教育に関する雑考

英語ができると得すること

先日立ち読みしたPresident Family。今回は英語特集で、子供の英語学習についてあれこれ書かれていました。

様々な記事のなかで、私が一番気になったのは、下記の記事でした。

英語ができると、年収もあがるし、受験でも有利ですよーという記事です。いやまあ、確かにそのとおり。私自身も昨年就職活動をしてみて、外資と日系企業であまりに提示金額が違ってびっくりしたので、よくわかります。10年ちょっと前に転職活動をした時に比べても、かなり格差が開いてきている印象です。今後はいったいどうなるんでしょう・・・。日系企業だけでしか働けない場合、かなりきつい世の中になりそうですね。

とはいえ、英語ができることのメリットって、受験や就職だけではないと思っています。記事ではそのあたりのことが紹介されておらず、ちょっと片手落ちだなと感じたので、私が感じている「英語ができるメリット」をあげてみたいと思います。

1.世界中に友達を作ることができる

英語ができることのメリットの一つは、人種や国籍を問わずに世界中に友達を作ることができることではないでしょうか。恋人や配偶者の選択肢も広がりますね!笑

手前みそになってしまいますが、我が家の2人の子供たちには世界のあちこちに友人がいて、仲良くなるのに国籍や人種は関係ないと実体験からわかっているので、外国人に対する苦手意識は全くありません。そして多様性に非常に寛容です。

COVID-19の影響もあり、最近は週末になるとインター時代の友達とzoomでおしゃべりをする時間が増えました。先週はUAEのお友達がヒジャブをつけはじめたということで、ヒジャブについて色々話を聞いていた模様です。インターネットが発達して色々な情報が簡単に手に入るようになりましたが、書籍やネットから得た知識と、実際に見聞きして得た知見は、やっぱり重みが違う気がします。いろいろなことを教えてくれるお友達に感謝です。

それから、世界中に友人がいると、日本の狭い村社会のなかで人間関係に追い詰められて心が折れるリスクを減らすこともできる気がしています。仮に将来、日本の学校で友達ができなかったり、いじめられたりしても、別のところで自分の居場所を確保できていれば、何とかやっていけるのではないかという気がしています。

2.教育における選択肢が格段に増える

2つ目のメリットは、教育における選択肢が格段に広がることです。

英語ができれば、進学の際に、国内の学校だけでなく、海外の学校も選択肢に入れることができます。(費用の問題はありますが・・・)

また、昨今はオンラインでの教育プログラムが充実してきているので、英語ができれば、留学をしなくても、実に多種多様な選択肢のなかから子供にあった教育をオプションとして付け加えることができるようになってきています。

日本という枠組みのなかで教育を考えると、サピックス→御三家+鉄緑会→東大or国公立医学部というゴールデンルートに乗るために、親子で必死で努力しなければなりません。このゴールデンルート、競争がかなり厳しいうえ、勝ち残ってもグローバルではなかなか通用しないという茨の道です。

ところが英語ができると、ゴールデンルートよりも遥かに魅力的なルートが色々見えてくるわけです。選択肢が多すぎて絞り切るのが難しいほど、たくさんのルートがあります。家庭の教育方針や子供へのフィット感などを考慮して、ルート選択ができるのは、とてもいいことだと思います。また、一流の教育を受けるために日本の難関校に必死の思いをしていれる必然性はあまりないため、親としてはかなり気が楽です。

(ただし海外ルートはお金がかかるものが多いので、我が家のような富裕層に属さない一般家庭にとっては、そこが一番の悩みの種になってきます・・・)

3.英語学習以外に時間を使うことができる

小学校時代にある程度英語を身に着けていると、中高でほかのお子さんが英語学習に四苦八苦している時間を、ほかのことに使うことができます。1日1時間英語を学習すると仮定すると、6年間で2,190時間。1日2時間なら4,380時間になります。

長女の学校の同級生には、中学受験が終わったばかりというのに、すでに塾通いを始めているクラスメイトが相当数いるようです。多くの親御さんが危機感を持っているのは・・・英語です。語学はマスターするのに時間と根気がかかるので、みなさん英語学習に相当の時間とエネルギーとお金を割いている模様です。

ただ、ちょっと意地悪な言い方になりますが、そんなこんなで中高6年間英語を頑張っても、到達できるレベルはたかが知れているんですよね・・・。「帰国子女はずるい」とよく言われますが、いや本当にそのとおり。ゲーム開始時からダイヤモンドの剣を持っていて無双できちゃうようなもので、ずるく見えて当然です。ただこうなることは最初からわかっていたことです。英語教育に早めに着手した家庭はそれなりにリスクもとっていますから、ずるいといわれてもね・・・という感じです。

4.情報収集の幅が広がる

英語ができることのメリットの4つめとしては、情報収集の幅が広がることがあげられます。

インターネットの発達により情報収集の要は書籍からインターネットに移行しました。インターネット上の情報は、日本語よりも英語の方が、圧倒的に分量が多いです。統計にもよりますが、だいたい英語の情報量は日本語の10倍程度になるようです。分量が多ければ当然ながらそれだけ情報に深みも出てくるわけで、英語で情報収集ができるかどうかで得られる情報の量も質も格段に変わってきます。

政治や外交にかかわる報道について、日本語の情報に偏りがあることは知られていますが、学術分野でも日本の学会のメインストリームとグローバルスタンダードにずれが生じていることはしばしばあります。相違が生じている理由を日本の独自性から合理的に説明できる場合もありますが、そうでないこともあります。また日常のちょっとしたことでも、分野によっては偏りが結構あるようです。たとえばペットの飼育に関する情報。長女いわく、動物の権利保護に敏感な欧米と、動物を単なる「物」としてとらえる日本では、内容がかなり異なり、「日本の常識は欧米の非常識」になっているようです。

よって、「まずは英語でリサーチ」ができるかどうかという点で、情報へのリーチが全く異なってくることになります。

英語ができると、何かわからないことができたとき、ネットを介して日本人だけでなく世界中の人に質問ができるので、そういう点でも便利ですね。私が個人的に重宝しているのはFacebookのグループページとQuoraですが、長女の場合、redditとdiscordというものをよく使っているようです。

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以上、英語ができると得することを4つあげてみました。早期英語教育の是非については様々な議論がされているところですが、受験や就職以外にもいろいろメリットはあるので、そういう点も考慮して検討をしてもらえるといいのかなと思っています。

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