語学力の推移

ゲーテインスティチュートA2Fit 長女(11歳)の結果 

先日、ドイツ語の検定であるゲーテ・インスティチュートの試験に長女が挑戦しました。受験したのはA2レベルFitという試験です。

ドイツ語の試験を受ける日本人のお子さんというのが世の中にどのくらいいるのかよくわかりませんが、今回全く情報がない状態で受験し、ちょっと苦労したので、備忘録も兼ねて受験談(受検談?)をまとめておきます。

ゲーテのドイツ語検定の概要

ドイツ語の検定は色々な種類がありますが、今回ご紹介するGoethe Institut(ゲーテ・インスティチュート)の検定が一番メジャーだと思います。

ゲーテの検定は、Common European Framework of Reference for Languages (CEFR)に沿って、6段階に分かれています。簡単な順から、A1、A2、B1、B2、C1、C2となります。英検でいえば、1級はC1、準1級はB2、2級はB1、準2級はA2くらいのイメージです。

A1~B2 は子供&学生向けの試験があります。子供&学生向けの試験は問題も若年層向けになっています。ただし受験希望者が少ないことから、学校などの団体での申込がないと実施されないようです。また、年齢制限があって、たとえば今回長女が受けたA2 Fitの場合、12歳以上が「強く推奨される」となっています。今回はGoetheの担当者と交渉をして、団体での試験実施のときにおまけで混じらせてもらうことができ、受験することができました。私たちの自宅のそばにあるGoetheの担当者はとても親切だったので、運よく受験できた感じでした。なお、ゲーテの日本語版のHPには「受験に年齢制限はない」との記載がありましたので、地域によっても多少の違いがあるのかもしれません。

長女の結果

A2の場合、100点満点の試験で60点とれれば、合格です。(正確には、Listening、Reading、Writingの3セクションの合計点が60%以上+Speakingで60%以上が合格条件です。)

長女の結果は以下のとおり。100点満点のテストで75点で、無事合格できました。

Goethe A2 result

長女のドイツ語の先生いわく、インターの授業はコミュニケーション力の強化を重視しているとのこと。その結果どおり、SpeakingとListeningが良かったです。

特にSpeakingで満点をもらってきたのは驚きでした。本人はSpeakingは苦手意識が強く、試験が終わったあとも、「結構文法を間違えちゃった。どのくらい減点されるんだろう。やっぱりドイツ語で話すのは英語で話すよりずっと難しい・・」としょげかえっていました。それが満点だったので本人もびっくりしていました。今回の試験の一番の収穫は、本人が「私って結構ドイツ語を話せるんだ」と自信を持つようになったことなのかなと思います。

Writingは6年生になってから授業で取り組む時間が増えて、伸びているような気がしていたのですが(実は学校の成績はSpeakingよりWritingの方が良いのです)、今回は2問中1問でトピックの重要単語の意味が分からなかったそうで、撃沈しました。Readingは普段全くやっていないので、まあこのくらいなのかなという気がします。

ゲーテの試験 英検との違いなど

今回ゲーテの試験を受けてみて、英検やTOEFLなどの語学の試験とは違う点が色々あって、興味深かったです。また、「それを最初から知っていれば・・・」ということもありましたので、かいつまんで書いておきます。

筆記用具はボールペン

結構びっくりしたのが、鉛筆・シャーペンの使用が禁止されていること。「消えないボールペン」使用が必須、フリクションはNGです。

マークシートは塗りつぶしてはいけない

SpeakingとListeningはマークシートなのですが、□の欄に✖印をつける形でマークします。ボールペンだから消せないわけですが、訂正したいときにはその□を黒く塗りつぶして、正しい箇所に✖を付けます。正解を塗りつぶしただけだと0点になってしまいますので、注意が必要です。

また、ボールペン使用ですので、一度黒く塗りつぶしてしまうと、再度そこをマーキングすることはできません。

Speakingテストは集団で

ゲーテの検定の場合、Speakingは集団で行われます。A1は4人一組、A2は2人一組です。そして面接官は2人です。

面接では、受験者間で質疑応答や交渉などを行います。よって、なまりが強い人が相手の会話だと、全く理解できず答えられなかったりするようです。面接官は2人なので、そういう点も含めて不利にならないよう採点してくれるのではと思いたいところですが・・・どうなんでしょうね。

ちなみに今回の長女のときは、受験者が奇数だったので、長女は他の人と組まずに1人で受験しました。もうひとりの面接官の方がパ―トナー役をしてくれたようです。ある意味とてもラッキーだったのかもしれません。

結果は即日判明

試験の結果は当日の夜にネットで分かります。早い!

Fitも検定対策用のゲーテのテキストがあるらしい

試験当日、他の受験者のみなさんは、Goetheが出しているA2 Fitのテキストを持っていました。実は我が家もA2の参考書をネット購入したものの、大人用のA2対策本を買ってしまって、最初の1ページしかやりませんでした。Fitはマイナーな試験で、ほとんど実施されることがないので、まさか専用のテキストがあるとは思いませんでした。ちらっと見た感じ、オールカラーで子供にも使いやすそうな感じでした。市販されているのかどうかはよくわかりませんが、今後受験を考える方は、探してみてくださいね。

次の目標:B1に向けて

A2に合格すれば、次はB1です。こちらは受験資格が12歳以上と明記されており、長女は現時点では受験することができません。また仮に受験しても、特にReadingとWritingは、合格が難しいだろうと思います。

B1になると、モジュールごとに合否が出て、一度合格したモジュールは受験しなくてよくなるため、とりあえずSpeakingとListeningでのB1突破を目指して本帰国前に受験するというのはありなのかなと思います。問題は私たちの住む地域で夏までに試験が実施されるかどうかという点ですね。

長女は日本に帰国してからもドイツ語の勉強を続けたいと言っているので、中学受験が終了したら、公文でドイツ語学習を開始することを考えています。ReadingとWritingは公文で伸ばせそうな気がするので、うまくいけば中1でB1の4モジュール全突破ができるのではと踏んでいます。ドイツ語圏の大学の留学にはB2~C1が必要なので、まだまだ先は長いですが、そのくらいのレベルまで行けると素敵だなと思っています。

正直、英語に比べるとドイツ語はマイナーな言語ですから、将来役に立つ場面があるのかは不明です。でも、帰国子女は英語はできてある意味当たり前なので、エッジイな存在であるためにはそれ以外の「何か」が必要です。長女にとってはその1つがドイツ語になりそうだと思っているので、これからも取り組みを続けていきたいと考えています。

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