。さすがにこれは無理。

校舎を大幅に拡張予定の江東区のインドインターや、横浜駅前に進出予定のホライゾンなども、周囲の教育熱心な友人の間では話題にのぼっていますが、通っている方が少ないので、情報が全くない状態。見学に行ければと思っていましたが、今回の一時帰国中に時間を取るのは難しそう。

中高一貫の私立校

一番現実的な選択肢はこれ。帰国子女枠で中高一貫の私立校に入るというものです。

周囲の友人からは、「帰国子女はいいよね、帰国枠使えて」とよく言われます。ところがどっこい、世の中そんなに甘くない。いわゆるトップ校に限っていえば、首都圏/女子の場合、帰国枠がある学校は多くはないのです。そしてそんな数少ない帰国枠があるトップ校は、倍率も高いし試験の難易度も高い。例えば渋渋などは、英語の集団ディベートの結果が重視されるので、英検1級ホルダーでも不合格になることがある模様。ハードル高すぎ!

一方、中堅校だと、帰国枠があるところも増えてきます。いくつかの学校の先生と話をしましたが、あまり勉強しなくても「おまけ」で入れてくれそうな印象の学校が結構ありました。とにかく英語がしゃべれる子が欲しい、学力は重視しない、そんな感じです。中堅校でも、素敵な先生たちと、真面目で明るいクラスメイトと、英語を保持できる環境の3点がそろっていればいいと思うのですが・・・そんな学校、どこかにありませんかね?

大学まで一貫の私立校

私も夫も、大学までの一貫校の出身です。私は、自分の経験から、一貫校もいいんじゃないかと思っているのですが、夫は大反対。理由は、「中1の時点で進学する大学まで決まるなんて面白くない」。

う~ん、そうかな~。一貫校なら、大学受験の心配をせず、ドイツ語やアートなど、長女の得意分野をもっと伸ばしてあげられると思うんですけどね。大学受験に関係しない学びができるのも魅力。私の母校も、現役医師による保健体育の授業とか(中身は完全に医学)、「話し方」(NHKアナウンサーがスピーチの仕方を教えてくれる)とか、「食物」(栄養学+調理実習)とか、面白くて役立つ授業が多かったです。コンピューター関連の授業も他校に比べればずっと充実していました。

難点は、他の同レベルの学校に比べると、勉強熱心な生徒が少ないこと。ただ、努力すればよいGPAが取れるので、海外大学進学の際には有利かも・・・と思ったりしています。

大学までの一貫校の是非については、引き続き家族間協議が必要と思われます。

私立のインターコース

そして第4の選択肢として挙がってくるのが私立のインターコース。H学園やM国際などが有名ですね。たとえばH学園の場合、国語と社会は日本語、それ以外の教科は英語で教えるというコースがあります。

学費を抑えつつインターのような授業が受けられる。しかも母語の日本語についてもきっちり教えてもらえる。一条校なので義務教育違反にもならない。非常に魅力的に聞こえますが、気になるのはインタークラスのレベルです。他の方のブログで、インターからこの種の学校に入ったものの、クラスに帰国子女・インター組以外のお子さんもいるため、チューター役ばかりやらされて勉強にならず、元のインターに再入学することになったお子さんの話が紹介されていました。真偽のほどはよくわかりませんが、「英語を学ぶ」子と「英語で学ぶ」子が混在していると、十分な学習効果は期待できないかもしれません。この種の学校を進学先とする場合には、「英語を学ぶ」と「英語で学ぶ」のどちらに重点が置かれているのか、よく確認することが必要になりそうです。

そんなわけで迷走中

こんな感じで、色々見て回ったものの、ビビビとくる学校は見つからず、志望校は固まらずでした。

うちの子たち自身、「学校なんて選びたい放題!」といえるようなスーパーキッズではないので、贅沢言うなよ~と自分で自分に突っ込みたい感じもしますが、できる限り子どもに良い教育を受けさせてあげたいというのが親心。まだまだ迷走は続きそうです。