本帰国後1か月半が経過しました。
さて、昨日、英検1級1次試験の合格発表がありました。
我が家の長女も受験しました。
長女の場合、4年生で2級、5年生で準1級を取得しています。今回は初の英検1級チャレンジでした。
試験後の本人の感想は、「最初の単語の問題は、家でやったやつ(過去問)より難しかった。読解はそんなに難しくなかった。エッセイは多分大丈夫。時間も結構余ったからいっぱい書いてきた。」というもの。
はてさてどうなるか。結果は次のとおりでした。

運が良ければ合格できるかな・・・というくらいに考えていましたが、英検バンド+5と、予想を上回る好成績での合格でした。
分野別の得点
分野別の得点は下記のとおり。どの分野も満遍なく合格者平均を超えていました。平均すると約8割の正解率という感じです。

Readingは前回試験の過去問では31でしたが、今回は語彙問題がやや難しかったようで、29となりました。Readingの内訳はまだわかりませんが(長女は問題用紙に〇をつけてこないため自己採点できず)、おそらく、語彙は半分程度の正解率、読解は1~2問程度のミスなのではと想定しています。
【2019年10月26日追記:成績表が届きました。筆記は語彙が14/25、読解が15/16でした。】
Listeningは予想どおり。やはり一番の得点源でした。
Writingは、 今回は宇宙開発への投資の是非と小学生でも比較的書きやすいお題だったので、非常にラッキーでした。
小学生の英検1級対策
さて、英検1級1次のためにどのような準備をしたかですが・・・
実は、対策といえるような対策は、していません。
語彙対策は一応以下の本を買いましたが、結局最初の5~6ページをさっと見ただけでした。英検サイトの過去問はReadingとListeningを1回分やりましたが、英検サイトは解説がないので、答え合わせだけして終了。旺文社の対策本も購入したものの、前日にReading1回分をやっただけ。またエッセイは一度も書きませんでした。旺文社の対策本の問題と模範解答を前日にざっと見せ、フォーマットとボリューム感(理由付け3つ、それぞれ2~3の文で)を把握させたのみです。英検対策としてやったのは、これだけでした。
それでも合格できたのは、おそらくですが、帰国子女向けの英語塾で、エッセイの書き方をきちんと習ったからだと思います。(※英検1級対策ではなく、通常の中学入試対策のエッセイです。)
実は昨年、知人のお子さんが同じように小6で英検1級に合格されました。お母さんに対策を聞いたところ、「語彙は捨てる。エッセイ対策のみしっかりやる」というアドバイスをいただき、「ええええええ?」とびっくりしたものでした。「本当に語彙は捨てるんですか?全くなにもやらなかったんですか?」と聞いたら、「なにもやらない。勘で半分ぐらい取れれば、あとはエッセイで勝負できる」との答えでした。当時は「そうなのー?」と非常にびっくりしたのですが、結果的には本当にそのとおりでした。
大人の英検1級対策(Not帰国子女)の場合、語彙の部分で点数を確実に稼ぐのが王道だと思います。ただ英検1級の語彙は、社会や経済の知識に関係するような言葉が多くて、正直小学生には重いです。過去問をやってみてReadingで7割前後取れているようなら、語彙を詰め込んでさらにReadingをあげるより、エッセイをきっちり書けるように練習する方が、効率がよさそうです。ちなみに読解は、長女いわく、難関中の入試問題の方が難しいとのこと、これも特に英検に特化した対策をする必要はないようです。なお、エッセイはお題によっては小学生には太刀打ちできないこともありますが、これはもう仕方がないのではと思います。
次の挑戦は
さて次は1級の2次試験です。
2次試験のメインは、与えられたお題について2分スピーチをするというもの。5つのテーマから自分でやりやすいものをチョイスすることができます。社会問題に関する意見を問われますので、小学生の場合、高得点は期待できませんが、テーマが選べる分、「ドボン」のリスクは低そうです。とはいえ合格率6割とかなりの難関であることにかわりはありません。とりあえずDVD付の対策本を注文しましたので、週末にでも視聴し、少し練習してみようと思っています。
もし1級に合格したら、その次は・・・通常はTOEFLだとか国連英検などになるのでしょうが、長女は独検を取りたい模様です。
独検1級は英検1級以上の難関資格と言われています。どこまで頑張れるか分かりませんが、本人のやる気が続く限り、私も応援しようと思っています。
はじめまして。半年ほど前から愛読させて頂いています。我が家も2015年よりドイツ在住、インター生、公文にも通っています。先ずはご長女さんの英検一級合格おめでとうございます。我が家は中2になりますが、一級にトライしないかと持ち掛けても首を縦に振ってくれない日々が続いています(諸々難しい年頃です)。初めて英検にトライしたのは今年の6月。準一級に合格しました(GP1+7)。一級の語彙を見ていると大変難しいので尻込みするのは分かるのですが、なんとかチャレンジして欲しいと思っています。こちらのブログを拝見しながら、今後の対応を模索して行きたいと思います。ひとり言のようになりましたが、これからもブログを楽しみにしています。
Lindenさん、
こんにちは!コメントありがとうございます。
海外在住だと、1級は受けに行くのも大変ですよね。長女は準1をロンドンで受けましたが、会場には同じインターの方がたくさんきていて、なんだかちょっと気まずい感じがしました(汗)ロンドン受験は旅費もかかりますので、行く気になれず、本帰国後の受験となりました。
1級は語彙があまりにも難しすぎますよね。でも、語彙がダメダメでも、結構なんとかなるものです。GP1+7なら、1級もすぐそこだと思いますよ!
Clematisさん、ひとり言へのご返信ありがとうございました。そうなんです、ロンドン行きはそれなりに負担。会場で会うであろう知り合いもいるので、なかなか厄介です。高校受験まであまり時間はありませんが、プレッシャーを掛けないように声掛けをしていこうと思います。Clematis さんの書かれる文章には魅力がいっぱい。思わず引き込まれてしまいます。これからも楽しみに読ませていただきます。