子どもと楽しむヨーロッパ

子どもと楽しむポーランド:食器工場見学と古城ステイ@ボレスワヴィエツ

ポーランド食器とは

現在日本でも人気上昇中のポーランド食器。ボレツワヴィエツというポーランド西部の街で作られている食器は、ひとつひとつ丁寧に、職人さんがスタンプと筆で柄を描いていて、味わいがあります。そして高温で二度焼きされている器は、とても丈夫で、レンジやオーブン、食洗器での使用も問題なしです。

ハンドメイドのため日本で手に入るものはお値段が高く、だいたい16cmの平皿で2000~3000円くらいするようです。ところがボレツワヴィエツに行けば、1000円前後で購入可能。さらにB級品なら500円以下という破格のお値段で入手することもできたりします。

そんなわけで、ヨーロッパ(大陸)の駐在組の中には、駐在期間中に「ボレツワヴィエツ参り」をするご家庭が結構あります。我が家もそろそろ本帰国が見えてきたので、先日、ボレツワヴィエツに行ってきました。

 

工場の見学

子連れの「ボレツワヴィレツ参り」で外せないのは、工場の見学。今回はManufaktura Boleslawiecの工場を見学させてもらいました。事前予約をすれば、英語でツアーをしてくれます。

所要時間は20~30分くらい。料金はHPによれば、15 PLN for adults、10 PLN for childrenとなっているのですが(大人約400円、子供約320円)、なぜか私たちはかかりませんでした。

ちなみに工場見学のほか、絵付けにチャレンジすることもできるのですが、残念ながら完成品の発送はポーランド国内のみ。よって我が家は断念しました。

 

 

工場内では、製作過程に従って、それぞれの現場を見学することができます。

①粘土から型を作る
②素焼き
③職人が手作業で絵付け
④釉薬をかける
⑤1000度以上の高温で焼いて、完成

 

 

見学の際は、場内をまわりながら、ガイド役の従業員の方からいろいろお話を伺いました。子供たちもかなり真剣に聞いていました。

絵付けをする職人さんの多くはベテランで、約300人中男性は1人だけ。労働時間は6時~14時だそうです。お給料は時間制ではなく完全出来高制なんだとか。失敗すればその分収入が減ってしまうので、みんな真剣そのもの。広い空間でたくさんの職人さんが作業していましたが、おしゃべりをしている人は皆無でした。

私たちも絵付けの職人さんたちの邪魔にならないよう注意しながら見学しました。写真撮影は人の顔を写さなければOKと言われましたが、上記のような事情からカメラを向けるのが憚られたため、絵付けシーンの写真はなしです。かわりに③過程終了後の食器の写真を貼っておきます(笑)

伝統柄のポット。焼成後は、紫部分は濃い青色に、青色部分は緑色に、それぞれ色が変わります。

 

お買い物のTips

工場見学のあとは、あちこちのショップをまわり、買い物を楽しみました。4時間くらいかけて、10軒以上周りました。

自宅に帰ってから購入したものを数えてみたら、50点を超えていました。私がポットを購入したら、子供たちも「マイポットが欲しい」と言い出して、お小遣いで小型のポット買ったため、合計3つになるという具合で、ついつい買いすぎちゃいました。ポット3つもいらないよ~!!という気もしましたが、小さいポットは1つ400円という破格値でしたので、やっぱり買ってよかったかな(笑)

早速食器棚に入れてみたら、まるで昔からそこにいるかのようによく馴染んでいました。和食器との相性は抜群ですね。もっと買ってもよかったかも・・・。

ちなみに赤い矢印をつけているのが今回購入したものです。ただ、我が家の食器で一番多いのはファイヤーキングという耐熱ガラス製品で、そちらとの相性は悪かったです。ウェッジウッドなど繊細なデザインの洋食器とも合わないですね。

 

以下、買い物のTipsについて、記しておきます。

①お得なアウトレット店

色々周ったなかで一番お得感があったのは、工場を見学させていただいたManufaktura Boleslawiecのアウトレット店。ここではB級品や売れ残り商品が30~50%引きで販売されていました。B級品といっても、たとえば裏面に小さな傷があるとか、家庭で自分で使用するには全く問題のない程度のものが多かったです。色々なシリーズのものがごちゃごちゃに売っているので、シリーズで揃えたいという方には向きませんが、シリーズにこだわらず自分の感性にあった食器をリーズナブルな価格で揃えたいというのであれば、こちらのお店がおすすめです。

②高いけど特別、UNIKAT

熟練の職人が絵付けした皿は、裏に職人の名前が入り、UNIKATスタンプが押されています。UNIKATは少し高めの値段設定になっていますが、その分、細かい模様の美しいお皿や、独創的な柄のものが多いです。一方、ピーコックアイなどの伝統柄やシンプルな柄のものは、比較的お手頃な価格になっています。伝統柄は日本国内でも売られていますから、どうせ買うならUNIKATがおすすめです。

購入したUNIKATのお皿です。裏面にUNIKATのスタンプがあります。このお皿は表面に小さな傷(矢印部分)があるため安くなっており、600円くらいだったと思います。傷はよく見ないとわからない軽微なもので、通常の使用には全く問題ありません。ボレスワヴィエツまで行くならこういうものを探すのがいいのかなと思います。

③数字の意味を理解する

食器には品質を示すシールが貼られていることが多いです。共通の等級制度はなく、店によってまちまちですが、「1」とか「Gat 1」とか書いてあるシールが貼られたものは、一番品質が良いものになります。だいたい「4」まであることが多いようです。

お店に入ったら、品物とシールをよく見比べて、どの数字が等級を示すのかをまず分析すると、買い物が捗ります。もしかしたら店員さんに聞くのが一番早いのかもしれませんが、子供と一緒に謎解き感覚でラベルをチェックするのが楽しくて、私たちは聞きませんでした。

 

④予習はQVCで

ボーランド食器はアメリカでも人気が高く、高値で売られています。
QVC(アメリカのTVショッピングチャンネル)でも取り扱いがあり、お皿が1枚50USD~と、びっくりするようなお値段になっています。QVCで買うのはおすすめできませんが、なかなか面白いので、英語の勉強もかねて予習に使うとよいかと思います。うちの子たちも食い入るように見入っていました(笑)

おすすめの宿泊先

ボレスワヴィエツ、女子にはとても楽しい場所で、1日いても飽きません。というわけで、我が家は近隣に宿泊したのですが、選んだホテルが想定外のヒットだったので、紹介したいと思います。

我が家が宿泊したのは、Zamek Kliczkow Centrum Konferencyjno-Wypoczynkoweという、なんだか名前がやたらと長い古城ホテル。ボレスワヴィエツ中心部から車で20分ほどのところにあります。

Zamek kliczkow
こちらのホテル、4つ星なのですが、宿泊料金がとてもリーズナブル。1泊2食付で1万8000円くらいでした。1人の料金ではなく、4人での合計金額です。物価の安いポーランドとはいえ、ドイツ国境そばでこのお値段は、ビックリ。そのせいか、平日だというのに大勢の宿泊客(大半はドイツ人)でにぎわっていました。

このお城は12世紀に建てられ、その後増改築を繰り返しているようです。古城ホテルはヨーロッパでは珍しくないのですが、部屋が狭かったり、水回りが貧弱だったり、段差があちこちにあったりと、ファミリーでの滞在には向いていないのが通常です。その点この古城ホテルはファミリー向けの広い部屋があり、水回りもきれいにリノベさせれていて問題なしでした。食事は夕食・朝食ともにバイキングでしたが、なぜか子供はタダ。そして予想を大幅に上回る美味しさと品ぞろえで、家族4人、大満足でした。

ヨーロッパ(大陸)のホテルの朝食はシンプルなことが多いのですが、ここのホテルは野菜のゼリー寄せやらグラタンやら朝から手のかかる料理がかなりたくさん出ていました。

ただし、旧共産圏ということもあるのか、全体的にサービスがいまいちの感じがしました。ホテルのコンセプトも定まっていない感じで、例えば、キャンドルを中心にしたムーディーなディスプレイの横に、宿泊客が作ったどんぐりの置物が所せましと並べられていたりして、思わず笑ってしまいました。庭も手入れが十分になされれおらず、雑草が生い茂っていて、やや寂れた感じがしました。

 

右の石造りの建物はおそらく牢獄として使われていた部分ではないかと。色々想像力を掻き立てられる古城です。でもテントの色とデザインが残念な感じ。つか、もうすぐ雪が降る季節なのに、まだテント置いておくの?

「箱」はすごくいいし、料理もおいしいのに、それをうまく生かせていない感じです。他にも突っ込みどころが満載で、城内を家族で散歩しながら、「ここをこうすれば5つ星ホテルになるね」と妄想トークをするのが楽しかったです(笑)

ハイエンドを求める方には向きませんが、リーズナブルに古城ステイを楽しみたい方には、かなりお勧めできるホテルだと思います。

城内には猫が何匹かいました。この子はとても人懐っこくて、夕食時に夫の膝の上に突然乗っかってきました。夫は「いてっ!!」と言っていました(笑)

 

夜はいかにも「出そう」な雰囲気です。廊下の電灯もチカチカしていて、ちょっと怖かったです。

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