インター入学後3年11か月。11歳長女の語学の学習記録です。
今月は次女同様、長女についても、学校で個別面談がありました。また、Secondaryになってはじめての成績表も届きました。
長女の通うIBインターでは、Grade 6になると、詳細な成績表が年に3回交付されるようになります。評価は1~7の7段階。記念すべき第一回目の成績は、体育が5、中国語が6、あとはすべて7でした。英語はせいぜい6かなと思っていたので、7をとってきたのは意外でした。といっても、中身を見ると、先生はおまけで7をくれたようなイメージ。
ちなみに、全教科平均は6.7、体育をはずせば6.9。親もびっくりの好成績でした。子ども達のインターはGrade 9以上は平均6.0をとればHonorとして表彰されるそうです。しかしながら、Grade 6の段階では、「過当な競争を防止するため」、成績優秀者の表彰はなし。残念。。。
Reading
11月に読んだ英語の本は以下のとおり。
次の2冊は先月から読んでいたもの。いずれも無事に読了。本人はHobbitの続きのLord of the Ringsが読みたいと言っているものの・・やはりまだ難しいのではということで保留にしています。
あとの3冊はいずれもRick Riordan。Trials of Apolloというシリーズを読み始めた模様。どうせ読むならもっと文学的に優れた名作を選んでほしいと思うのですが、スピード感あふれる本を読みなれてしまうと、他のものがつまらなく感じるようで、そっちにばかり行ってしまいます。うーん。
Writing
インターの英語の先生からは、Writingについて、「もっと接続詞を上手に使うように」とのアドバイスがありました。このため最近は接続詞に気を付けて文章を書くようにしているようです。
自宅では細々とエッセイを書かせたりしていますが、依然として使う語彙が子供っぽいのが悩みです。本はよく読みますが、「わかる」語彙と「使える」語彙は違うので、「わかる」を「使える」にすることが必要なのでしょうね。
というわけで、11月は、英検1級の予想問題をベースに、まず書いてみる→私がレビュー&内容についてアドバイス(参考資料などがあれば渡す)→書き直し→ネイティブの先生に添削を依頼という形にしてみましたが、英検1級の予想問題は内容が難しすぎて、1本仕上げるのにすごく時間がかかっています。
Writingの勉強は家庭主導だとどうも効率が悪い気がするので、春からは帰国子女用の塾の通信コースに入れようかと考え中です。
Speaking
今月は某私立中学の模擬面接なるものを受けました。帰国子女を対象に、スカイプで面接の模擬試験をやってくれるというものです。試験官はネイティブの先生です。
模擬面接の結果ですが・・・横で聞いていて冷や汗が出るくらい、ボロボロでした。
まず気になったのは、質問への回答が、単語の羅列で、文章になっていない点です。そして語尾が微妙にあがります。たとえば、「いまの国に何年住んでいますか?」と聞かれると、「えーと、4年?」と答えるわけです。
「もし本学に入学したら、どんな貢献ができますか?」みたいな質問だと、30秒沈黙。「話しながら思いついたことを付け加えていけばいいの。沈黙はダメ!」と後で教えたところ、「え~、そうなんだ~。ママって賢いね~♪」とのこと・・・。
面接は自己アピールの場ということも全く分かっていないので、「趣味は?」と聞かれると、「かぎ針あみ?あと、お菓子作りとか?」と答えてしまう。いやー、もっと色々アピールポイントあるでしょうが!と、横で聞いていてウズウズ。最近はまっているCADのこととか話せばいいのに、なぜそこでかぎ針あみ・・・。
プレゼンは比較的得意な長女ですが、面接は全くの別物ですね。また入試まで時間がありますが、きちんと対策をしないと危ないなあと感じました。
Listening
11月からCNN10を毎朝視聴するように。10分という短すぎず長すぎない時間のなかに、最新のニュースがぎゅっと詰まっているので、重宝しています。
残念なのは、ニュースの内容が「ザ・アメリカ」なこと。我が家はヨーロッパ在住なので、子どもたちにとってアメリカは、「日本のさらに向こうにある、おかしな大統領がいる国」にすぎません。アメリカは身近な国でも憧れの国でもないので、わざわざアメリカのニュースを見せる必要はないのかなとも感じています。ただ、インターナショナルな話題も時折出てくるし、ビジネス系のトピックは結構面白いんですよね。しばらくは視聴を続けようと思いますが、あくまでも朝のひまな時間にさらっと見るだけでいいかなと思っています。
日本語
塾の成績は、依然として波はあるものの、帰国子女にしてはまずまずの成績ではないかと。この調子であと1年頑張ってくれればと思います。
ただ、想像以上に「書く力」が落ちているのを実感する出来事がありました。年末なので日本にいるお友達宛にクリスマスカードを書いたのですが、「あれー、この日本語、正しいのかな。おかしくない?ママ、見て!」と、一文書くごとに私に声をかけてくる有様。クリスマスカードを1枚書くのに、30分近くかかっていました。そして2枚目以降は、「もう全部同じ文章にしちゃえ~」と1枚目のものと同じメッセージをみんなに書いていました・・。
日本語の「書く力」については、本帰国後に伸ばした方が効率がいいだろうと思っているので、これまで後回しにしていました。ただ、学校によっては、帰国枠受験でも国語の問題で長文の記述が出たりするので、少し対策をした方がいいのかなと考え中です。
ドイツ語
こちらは好調です。ドイツ語は指導が丁寧で評判のいい先生に運よく当たり、順調に伸びているのを感じます。
個人面談で、ゲーテ・インスティチュートの検定受験を考えていることを相談したところ、「検定試験では文法やつづりの正確さが要求されるけど、学校ではコミュニケーション力の強化に重点を置いています。だから検定では彼女の力は正確に測れないと思うわよ。」とのアドバイスが。なるほど、おっしゃるとおりかもしれません。
帰国までに、中学受験対策として、ドイツ語の検定をなにか取っておきたいのですが、困るのが試験実施が平日なこと。日本だと検定って土日に受けるものですよね・・・。わざわざ学校を休んで検定を受けに行くのも馬鹿らしいし、帰国してから独語検定でも受けるのが無難なのかなあ、と悩み中です。
中国語
成績がいまいちだった中国語。個別面談で先生に話を聞いたら、「彼女はすばらしい」「もう簡単な中国語も話せるのよ」とべた褒め。じゃあなんで6なんだ~という感じですが、長女いわく、初心者クラスではあるものの、既修者や中国人とのハーフの子もいるので、「さすがにそういう子には勝てないよ~」とのこと。なるほど、相対評価で6になってしまったのか。
習っている漢字はちょっと難しくなった・・・かな?
以上、インター入学後3年11カ月目の学習記録でした。