海外インターナショナルスクールでやり残したこと その1

4年半のインター生活を終え、現在日本での新しい生活のスタートに向けていろいろな準備を進めています。

当初は2年半~3年くらいを想定していたインター生活。意外に長くなりました。そしてたくさんの収穫がありました。語学も上達したし、たくさんのお友達もできました。多くのことを学び、存分に楽しんだ4年半でした。

さてそのような中、オランダ在住の吉田さんの「それで発表しちゃうの!?オランダ人のプレゼン能力を高めるのは子ども時代のこれ?」を拝読し、ああ、うちはこれをやり残しちゃったな・・・と感じました。

詳細は上記記事を読んでいただければと思いますが、音楽系の発表会のグタグタぶり、子供たちのインターでも一緒です。ざっくりまとめるとこんな感じ。

・あまりに完成度の低い子供たちの演奏(騒音レベルのものも・・)
・Youtubeの音源を利用したり、大人が伴奏したりすることが多く、どっちがメインかよくわからないことも。
・でもみんな拍手喝さい!子どもたちも得意顔。

我が家の場合、長女がピアノを1年間習いました。人前でのピアノの演奏、多分1年間で4回くらいやったのではないかと・・・。日本的にいえば「あちゃ~」なレベルだったのですが、それでもガンガン人前で弾かされました。一つ終わると「次はクリスマス会でこれ弾いてね!」「次は学校集会で〇〇ちゃんとの連弾ね!」という感じで、なんかずっと発表会(?)の練習をしていたような・・・。

でも、こうやって人前で中途半端な(?)発表をして、褒めてもらうことの繰り返しで、みんな度胸と自信をつけていくんですよね。上記の記事にも書いてありますが、欧米人が人前で意見を言ったりプレゼンしたりするのがうまいのは、幼少のころからこういう環境にあることが大いに影響しているのかもしれません。

我が家の場合、子供たちが人前で何かをやるのがあまり好きではない上、音楽にもそれほど関心を持たなかったので、結局は長女が1年間ピアノをやっただけでした。今から考えれば、次女にもなにかひとつ、楽器をさせればよかったです・・(ピアノのほか、バイオリンやギターなど色々提案はしたのですが、本人が全く乗り気ではなく、やりませんでした。)

もうひとつやりそびれてしまったのが、演劇です。子供たちのインターでは毎年Production(演劇)があり、希望者のみが参加します。こちらは音楽系の発表会は異なり、かなり気合が入ります。「人前で演じる」練習はスピーキングの向上につながるだろうと考えていたので、私としては是非やらせたかったのですが、長女が一年目に出ただけで(こちらはセリフなしの端役でした)、あとは参加せず。2人とも人前で何かをやるのは好きではないことに加え、演劇をやると週に2日放課後がつぶれてしまって他の課外活動が取れないことから、「やった方がいいとは思うけど、まあ仕方ないか」で年月が流れてしまいました。

今からやり直せるものではないですし、子供のキャラにもよるので難しいかもしれませんが、もしやり直せるとしたら、「人前で何かをやる」アクティビティーを意識的に入れていきたいなあ・・・と思いました。

さて本記事のタイトルを、「海外インターナショナルスクールでやり残したこと その1」としてみましたが、その2は今のところ思いつきません。多分なにかあると思うのですが、なんだろう(笑)また思いついたら記事にします!

「海外インターナショナルスクールでやり残したこと その1」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。
    私の子供もIBのインターに通っています。音楽系のみならず、発表会系は全て『グダグダ』です・・・
    音楽系の発表会が一番衝撃的です。バイオリンなんて・・もう聴くに耐えないです。

    Clematisさんが仰ることとてもよくわかりますし、オランダ在住の方のコラムも読みましたがまさにその通り!と笑ってしまいました。オランダ在住ではないのですが。
    だけど我が家は日本人家庭・・プレゼンなり発表会の前は家で練習させてしまうんです。
    練習するので本番は成功していますが、いつも悩みます。30%の出来で人前に出して良いのか、それとも親が気づいて声をかけて練習させたほうがいいのか・・

    1. こんにちは!コメントありがとうございます。

      おっしゃるとおり、よくよく考えてみれば、かっちり事前準備させるのってどうなんでしょうね。我が家も発表前には準備させちゃっています。日本人はだいたいどこのご家庭もそうですよね。で、音楽の発表会などで、先生たちから、「日本人って本当に楽器の上達が早いわよね。ミラクルだわ!」とか言われるという。ミラクルでもなんでもなく、自宅での練習時間が欧米の子とは全く違うから、当然なんですけどね・・汗

      そういえばわが子のインターでは、毎年、母語グループごとに分かれて順番にカルチャー紹介をするというイベントがあるんですが、日本・中国・韓国などのアジア系の完成度の高い発表と、欧米系のゆる~いダラけた発表の温度差に、いつもびっくりさせられます。ゆる~くやっている子たちの方が楽しそうに見えたりする部分もあって、どっちがいいんだろうと悩みつつ、でも日本人グループは毎年ママ総出でがっつり全力投球してしまうという・・笑

      もしかしたら、習い事などで人前でのパフォーマンスの機会を増やしても、そんなにプレゼン能力は上達しないのかもしれませんね・・・汗

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