インターナショナルスクールの友人関係と国民性

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昨日のこと、メールボックスに1通のメールが届きました。タイトルは「Hi」、本文も「Hi」。これだけ。

スパムにしてはシンプルすぎるメール。何だろうと不審に思っていたのですが、差出人のファーストネームに聞き覚えがある気がしたので、念のために長女に確認したところ、「あ、それSだよ。ママのアドレスを教えてって言われたから、教えたんだー」とのこと。

Secondaryになってからクラスメイトとなり、仲良くなったスペイン人のSちゃん。スポーツ万能で160cmの長身。とにかく明るくて、楽しくアクティブな子だそうです。スポーツを全くしない長女ですが、なぜかウマが合うようで、最近はよく一緒にいるようです。

早速Sちゃんに、「いつもうちの子と仲良くしてくれてありがとう」とメッセージ送ったところ、すぐに返事が戻ってきて、「●●(長女)は最高!今度プレイデートしてもいい?」とのこと。スペイン人の女子はこういうタイプの底抜けに明るくて裏表がない子が多いですね。そういえば以前長女が仲良かったスペイン人のMちゃん(すでに帰国済)もこんな感じで、プレイデートで家に来ると、玄関で靴を脱ぎ捨てて、「おなかすいた!〇〇(私のファーストネーム)、今日のご飯なに?」なんて叫んでいたなあ~と懐かしく思い出しました。

 

子どもの性格と国民性

子どもの友人たちのキャラを観察してみると、それぞれのお国柄が如実に表れていて、非常に興味深いです。

人間は社会に出るようになると、外面を取り繕うことが必要な場面が色々増えてきて、「社交用の自分」を作るようになってきます。これに対して子供の場合、仮面をかぶる必要がないため、ストレートに国民性が出るんですよね。

子どものクラスメイトをみてみると、イタリア人男子は女の子大好きだし、ドイツ人はルールにうるさいし、アメリカ人はビックマウスだし、イギリス人はちょっと気難しいし、インド人はおしゃべりでKY。もちろん例外もありますが、国民性にドンピシャリのキャラのお子さんが多くて、「世界の民族の見本一覧」を見ているような不思議な気分になります。

そしてもうひとつ、子どもの国民性をつぶさに観察してみると、私にとって非常に興味深い事象が浮かび上がってきます。

それは、長女の場合、「暑い国」の子と気が合うことが多いのに対して、次女の場合、「日本人」「寒い国」の子と気が合うことが多いという点です。

長女の場合

我が家の長女の性格を整理すると、次のような感じ。

・マイペースでかなりKY。協調性に欠ける部分がある。
・性格は明るくて前向き。穏やかでのんびりしている。そして「怒る」ことがほとんどない。
・「自分が他の人からどう見えるか」をあまり気にしない。お風呂は面倒だから嫌い。ネイルを塗る時間があったらゲームをやりたい。
・人との競争を好まない。自分は自分というスタンス。

こんな感じで、性格が「暑い国」の国民性に近いので、「暑い国」の子と仲良くなりやすいのかなと思います。

ちなみに「暑い国」の中でも、長女が特に気が合うのがインド人です。インド人のKYぷりは、世界でもかなり突出しているのではないかと私は密かに思っているのですが、これが長女にはちょうどいいようで・・・。いっそのこと高校は、UWCのプネ校にでも行ったらいいんじゃないかと思ってみたり。長女にそのことを提案したら、「ママが一緒に来てくれるなら、行くよ」とのこと。う、どうしよう・・。

 

次女の場合

一方、次女の性格はこんな感じ。

・真面目な性格で、曲がったことが大嫌い。与えられたタスクはきちんとこなす。
・人見知りをするので仲良くなるまで時間がかかるが、一線を超えるととても仲良くなる。
・一見穏やかでおっとりした性格に見えるけど、芯は強い。
・空気を読み行動することができ、協調性がある。ちょっと狡猾なところもあって、敵に回すと色々大変そう(笑)

そんな彼女の仲良しは、日本人、ドイツ人、カナダ人など。一番仲がいいのは、日本人の女の子。価値観が同じで安心するようです。よく遊ぶインド人のお友達もいるのですが、内心「ちょっと違う」と思っている模様です。

ちなみに次女の場合、なぜか欧米男子にもてるようなので、どうせならイケメン男子と国際結婚してくれ~と思っているのですが、本人は「結婚するなら日本人がいい」「っていうか、男子より女子と結婚したい」と言っています。オーイ。。。

 

姉妹とはいえ、正反対な性格の我が家の2人。それぞれどのような人生を歩んでいくのか、楽しみなような、怖いような。語学力を生かし、それぞれが居心地のよい自分の「住処」と「パートナー」を、世界のなかから見つけられるといいなと思っています。

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