インター入学後3年6か月の日本語力(次女9歳)

インター入学後3年半が経過した9歳次女の日本語力についての備忘録です。

ひとことでいうと、「う~ん、これちょっとまずいかも?」という感じになってきました(汗)セミリンガルという言葉、私はあまり好きではないのですが、それに近い部分があるのかもしれません。日本語の伸びが停滞している上、英語も授業についていくのは問題ないものの、まだネイティブの子たちには劣るレベルです。このため学力が全体的に伸び悩んでいます。長女については特に力を入れて対策をしなくても日本語の維持ができていたので、次女についても何とかなるだろうと踏んでいたのですが、甘かったかもしれません。

この半年の取り組み

家で細々と日本語学習を続けていましたが、私の仕事が忙しくなってきたことに加え、長女の方のフォローアップが大変になってきたことから、思い切って日系の塾で国語のみご指導いただくことにしました。週に1回、90分の個別授業で、漢字や語彙、読解などを見てもらっています。親子で向き合っていると煮詰まってしまうときもあるし、書き順のミスなど気づかないこともあるので、こうやって時折第三者に見てもらうことも有益だと感じます。

塾の先生から言われて心に刺さったのが、「おかあさん、たくさんほめてあげてくださいね。」という言葉。ハッとしました。「あなたは漢字ができない」「もっと練習しないと」「本も全然読まないし」・・・ここ最近、次女にマイナスの言葉ばかり投げかけていた気がします。長女の場合はある程度ビシビシ厳しくいった方が伸びるタイプなのですが、次女は逆なんですよね。もっとたくさんほめないと。反省です。

漢字

やっぱり一番のネックは漢字です。

日本の公立小への体験入学中、学校で毎週漢字テストがあったのですが、一度20点というすごい点数をとってきていました。漢字テストは宿題に出たドリルからの出題だったようで、ドリルを持っていない次女は予習ができず、それで悪い点数になった部分もあるようです。とはいえ、その点を差し引いても、さすがにこれはまずい・・・かな?

テストの結果を見ていて気づいたのは、次女の場合、知っている漢字を使った問題が出ても、対応できない場面が多いこと。これには2つ原因があるように思われました。1つは語彙力がないゆえに漢字が書けない場合が多いこと。たとえば「早」と「朝」は知っていても、「そうちょう」という言葉を知らないので、書けないわけです。そしてもう1つの原因は、文字と意味と音との結びつきがしっかりできていないこと。このため、音や意味から漢字を推測することが難しいようでした。

「漢字が書けない」というのは表面的な事象にすぎず、実は日本語力が心もとないために、いくら練習をしても伸びないのだということを実感しました。やみくもに演習量を増やすより、日本語に触れる時間を毎日きっちり作ることが必要なのでしょう。これまで勉強した低学年の漢字についても、一つ一つ丁寧に音と意味を分析をしていく作業をした方がいいかもしれません。長期戦覚悟で頑張らないといけないなと感じています。

語彙

次女の場合、語彙も少ないです。最近驚いたのは、「ブス」という言葉を知らなかったこと!(笑)確かに本などに出てくる言葉ではないし、子供には使ってほしくない言葉ですが・・・まさか知らないとは!そういえば、「ゲーセン」も「ファミレス」も知りませんでした。他にもいろいろ知らなくて驚いた言葉があったのですが、なんだったかな~。日本に住んでいない+日本のテレビ番組を全く見せていないため、日常生活で使われる誰でも知っているような言葉がポコッと抜けているのです。

一時帰国中、ジジババと一緒に朝の連ドラを見るのを楽しみにしていたので、漫画やテレビといった日々の娯楽についても、日本語のものをもっと取り入れてみようかと考え始めています。

読解

漢字や語彙はボロボロですが、読解力は一応、年齢相応のものがあるような気がしています。

今月から公文の国語を再開し、現在D(小4)をやっていますが、ほとんど間違えはなく、スラスラ解けています。公文のDは「文章のなかに必ず答えがある」というタイプの読解問題なので、解けるかどうかは、国語力というより文章を論理的に読む力が決め手になります。この点はどうやらあまり問題がなさそうです。ただ、そこから一歩踏み込んで、登場人物の心理を理解するとか、空欄にあてはまる適切な語彙を選択するとか、そういう一歩進んだ問題になってくると対応できないことがあります。

本を読むのがあまり好きではないので、一緒に音読をするなど、親の私がひと手間かけることが必要になりそうです。

次の半年に向けて

次女は現在は小3、あと半年で、「新小4」になります。日本の中学受験組であれば、本格的な塾通いがスタートするタイミングになります。我が家では小3の2月から塾に通わせる予定はないのですが、できればこのタイミングまでに、日本語力を底上げしておきたいところです。

・親子で「音読」と「精読」をする時間を増やす
単にプリントやドリルをこなすのではなく、一緒に文章を読みながら、きちんと内容を理解をしているか確認していく作業が必要なのだろうと思います。日々バタバタでなかなか次女のために時間を割くことができず、きちんとできていませんでしたが、これは次女のタスクというより私自身のタスクとして、取り組んでいこうと思います。とりあえずは1日10分の音読から始めようと思います。

・日本語の娯楽
普段テレビを全く見ない我が家ですが、一時帰国中は私の実家に滞在していたため、たくさんテレビ番組を見ていました。特に朝の連ドラと名探偵コナンがお気に入り。漫画は相変わらずドラえもんが好きなので、一時帰国時に買い増しました。次女は本があまり好きではないので、テレビや漫画も使って、日本語に触れさせる時間を増やそうと思います。

・漢字の復習
1~3年生の必須漢字440字。1日5字で88日、約3か月ですね。

・公文、ドリル各種
毎日の公文5枚。Dまで終わらせたあとは、また一時お休みして、ドリルを中心に進めようと思います。とりあえず待機しているのはこのあたり。まずは論理エンジンからかな~。チャレンジパッドも続けているので、そちらも3日に一度くらいのペースで継続予定です。

  

・算数の文章題
公文で鍛えた計算力はあるものの、文章題は不得手。これも日本語力の不足が影響していますね。以前買った陰山ドリルはいまいちだったので、今回はZ会のものを購入してみました。これは時間のある土日に取り組みを。


以上、なんだかやることが盛りだくさんで、英語はどこ行っちゃったの?という感じですが、この半年は日本語力アップを最優先に家庭学習を進めていこうと思います。

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