Kindle Unlimited で教育関連本を一気読み <その2>

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Kindle Unlimitedで読んだ教育関連本の備忘録、第2弾です。

今回紹介する本は、以下の4冊です。

5.子どもの頭がグンと良くなる!国語の力(出口汪)

国語教育で有名な出口先生の本。論理的思考の大切さや国語力を伸ばす方法が紹介されています。漫画入りでサクサク読めます。

我が家は出口先生のドリルなどを普段から家庭学習で使っているため、特に真新しい情報はありませんでしたが、ご家庭での国語教育にこれから取り組もうと考えている方には、参考になる一冊だと思います。

6.いちばん得する中学受験(辻 義夫、 西村 則康)

中学受験の利点、塾の選び方、低学年のうちの勉強の仕方などなど、中学受験に必要な情報がコンパクトに詰まっている一冊です。

中学受験のメリットが延々と記載されている第1章は、受験を決めている我が家には不要な情報が多く、まどろっこしく感じました。一方、中学受験の現状(30年前との違いなど)を紹介する第2章や、塾選びについての指針を示す第3章は参考になりました。

ただ、「コスパのいい学校」についての具体的情報は記載されていませんので、そこを期待するとがっかりするかもしれません。学校名を出すのが憚られるというポリシーならわかるのですが、イニシャルを出すなら学校名を出してもいいんじゃ・・・と思いました(笑)

7.問題集を使わない帰国子女の英語勉強法(山本美芽)

アメリカ滞在5年、小3で準2級に合格した女の子のお母さんが書いている本です。

「帰国子女の英検勉強法」というタイトルなので、帰国子女の日本での学習方法についての本だと思ったのですが、中身は「アメリカにおける母語としての英語学習法(幼稚園~小学校低学年)」がメインでした。ちょっとタイトルがミスリーディングですね。

著者のお子さんが、2歳から7歳まで、アメリカでどのような英語教育を受けられたのかが子細に記されています。おすすめの絵本やDVDなどの情報も豊富です。

現在の我が家にはあまり参考になりませんでしたが、もしインター入学直後に読んでいたなら、ためになっただろうと思いました。なにしろ当初は、「Magic Tree Houseってなに?」「フォニックスって?」という状況でしたから・・。これから本格的に英語教育をはじめようという方や、今後海外赴任を予定されている方には役に立つのではと思います。

 

8.頭は本の読み方で磨かれる(茂木健一郎)


一言でいえば、脳科学者による「読書ノススメ」。本好きのおじさん(失礼!)が蘊蓄を語りながらお薦めの本を紹介してくれます。軽い本で、サクサク読めます。「次はどんな本を読もうかしら」と考えている人に最適の一冊と思います。

「枕草子は日本人の感性(カワイイ)の原点である」など、ユニークな分析もなされていて、面白くて一気に最後まで読めました。

以下、自分用メモ。

知性というのは、「どれだけたくさんの人の立場で考えられるか」ということだ

(夏目漱石の『硝子戸の中』について)英語 の 書き物 という のは、 どちら かと いう と 批評 的、 分析 的 思考 が 得意 で、 そこ は とても 参考 に し たい ところ です が、 日本人 には、 日本人 独特 の 考え方 や 感じ 方 が あっ て、 その 機微 を 知る のには 最高 の エッセイ だ と 思い ます。

 

以上、Kindle Untitleで読める教育関連本の紹介、第2弾でした。

こんな感じで、久々に日本語の本を一気読みしていますが、いやー、日本語って、速読が楽ですね!漢字を見てパッと意味が把握できるので、内容が軽めの本なら、ページ数が多くても30分くらいで読み切ることができます。これが英語だと、ネイティブでもこのスピードで読むのは無理な気がします。日本語は文字数が多くてマスターするのに時間のかかる言語ではありますが、文字のかたちで意味がぱっと分かるというのは、なかなか便利。学習ツールとしてはかなり優秀なんじゃないでしょうか。

Kindle Unlimitedは「これぞ名著」という本は少ないですが、斜め読みに適した本はたくさんありますね。まだまだ第3弾以降も続く予定ですが、クリスマスと旅行の準備でバタバタなので、記事アップは少し先になりそうです。

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