インターの学校生活

インターナショナルスクールのPTA活動

春先にFacebookなどでしきりに日本の友人たちがぼやいていたのが、日本の小学校のPTA活動。なかには、「脱退」という決断をした友人もいました。彼女はとても聡明で、曲がったことが大嫌いな人。PTAという組織の在り方や運営方針について「おかしい」と感じる点が多々あり、学校やPTAと協議の機会を何度も話し合いの機会を持ったようですが、全く改善されなかったため、脱退を選んだようです。

私も、長女が小学校1年生のとき、PTAの広報委員というものをやりました。年1回広報誌を出すだけの仕事だから簡単かと思いきや、甘かったです。 無駄な会合や作業があまりにも多く、改善提案をしてもほとんどすべて却下。かなりストレスがたまりました。

日本のPTAの問題点について書きだしたらキリがないのですが、ブログの本題から外れてしまいますので、そこはさておき、今日は子供たちのインターのPTA活動がどんな感じなのか、紹介してみようと思います。あくまでも子供たちのインターの場合ですので、他校では違う部分が色々あるかと思いますが、自分の備忘録も兼ねて、書き残しておこうと思います。

PTAは任意加入団体

子どもたちの学校では、PTAはあくまでも任意加入の団体です。一応入学時に書類にサインをしますが、入会は強制的なものではありません。我が家は入会しましたが、入っていない人も相当数いると思われます。なお、会員の義務のようなものは何もないので、誰が会員で誰が会員でないのか、気にする人はほとんどいません。

なお、日本の場合も、PTAは法律上は任意加入団体になっているようです。ただ、その旨の説明がなされることも、入会書にサインを求められることもなく、自動的に会員になっていて脱退する人はほとんどいない、というのが現状ではないかと思います。

PTA役員の数は限定されている+完全に任意

1000人以上の生徒がいる子供たちのインターですが、PTOの役員は10人程度。Chair(会長)、Vice Chair(副会長)、Secretary(書記)、そしてイベントごとの責任者。きわめてシンプルな造りです。

これとは別に、学年ごとに取りまとめ役がいます(子供たちの学校ではGrade Repと言っていますが、他校だとクラスマザーという呼び名のことが多いようです)。Grade Repは人数は決まっておらず、0人の学年もあれば5人くらいいる学年も。そして、国/エリア単位の取りまとめ役もいます(Language RepとかCountry Repと呼ばれています)。こちらも人数は決まっておらず、Repがいないグループもあります。

PTO関連の役職は、すべて本人の立候補です。トップの3役は必須ですがそれ以外は空席でも問題ないため、手を挙げた人がやる方式です。強制は一切ありません。役員は無理だけど単発のボランティアなら可という人も多いため、役職が空席でも、運営に問題が生じることはまずないようです。

会費はなし、イベントの収益で運営

PTAに入会金や会費はありません。PTA関連のイベントが年にいくつかあり、そこでドリンクなどを売った収益で回しています。

役員をやる人は限られている

積極的に手を挙げるのは英語圏の方が多いです。特にアメリカ人はとても積極的です。あと、北欧・東欧組も参加率が高い印象です。日本人は役員として参加する人は少ないですが、行事などのボランティアに参加する人はかなり多くて、貢献度は高いです。

一方、 同じヨーロッパでも、中欧・南欧組の参加率は低い傾向にあります。 日本以外のアジア組(中印)の参加率も、かなり低いです。

私は自分の子供たちの学校のことしか知らないので、もしかしたら他校・他エリアでは違いがあるかもしれません。ただ、子供たちの学校では、この5年ほど、上記のような傾向は変わらない感じです。

積極的な人はいるものの、全体としてみれば参加する人は少なく、一部の人に負担が偏っているのが現状です。

PC/インターネットを積極的に活用

子どもたちのインターのPTA活動では、インターネットがフル活用されています。PTAからのお知らせはFacebookのグループページやメールでなされますし、ボランティアの募集などもSignup.comなどのツールでサクサク。

そういえば、日本で広報委員としてPTA役員をしていたときは、PCで広報誌の原稿を作成しなければならないのに、PCを使える人は3分の1くらいしかいませんでした。先生への原稿依頼書面も手書きで、戻ってくる原稿も手書き。平日昼間に学校に行って先生たちから手書き原稿を回収しなければならないというレトロさ。「みながやらなければならない」PTA委員だから、PCが使えない人を基準とした運用にせざるを得ず、それが作業の効率性を著しく阻害していたように思います。

ツワモノ揃いのPTA役員

子どもたちの学校のPTAは、日本の学校のPTAに比べると、ゆるくていい感じです。でも、そういうゆる~い雰囲気のなかでPTA役員をやる方々は、結構な個性派揃い。めちゃくちゃ切れる人ももちろんいますが、一方で、単なるやりたがりの人や「口だけ」さんもいます。役員になると(特に会長や副会長などの幹部になると)人間関係が色々大変みたいです。

かくいう私も、役員ではありませんが、Language Repを1年と、Grade Repを3ヶ月務めました。Language Repの仕事は比較的楽でしたが、Grade Repの方は色々大変で、途中で辞任しました。このときは、PTAの役員を務める友人の依頼でGrade Repをすることになったのですが、友人が他の役員と方針で対立してしまい、私は板挟みで動けなくなり、「ごめん・・・無理だわ」ということになりました(汗)

なお、日本だと、委員を辞任すると大ごとになりそうですが、インターはそこもあっさりしています。「わかったわ、これまでありがとう!」で終了です。

まとめ

以上、子供たちのインターのPTAについて書いてみました。インターのPTA、全く問題がないわけではないのですが、日本の学校のPTAに比べるとストレスは少ないです。日本の学校のPTA活動も、もっと活動内容を絞り込んで、ゆるくて義務感の少ないもの、できる人ができることをやるスタイルにできるといいのになと思います。

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