語学の学習記録 5年7ヶ月目 長女(13歳)

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2020年7月の長女の学習記録です。

昨年の夏は欧州で過ごす最後の夏だったので、本当によく遊びました。キャンプに旅行、スリープオーバーと、イベント目白押しで、長女は、6週間の夏休み期間中の約半分は、そもそも物理的に家にいないという状態でした。

一転して今年の夏は、サマーキャンプも中止になり、海外にも行けず、地元の幼馴染たちと遊ぶ予定を立てたらCOVID-19の感染者急増・・・というわけで、自宅で1人のんびりの夏になっています。ただ、もともと1人で過ごすのも嫌いではないタイプですし、オンラインで話をしたりゲームをしたりする友人もあちこちにいるので、本人は不平不満もなく、楽しく過ごしているようです。そしてCTYやら語学のレッスンやら私があれこれ入れていることに加え、学校からの宿題もそれなりにあるため、昨夏よりも学習時間は確実に増えています。

英語

7月に読んだ本は下記の1冊。Animal Farmという70年くらい前に書かれた本です。農園の動物たちが農場主を追い出して共和国を作ろうとするものの、指導者が独裁者と化してしまうという話で、主役のナポレオンという豚はスターリンがモデルだそうです。メインの登場人物のほとんどに実在のモデルがいて、当時台頭しつつあった全体主義を痛烈に批判する内容になっているそうです。内容だけ聞くとなんだか難しそうですが、長女いわく、物語としても山あり谷ありで面白い内容になっているとのことでした。

読んだ本はこのくらいですが、最近、Scienceのとある分野について突っ込んだ勉強を始めたので、なんだか難解な論文のようなものをちょこちょこと読んでいるようです。ちらっと見ましたが、専門用語が多いので、私には何が何だかよくわかりませんでした。

学校では一学期の成績が返ってきました。英語は取り出し授業を受けていて、平均のちょい上くらいの成績。成績が悪くても問題ですが、良すぎても学校で学ぶことがあるのか不安になるので、ちょうどいい感じです。ちなみに全科目のなかで一番成績がよかったのは、数学(代数)でした。

ここ数年の彼女の様子をみていると、おそらく理系に進むことになると思うので、英語の文学作品の読解などは、私の中ではもはやどうでもよくなりつつあります。これからの目標は、自分が選んだ専門分野の論文が読めて書けて発表ができるようになることかな。

国語

こちらも特になにもしていません。1学期の国語の成績は上位30%に入っていました。帰国子女にしてはかなり健闘している気がします。

ドイツ語

引き続きプライベートレッスンを週1-2のペースで続けています。お世話になっている先生と相性がよく、レッスンを楽しんでいる模様。先日は、「誕生日プレゼントに何をもらったか」という話になり、ワコムのペンタブの話をしたところ、長女の話を聞いた先生がペンタブが欲しくなってしまって、同じものを買ってしまったんだとか。先生とのやりとりはもちろんすべてドイツ語。私はドイツ語が話せないので彼女のスピーキング能力のレベル感はよくわかっていませんが、相性のいい先生とのおしゃべりを楽しむことにより、かなりアップしている気がします。

現在悩んでいるのは、今後の検定をどうするかという点です。独語検定は年2回6月と12月にあるのですが、今年の6月は中止になってしまいました。12月の受験に向けて過去問をやらせてみたところ、3級は余裕でクリアできそうですが、2級のリーディングは苦労しそうな感じでした。問題文が日本語なので、「これって何聞いているの?」と本人が首をかしげる問題がちょこちょこあるようです。たとえば、「下線部にアクセント(強勢)がないものを選びなさい」という問題。何を聞いているのか長女にはチンプンカンプンだったようです。また読解の選択問題も、選択肢が日本語になっていたりして、本人はうーんとうなっていました。一部解かせてみたところ、問題文の意味をあらかじめ私が解説すれば、7割弱の正解率ですが、解説なしだと5割くらい。2級の合格ラインは6割ですので、ちょっと微妙な感じです。独検はやめて、ゲーテのB1にした方がいいのかなとも思いますが、そうすると本人が不得手のWritingが入ってくるので、どうするか悩み中です。

中国語

中国語学習も継続中。そろそろHSK2級をと考えていますが、中国語はゆるく楽しくという温度感で学習しているので、検定を受けることにした場合、語彙の勉強が負担になりそうで、躊躇しています。

そういえば最近習った文章で、「西瓜多少钱一个?」というものがありました。「スイカは1個いくらですか?」という意味です。日本語でもスイカを西瓜と書くことを長女は知らなかったそうで、中国語学習で日本語の語彙も増えるという不思議な状態になっています。ちなみに西瓜は「ちーくわ」と発音するそうで、「中国語はとにかく発音が難しい。スイカなのに竹輪なんだよ?」と言っていました(笑)

日本人の場合、中国語学習の肝はなんといっても発音ですね。プライベートレッスンに加えて、音を聞く機会をもっと作れば一気に伸びそうですが、そこまでの余裕はなく・・・しばらくはゆるく続けるつもりですが、どこかで中国に短期留学をさせてあげたいと思っています。来年の夏には、コロナは収まっているかしら。

以上、2020年7月の語学の学習記録でした。

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