インター入学後3年10カ月、9歳次女の学習記録です。
新学年になってから2か月が経過、新しいクラスにもすっかり慣れて、毎日楽しく学校に通っています。連休などで学校がお休みだと、ブーブー言います。学校が大好きなのは、本当にありがたいことです。
ただ、学習環境という面では、新年度になってから、不安に感じる点も出てきました。もともと次女の学年はネイティブのお子さんや在学年数の長いお子さんが比較的多く、周囲のお友達から吸収できることがたくさんありました。ところが昨年度末にネイティブ層がごっそり帰国。かわりにノンネイティブの英語をあまり話すことができないお友達が増えました。このため、現在のクラスでは、Spellingテストなし、Readingチェックなし、エッセイ指導もなし・・・。
次女だって最初は英語を全く話すことができなかったですし、ノンネイティブなので、あれこれ言うことができる立場ではないと思います。でも、生徒層の大きな変化に学校側がきちんと対応できておらず、教育の質が落ちている点は、問題ではないかと。学校に意見を言ってもすぐには変わらないので、足りない部分は家庭でフォローするしかないのでしょうね。気が重いです。
Reading
子どもたちのインターでは、全学年共通の宿題として毎日20分のReadingが課されています。それぞれのレベルにあわせた本を毎日持ち帰ってくることになっているのですが、最近は持って帰ってくる頻度が激減しました。
というわけで、今月の読書は少なめです。ORTのレベル13~14を3冊くらい読んだほか、読んだのは以下の2冊。
ドリトル先生は原作そのままだと難しいので、ちょっと簡易にしたバージョンのものを読みました。これがなかなか面白いらしく、同じシリーズのものを引き続き読めるといいのかなと思っています。
相変わらずコミックは嬉々として読みます。The 13-Storey Treehouseは、コミック風の挿絵が豊富なチャプターブック。サクサク読めて本人も気に入ったようです。Sistersは再読です。
以下は今月の挫折本。
The World’s Worst Childrenは人気作家David Walliamsの短編集。6月にイギリスに旅行した際には本屋に山積みになっていました。シリーズ化されていて人気が高いようだったので、図書室で見つけて借りてみましたが、次女にはいまいちだった模様。
Insignificant Events in the Life of a Cactusは図書室の先生に勧められて読み始めた本。、「7章まで読んだんだけど、まだサボテンが出てこないんだよね」とブツブツ言っていました。一応頑張って読むつもりのようですが、ページ数も多いしDRA50と次女が読む本にしては難しいので、たぶん途中で挫折すると思います。
Writing
自宅で週に2回ほど、日記やエッセイを書いて、チューターの先生に添削いただいています。
エッセイを見せたところ最初に言われたのが、「これ、お姉ちゃんが書いたの?」 どっちが書いたか一瞬分からないくらい、よく書けていたようです。本人のやる気を起こさせるために先生が言ってくれたのだとは思いますが、本人は大喜び。年中からインターに入った次女の場合、小さいころから「どうして」「なぜ」を大切にする教育を受けてきたので、長女よりも意見文を論理的に書く力は長けている気がします。
一方自宅での強化が必要だと感じているのが、Spelling。簡単な単語のスペルミスがいまだに多いです。mikanをやらせてみましたが、和訳の漢字が読めないことが多く、次女には使えないので、他の方法を検討しなくてはと思っていますが、なかなか進まずにいます。11月こそは・・。
Listening
自宅でロード・オブ・ザ・リングを鑑賞中です。
現在第1話とその付属のメイキングビデオを見終わったところ。ロード・オブ・ザ・リング、あらゆる映画作品のなかで、私が一番好きな作品です。PG12ですので次女には早すぎると思っていたのですが、指輪物語の話をしたところ、どうしても見たいとのこと。本人が怖がったらすぐに止めようと思っていたのですが、すっかり話の世界にのめりこんでしまいました。ついでにオーランド・ブルームのファンになってしまったようで、「弓矢ピューピューさん(オーランドのこと。次女が勝手に命名)が出てくる映画をもっと見たい」とのこと。
これから第2話と第3話、それからスピンオフのホビット三部作と鑑賞予定です。ホビットは私もまだ見ていないので、かなり楽しみです。その次は弓矢ピューピューさんことオーランドが出てくる別の映画として、パイレーツ・オブ・カリビアンも見ることに。見るものがたくさんで大変です・・・(汗)
ロード・オブ・ザ・リング、正直いってListening素材としてはいまいちです。ホビットや女性の話す英語は比較的分かりやすいのですが、他はぼそぼそ話す系の登場人物が多くて、何を言っているかよく聞き取れません。ただ、付属の特典DVDに入っているメイキング・クリップがどれもかなり秀悦、こちらの英語は聞き取りやすいです。特殊映像の撮影、俳優へのインタビュー、映画現場の様子などかなり盛りだくさんで、むしろ本篇よりこっちの方がためになる感じ。ロード・オブ・ザ・リングは、3作品セットあるいはホビットもあわせた6作品セットのDVDが値段的にはお得で、見栄えもいいのですが、そうすると特典DVDがついてきません。個人的には、子どもと一緒に見るなら、特典DVD付きのものを作品ごとにバラで買った方がいいように思います。
そういえば次女からは、「英語だとRingsって複数形なのにどうして日本語だとリングになってるの?」と鋭い指摘が。確かに!指輪物語についてはまだまだ書きたいことがたくさんあるので、また時間のあるときに別記事にします。
日本語(国語)
こちらは引き続き週1回の塾+家庭学習を頑張っています。
漢字
従前から苦手意識の強かった漢字。7月に一時帰国した際には、学校のテストで20点をとってきて、親の私もびっくり。しかしながら夏以降の漢字強化策が功を奏したのか、かなり「勘」がつかめるようになってきました。10月末には漢検8級(小3相当)を受検しました。おそらく合格できていると思います。この調子で頑張ろう。
作文
次女は書くことが好きなので、作文も定期的に書いています。我が家の場合、長女は読解が得意で作文が苦手です(というより日本語での作文はほとんど書いたことがありません)。これに対して、次女は読解より作文が得意なようです。興味深いのは、単なる感想文でも、とてもロジカルなものを書くこと。自分の気持ちや考えを書いたあとに、「なぜなら~」としつこいくらいに理由が記載されているのです。日本語の作文としてはやや不自然で流れが悪くなってしまっている部分もあるのですが、今は論理的に考えて表現する力を伸ばしたいと思っているので、特に修正などは入れず、好きなように書かせています。
読書
日本語の読書は、一時帰国時に持ち帰ってきたドラえもん十数冊が読み終わり、10月はひたすら「ちびまる子ちゃん」の漫画を読んでいました。
ちびまる子ちゃん、私が子供のときに「りぼん」という漫画雑誌で連載していたのですが、当時はどこが面白いのかよく分からずにいました。「星の瞳のシルエットを2倍のページにして、ちびまる子はなくせばいいのに」とまで思っていました(さくらももこさん、すみません・・・汗)次女があまりに夢中で読んでいるので、私も読んでみたら、めちゃくちゃ面白くてビックリ。しかも時折四字熟語が出てきたりして、結構勉強になることが判明。というわけで次女に「好きなだけ読んでいいわよ」と言ったら、家にあった13冊、一気に全て読んでしまいました・・・。まる子の影響で、「百恵ちゃんの歌を聞きたい」とか、「やっぱドレッシングで食べるサラダはセレブの味だね」とか、まる子のような昭和な発言をすることが増えました・・。
我が家にはドラえもんやちびまる子ちゃんなどの学習漫画シリーズもあります。次女は今まで見向きもしなかったのですが、ちびまる子ちゃんの四字熟語を渡したら、嬉々として読み始めました。学習漫画と侮るなかれ、ちびまる子ちゃんの四字熟語は私が知らない難しい熟語も散見されました。これをきちんと読んだらかなり熟語を強化できそう。熟語の次は慣用句やことわざも読んでくれるといいなと思っています。
ドイツ語
学校におまかせ状態のドイツ語。
今年度から次女のドイツ語クラスを担当している先生は、秋に大学院を卒業して教師になったばかりの若い女性の先生。とても熱心で、毎週Spellingのテストをしてくれているほか、授業のなかでlogo!という子供向けのドイツ語のニュース番組を見せてくれたりしている模様。
本人は、「ドイツ語が一番大変だよ~」「もっと簡単なクラスに移りたいよ~」とのこと。他のクラスの授業の質が落ちてしまっているので、猶更ドイツ語の授業が難しく感じるようです。親としては高い授業料を払ってインターに入れている以上、しっかり学んでほしいのですが、難しいですね。
以上2018年10月の学習記録でした。
clematisさん
ご無沙汰しています!
ご報告です。無事、第1希望のIB系インターへの入学が決まりました!
長女が一番お気に入りの学校だったので、とてもうれしいです。
学校見学でも、私も一番わくわくした学校でした!
いろいろアドバイスいただいて本当にありがとうございました!
1月からは、いよいよです!
残り2か月、日本ではたくさんの思い出作りをしようと思っています。
MORRYさん、こんにちは!そして素敵なご報告、ありがとうございます~!
思い起こせば、4年前の我が家も1月入学でした。初日は次女が号泣してしまって大変でした。長女には「I want to go to the restroom」という一文のみをしっかり覚えさせて、「この文章だけ言えれば大丈夫だから」と言い含めていたのですが、restroomの「r」の発音が悪すぎて通じなかったそうです・・・笑 今となっては全部いい思い出です。
海外での生活は親も子も大変ですが、それ以上に得るものも多いです。これからのMORRYさんご一家の生活が充実したものになるよう、祈念しています!