教育に関する雑考

Kindle Unlimited で教育関連本を一気読み <その1>

Amazon のKindle Unlimitedで、2か月99円というキャンペーンをやっていたので、登録してみました。

この機会に、「買うほどじゃないけど、ちょっと気になっていた教育関連本」を一気読みしています。

Amazon Unlimitedで読める本には、残念ながらベストセラー本や話題の本はほとんどないのですが、海外在住で日本の活字に飢えている私には、十分魅力的でした。

以下、今回読んだ教育関連本について、自分の備忘録も兼ね、概要と所感を記載しておきます。ちょっと長くなりそうなので、記事は何回かに分けて掲載する予定です。今後Unlimitedを利用する方の参考になればと思います。

 

1.バイカルチャーと日本人: 世界が求めるグローバル人材への道(櫛田健児)

最近よく聞く「バイカルチャー」という言葉。その意味するところをもう少し詳しく知りたいなと思っていたので、読んでみました。

著者の職歴(スタンフォードの研究者)から、専門書だと思って読み始めたのですが、違いました。たとえていえば、取引先の偉いおじさんから、「俺の友達にこんなすごいやつがいてさ~」みたいな世間話を聞いている感じ。サクサク読め、面白いです。

著者の主張を簡単にまとめると、次のような感じでしょうか。

「ハイレベルなコミュニケーション力を獲得するには、バイカルチャーである必要がある。バイカルチャー度が高いのは、日本と海外の社会文化圏の双方の立場を内側と外側から体験し、視座を相対化できる人である。」

視座を相対化」、バイカルチャーの特性を見事にとらえたいい言葉だなと思いました。

グローバルで活躍している方の具体例が豊富に挙げられているので、子供のグローバル教育に興味をお持ちの方には、興味深い内容なのではないかと思います。ただ、著者の個人的な経験をベースにした話が多く、統計データなどは全く出てこないので、本を読んで思考を深めたいという方には向いていない気がします。

2.インターナショナルスクールの世界(櫛田健児)

上記「バイカルチャーと日本人」の著者(インター出身)が、インターナショナルスクールのあれこれについて記した本。

インターの先生のお給料の話や、アメリカの高校での科目選択(AP)や成績のつけ方など、興味深い話題が多く、一気に読んでしまいました。

著者の出身校がアメリカンスクール・イン・ジャパンであるため、IBインターの場合はやや違うのではと感じた点も多少ありましたが、全体としては役立つ情報が盛りだくさんで、子供をインターナショナルスクールへ入れることを検討されている方には非常に参考になるのではと思いました。特に「新設インターの落とし穴」は必読です。

 

3.東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?(富永 雄輔)

個人的には、この手の「東大生は~」系の本や雑誌、ちょっと苦手です。東大生だからといって優秀だとは限らないし、東大以外にも優秀な人はいるので、「東大生」で一括りにするのはどうなの?と思ってしまうんですよね。なので、普段はこの種の本は読まないのですが、せっかくの読み放題なので読んでみました。

書かれている教育論は、「そうだよな~」とウンウン頷きながら読める感じでした。

ただ、読了から数日経過し、この記事を書きながら、「はてこの本には具体的には何が書いてあったっけ?」と思い返そうとしたのですが・・・何も浮かんできませんでした。唯一思い出したのは、「時には親は感情的に子供を叱ってもいい」という箇所だけ。これを読んで「あ、たまにはそんな風に怒ってもいいんだー」と、安心したっけ。でもあとは全く覚えてない!(汗)

Amazonの口コミでは、役立ったというコメントも多い一冊です。人によっては感銘を受ける部分もあるのでしょうが、個人的には、どこかで聞いたような話の繰り返しが多く、あまり参考にはならなかったかなと思います。

 

4.勉強が好きになり、IQも学力も生き抜く力もぐんぐん伸びる 最強の子育て(福島美智子)


最近はこの手の「最強」本も多いですね。こういう本をみると、「親が勝手に『最強』宣言しちゃたら、子どもが可哀そうじゃ?」とか思ってしまう私は、ひねくれものでしょうか。著者は中学受験塾を経営しているようで、帯にも、「天才児教育の超プロ」「中学受験・第一志望合格率90%以上!」など、いかにも「突っ込んでください」と言わんばかりの文言が並んでいます。

というわけで、冷やかし半分で読んでみたのですが、意外なことに内容はよかったです。

いいところその1。子供の年齢にあわせて、親が何をすればいいのか、Step by stepでアドバイスが記載されている点。母親目線なアドバイスが多く、参考になりました。

いいところその2。観念的な話にとどまらず、具体例が豊富に記載されている点。たとえばノートの取り方の話だと、子供のノートの見本が見れたりします。

いいところその3。他の本にはない、「なるほど」と思える実践的なアドバイスが多い点。「筆箱のなかはカラフルにした方が勉強が好きになる」という話のほか、おすすめの文具リストや書籍リストもあり、参考になりました!

 

以上取り急ぎ第一弾についての備忘録でした。

 

 

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