Secondaryにあがってから、長女はスクールバスで自宅から少し離れたキャンパスまで通っています。片道約40分、バスのなかにいるのですが、本を読むと車酔いをしてしまうため、読書はできません。Pod Castは無料で聞き放題なのはうれしいのですが、質がよく本人も楽しめるコンテンツとなると限られてきてしまいます。そこで、Audibleの利用を考えてみることにしました。
Audibleはプロのナレーターによる本の朗読を聞くことができるサービスで、アマゾンの子会社がやっています。日本では2015年からサービスが開始されています。
Audibleのサービス内容
以前は定額料金で聞き放題だったAudible。英語のコンテンツはあまりありませんでした。ところが、2018年8月からアメリカ・UK同様の「コイン制」に変更になったようです。これに伴い、英語コンテンツが大幅に増えています。
サービス概要は以下のとおり。
✓ 会員価格で追加購入可能
✓ 購入したタイトルが気に入らなければ、会員なら手軽に交換
✓ 追加費用なしで聴ける特別コレクション
✓ 購入したタイトルはずっとあなたのもの
1か月に1つ「コイン」が付与され、それを利用してオーディオブックを購入するという仕組みです。
1コインで交換できるオーディオブックは原則1冊。ただし、何冊かがセットになったパック商品もあります。
これだけ聞くと、「聞き放題から1か月に1冊になったの?」と感じるかもしれませんが、後述のとおり返品制度というものがあって、聞き終わったものは返品することができます。よって手元にデータとして残しておけるのは、契約月数に応じたコイン相当分に限られるのですが、実際には返品をすることによって月に何冊も聞くことができるということになります。
カスタマーセンターに色々聞いてみた
サイトを見て何となくわかったものの、細かい部分が気になったので、利用規約も確認してみました。これがびっくりするほどスカスカの内容。利用資格や返品条件など、肝心なことについては全く書いてありません。
「海外からも使えるの?」「返品って本当にできるの?」など、読んでもわからないところが多かったため、思い切ってAudibleのカスタマーセンターに聞いてみることにしました。以下、カスタマーセンターからの回答です。
質問1)現在私は海外在住なのですが、海外在住者でも日本のAudibleを使用できますか?
回答)はい。サインイン画面で国選択項目から「日本」をお選びいただければ使用できます。
質問2)英語のコンテンツ利用を考えているのですが、日本、UK、アメリカなど、いくつか選択肢があるようです。どうすればいいのかアドバイスを頂けると助かります。
回答)コンテンツの内容は国によって異なります。英語のコンテンツの利用をお考えであれば、UK、もしくはアメリカのAudibleサイトにて利用いただきますようお願い致します。
質問3)コイン制の場合、気に入らなければいつでも返品可能となっていますが、たとえば一度全部聞いてしまって再視聴の予定がない場合などにも、返品はできるのでしょうか?
回答)可能でございます。ウェブサイトでの返品回数には制限があります。制限回数は非公表となっておりますので、制限回数を超えた場合カスタマーサービスで返品・交換のお手伝いをさせていただきますのでご連絡下さい。
質問4)複数の端末で使えるようですが、家族で共有すること(それぞれのスマホで聞けるようにすること)は問題なしですか?
回答)1つのアカウントでお使いいただける端末は各端末の種類ごとに、3台までとなります。Android系端末で3台、iOS系端末で3台、Windows10系端末で3台、合計9台までご利用いただけます。
ふむふむ。カスタマーセンターの回答で、いろいろ分かってきました・・・!
コイン制になってサービスが劣化したのかなと思いましたが、返品が柔軟にできるようなので、実質的には聞き放題といえそうです。「回数制限」というのが気になりますが、カスタマーセンターに連絡すれば、返品に応じてもらえるとのこと。
また、手元にデータがおけるのは、持っているコイン分に限られます。初月は1コインしかないので、たとえば私が本Aを聞いているときに、長女が本Bを聞くことはできないということになりますね。2か月目になれば、私と長女の2人で利用することができそうです。3か月目以降はパパもOKと。そう考えると、結構お得なサービスな気がします。
日本のAudible?それともアメリカ版やUK版がおすすめ?
カスタマーセンターの回答によれば、英語のコンテンツ使用ならアメリカ版やUK版をとのことでした。我が家は英語の子供向けコンテンツの利用を考えているため、各バージョンのkidsコンテンツ数と料金を比べてみました。
アメリカ版:
月額 $14.95(約1700円)
Kidsは32,129 冊
UK版:
月額 £7.99(約1200円)
Kidsは26.935冊
日本版:
月額 1500円
洋書のKids/英語は19,053冊
(カテゴリーごとの冊数は表示されず、不明)
※料金と冊数はいずれも2018年10月5日時点でのものです。
比べてみると、確かにアメリカ版やUK版の方が、冊数は多いです。ただ、日本のAudibleも、結構たくさんそろっているんですね。英語のコンテンツについては、アメリカやイギリスで作られたものを持ってくるだけで、冊数を増やすのにそれほど手間はかからないはずなので、そのうちもっと増えるような気がします。リクエストフォームもあるので、アメリカ版にないものは、リクエストすれば入れてくれそうな気がします。
値段を比べてみると、一番高いのはアメリカ版。HPが充実しているのもアメリカ版でした。
一方、値段が一番安いのはUK版。英語のコンテンツ利用なら、UK版が一番コスパは良さそうな感じです。
ただ、日本版だと、
①日本語のコンテンツも聞ける
②プライム会員なら3か月無料
③トラブル発生時も何かと安心
と、UK版とは違うメリットがありそうです。
で、我が家は結局・・・
色々検討した結果、我が家もやはり「日本語コンテンツが聞ける日本版がいいかな?」という結論になりました。私は聞くとしたらビジネス書になるかと思うのですが、やっぱり英語で聞くのはちょっとつらいかなと・・・(汗
そして早速契約をしようとしたのですが、アプリの操作を間違ってしまって、DE版(ドイツ/ オーストリア/スイス用)で契約してしまいました・・・。チーン。お試し期間中に日本版を使いはじめるのももったいないので、とりあえず30日間はDE版で英語のものを聞いてみようかな。アプリの画面がドイツ語なので何が何だかよくわからず、しばらく格闘が続きそうです><
ちなみに無料体験は、どうやらそれぞれのバージョンで別々にできそうです。だって全部、アカウントが別だから。すなわち、いろいろな国のバージョンを順に試せば、相当長期間、無料体験ができる!ということに。アカウント登録にクレジットカード番号が必要ですから、ちょっと面倒ですけどね・・・。
よーし、次はUK版、その次はアメリカ版で、最後に日本に戻ろうかな?
聞きたいタイトルの探し方
日本のAudibleだと英語コンテンツの利用者が少ないので、「人気順」やベストセラーを見てみても、何がなんだかさっぱりです。
アメリカのAudibleはおすすめコンテンツページがとても丁寧に作られているので、ここで聞きたいタイトルを探して、日本のAudibleで聞くのが一番よさそうな感じです。
長女の年代の人気のある本を見ると、Harry PotterやPercy Jackson、Where the Red Fern Goes、A Winkle in Timeなどなど、これまで読んだ本がたくさんありました。一度読んだお気に入りの本をAudibleで聞くというのもいいかもしれないな~と思いました。
以上、Audibleの紹介でした。