インター入学後3年8か月、長女の語学の学習記録です。2か月分まとめての記録です。
学校の授業(English Literature)
学校では新学期からSecondaryにあがり、「中学生」になりました。
英語は習熟度に応じて3つのコースに分かれており、一番上のネイティブ用のコース(English Literature)に入ることができたようです。授業のレベルもかなりあがったようなので、期待大。
新学期最初の宿題はNewselaの指定記事を読んでくるというものでした。Newselaは記事の難易度を変更できるので、一番難しい設定にして、頑張って読んでいる模様です。
Reading
7月は一時帰国で日本に滞在していました。この間、英語の本は全く読まずでした。8月に居住国に戻ってきてからは、読書の中心は英語に戻りました。以下は8月に読んだ本です。
Percy Jacksonは学校の宿題です。English Literatureの最初のテーマは神話や寓話。ギリシャ神話についての基礎知識をつけるためにということで宿題に出たようです。この本、長女は3か月前に読んだばかりなのですが、面白いので再読も苦にならないようでした。ちなみにPercy Jasksonシリーズ5冊はすべて読んだので、次のHeroes of Olympusシリーズをボックスで買おうと思っていますが、なかなか踏ん切りがつかず・・・。というのも、Book Peopleで5冊セットが8ポンドと破格の値段になっているのですが、ここのところ数か月、ずーっと欠品なのです。あきらめてAmazonで買うべきか、思案中です。
そういえば、Grade 6のカリキュラムを見ていたら、前回別記事で書いたWalk Two Moonsが、English Literatureの授業の必読図書になっていました。授業で皆で読み進めながらあれこれやるようなので、授業で読むまでとっておこうと思います。
さて、基本的に本は好き嫌いなく何でも読み、途中で挫折することは滅多にない長女ですが、久々に「この本はあんまり面白くないな・・」と言っていました。それが下の本。今年2月に出たばかりの新刊で、2月に我が家がイギリスに旅行した際には、ブックストアで山積みになって大々的に宣伝がなされていました。8月にイギリスに行った際にも売っていたので、期待して買ったのですが、長女には合わなかったようで、途中で読むのをやめていました。
語彙対策
中学受験、そしてその先のことを考えると必須になってくるのが、英語の語彙対策。
当初は英検準1級の単語集を購入し、ひとつひとつ意味を確認し、例文を作って・・とやっていたのですが、なかなか進まず、挫折しました。
次に試したのが、読書をしながらわからない言葉にチェックをしてもらって、それを私が一覧にするというもの。長女の場合読むスピードが速い割には知らない言葉が多く、どんどん溜まってしまって処理できず・・・。
そして今回はじめたのは、mikanというアプリ。日本の中高生をターゲットとしているアプリなので、英語を日本語で理解するというスタイルになっており、長女には合わないだろうと思っていたのですが、意外なことに「結構面白い」との本人談。勉強になっているのかどうかよくわかりませんが、とりあえず毎日少しずつ、通学バスのなかでやっているようです。無料版がある程度終わったら、準1用の有料版を購入してみようと思っています。
日本語(国語)
夏休み前半は日本に滞在していたため、久々に日本の本をあれこれ読みました。
「君たちはどう生きるか」や「残念ないきもの」など話題の本のほか、星新一や宗田理なども読んでいました。「Newsが分かる」シリーズは月刊誌で、子供向けに分かりやすく時事問題が解説してあるので、重宝しています。半年分くらいまとめて購入、こちらも熱心に読んでいました。
国語の「お勉強」については、基本的に塾の先生と本人に任せており、私はたまに漢字のチェックをする以外、ほとんどタッチしないようになりました。夏休みは、Wアカデミーにお世話になった前半は頑張りましたが、後半はほとんど勉強せず。
塾では予習シリーズのテキストの音読を先生が聞いてくれているようなのですが、先日は「太郎、二郎、三郎」を、「たろう、にろう、さんろう」と読んでしまって、先生が「二浪に三浪!縁起悪いなあ」と大爆笑していた模様。相変わらず、普通の日本人なら間違わないようなところで引っ掛かり、笑いを誘っているようです。この読み間違えでは「浪人、一浪、二浪、三浪」という語彙を教えてもらったほか、「浪人生を主人公とした有名な漫画として『メゾン一刻』がある」ということを習ってきました(笑)こうやっていろいろなことを教えてくれるので、長女は塾通いも好きなようです。
ドイツ語
2年半の間、週5コマの授業を受けてきたドイツ語。Secondaryになってから、週3コマに減ってしまいました。ただその分、今までの半分お遊びのようなドイツ語の授業から、かなりきちっとした授業になったようで、文法などもしっかり学んでいるようです。ちょこちょこ宿題を持ち帰ってきますが、見ても私にはチンプンカンプン。「ドイツ語は動詞の場所があっちいったりこっちいったりするの。それが難しい!」とのこと。

ドイツ語で児童書がすらすら読めるくらいになってくれるとうれしいのですが、さすがにまだそこまでのレベルではない模様。会話も、相手がノンネイティブであることをわかって話しかけてくれれば応答できるけど、ネイティブ間の会話に入っていくのはまだ難しいようです。なんとなくですが、英検でいえばたぶん3級~準2級くらいでしょうか?ちょっと中途半端になっている感がありますが、まあ仕方ないかな。
中国語
そして新年度から新たにはじまったのが中国語の授業。こちらは週2.5コマです。
プリントもテキストも持って帰ってこないので何をやっているのかよくわからず、本人に聞いたところ、今はひたすら四声(発音)をやっているとのこと。
本人いわく、授業はすごく面白いとのこと。何が面白いのか聞いたら、「たとえば椅子はね、中国語でイィイ~ズッっていうんだよね。先生が真面目な顔して、口をすぼめたり膨らませたりしながら、イィイ~ズッって言うの。で、みんなで真似をして、イィイ~ズッて言うの。へんてこな日本語教室に入ったみたいで、なんか滅茶苦茶可笑しいのー。」とのこと。日本語に似た発音の単語が出てくるたびに、必死で笑いをこらえながら、「キタキター!」と一人で盛り上がっている模様・・。
「すごく面白い」と本人が言うので、語学としての面白さに目覚めたのかと一瞬期待したのですが、残念ながらそうでないようです。とりあえず親としては、授業中にニヤニヤしすぎて先生に怒られないかが、心配です。
以上、3年8か月目の語学の学習記録でした。
いつも楽しみに読ませていただいています!
お二人ともすごいなと、感心です。ご本人の努力が一番でしょうが、
ご家族のサポートもきっと素晴らしいのだと思います!
ところで、出発前に日本での英語準備は公文だけだったとのこと。
どのぐらいのレベルまで進んでいましたか?
もうずいぶん前の話になると思いますが、
他に、出発前までにこれをやっておけばよかった!なんて印象に残っているものがありましたらぜひ教えてください。
こんにちは!コメントありがとうございます。
公文の英語、長女はEあたりまでだったかと思います。ようやく単語から文章になりはじめたあたりです。次女は全くやっていませんでした。Eペンシルで音を聞かせることができたのは、導入としてはとてもよかったと思います。
あと、我が家的には、公文の国語も役に立ちましたよ~。長女は国語が6学年先まで進んでおり、かなり日本語力がついた状態で英語環境に入ったので、英語の伸びも早かった印象です。一方次女の場合は年中の時点での海外移住で日本語もまだ確立していない状況で英語環境に放り込まれたので、日本語も英語も伸び悩んでいる感があります。
とはいえ、年齢的にみて、小4のお姉ちゃんは日本語のてこ入れはもう不要か思います。小2の妹さんは、もうすぐ「9歳の壁」なので、日本語で抽象的な思考が多少できるくらいに国語力を強化しておくと、英語もうまく伸びていきそうな気がします。公文の国語でもいいのですが、出口先生の「論理国語シリーズ」あたりもよいかもしれません。
以上、お子さんの成長度合いにもよるので、的確なアドバイスをするのは難しいのですが、ご参考になれば幸いです。
ありがとうございます!
Eからのスタートなんですね!改めて長女さんの伸びにびっくりです!
語学のセンスがあるのですね。
我が家の長女は4年生とはいえ、国語がかなり苦手で小2の次女と
同じような本を読んでいる状態なので、
国語はまだまだ気合を入れて強化したほうが良さそうです。。。
おすすめの問題集も、見てみます!
妹は読書は大好きですが、作文が超苦手なので、夏休みの宿題は悪戦苦闘!
こちらも引き続き公文続行、がんばります。
お返事ありがとうございます。
みなさん口をそろえておっしゃることですが、帯同前の「とにかく英語をなんとかしなきゃ」という悩みは、2年経過すると、「あ~日本語どうしよう~」に変わります。英語環境に入れば、英語を伸ばすのはある程度学校にお任せできるのですが、日本語はそうはいかないので・・・。
でも、読書がお好きなら、日本語の保持は比較的楽かもしれません。我が家は次女が本を読まない子なので、本当に苦労しています(汗)最近は「漫画でいいから日本の本読んで~」になりつつあります・・・。
そうそう、勉強以外ですごく役に立ったのが、折り紙スキルです。ヨーロッパでは知育としてorigamiの人気が非常に高いので、もしかするとアジア圏はちょっと違うかもしれませんが・・。折り紙を通して友達ができたり、学校に貢献できたり。周囲の大人たちが絶賛してくれるので、本人たちもいい気分のようです。実はこの週末も、学校全体での家族懇親会があるのですが、学校から「折り紙ブースをやりたい」と話があり、長女と次女がちびっ子たちに折り紙を教える予定です。100円ショップの折り紙、たくさん持っていくと役立つかもしれません(笑)
このお話、とても心強いです!
実は長女が折り紙大好きで、今も転校のお別れにみんなに手裏剣を渡すと、今から大量の手裏剣を折り続けています(笑)
過去には、我が家に折り紙カエルが大量発生したことも’(笑)
何か、お友達を広げるきっかけになるといいな~と思います!
こんにちは!日本は心地よい秋晴れです。
ご質問です。いま何校かのインター校に願書出願準備をしています。
その中で、Recommendation form が必要な学校があり、
その内容が、記述式でかなり分量もあり、かつ先生のEmailアドレスまで記載するようになっています。
またconfidentialでEmailかFaxで学校から直接送付となっているので、
日本語でいただいてこちらで翻訳して提出というのも難しそうです。
我が家は公立小に通学しており、担任の先生にはかなり大変な負担になりそうなのですが、Clematis さんやお知り合いはどう対応されましたか?
担任の先生自ら、英語はちょっと~みたいな雰囲気なので、どんな内容になってしまうのか心配でもあります。
もし何かご存じでしたら教えていただければ嬉しいです!
MORRYさん、こんにちは!Recommendation form、そういえば提出しました。
次女の幼稚園は、ハワイの幼稚園との交換留学制度があって、英語が堪能な先生が一人いらっしゃったので、問題なしでした。
長女の通っていた公立小学校の方は、担任の先生と相談の上、先生が作成してくれたものを私が英訳し、そちらを同封する形にしたように記憶しています。郵送もお手間をおかけしてしまうので、先生に訳文をお渡しして確認いただき、封をしてもらった後は、私の方で書類を預かってRegistration formと一緒に郵送しました。インターの方にも事前に事情を説明したところ、それで問題ないとのことでした。なお、成績表も英語のものが必要だったように記憶しているのですが、こちらは教育委員会にひな形があったようで、訳が必要だったのは先生のコメント部分のみだったように記憶しています。
日本人が英語ダメというのはインター側も知っているので、相談をすればある程度柔軟に対応してくれるのではと思います。最近はGoogle翻訳も精度があがっていますから、日本語で作成してもらって、自動翻訳の訳文を同封するという方法でもいいかもしれませんね。
早速のお返事ありがとうございます。
そうですね。向こうの学校に相談してみるのが一番ですね!
ありがとうございました!