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おすすめのチャプターブック:ナルニア国物語(The Chronicles of Narnia) 難易度と読む順番

今日は、ファンタジーの名作、ナルニア国物語を紹介したいと思います。

 

作者について

作者のC・S・ルイスは、イギリスの小説家。15歳のときに不登校になり、家庭教師をつけて自宅で勉強し、オックスフォードに入学、優秀な成績で卒業し、オックスフォード大学の教授となった人物です。

興味深いのは、「指輪物語」の作者、トールキンと非常に親しい仲にあったということ。同じ時期にオックスフォードで教鞭をとっており、ファンタジーな世界を描き出す作家として、互いに良い影響を与え合っているようです。ところが創作や信教をめぐる考え方の違いから、途中から仲が悪くなってしまい、最後は断交してしまったのだとか。

我が家には指輪物語のうち、The Two Towersがあります。ナルニアよりかなり語彙が難しいので、長女が読めるようになるのはまだ先かな~と思いますが、映画を先に見せてあらすじと世界観を理解しておけば、もしかしたら読めるのかな?

さて、話をナルニアに戻します。

ナルニアは児童文学のなかでは古典というかクラシックのような位置付けの本です。出版されたのは1950年代。そろそろ著作権が切れそうだなと思って調べてみたところ、残念!!まだ先でした。ルイスの没年は1963年、イギリスは著作権の保護期間が作者の没後70年ですので、著作権フリーになるのは2033年ですね。まだ15年ありました~。

ナルニア国物語 難易度と単語数

難易度は、ざっくりいえば、ハリー・ポッターよりちょっと易しいくらい。ただ、長女によると、「そんなに変わらないのでは?」とのこと。

語数は1冊あたり4~5万程度です。ハリポタは1冊で20万語を超えるものもあるので、同じ全7巻といえども、ボリューム的にはハリポタよりかなり少ないです。

以下、巻別に、難易度と単語数を記載しておきます。

  Book 1: The Lion, the Witch and the Wardrobe
DRA: 50、Lexile measure: 940
単語数:36,135
 Book 2: Prince Caspian
DRA: 50、Lexile measure: 870L
単語数:44,740
   Book 3: The Voyage of the Dawn Treader
Lexile measure: 970L
単語数:52,078
   Book 4: The Silver Chair
DRA: 60、Lexile measure: 840
単語数:51,022
   Book 5: The Horse and His Boy
DRA: 50、Lexile measure: 970L
単語数:48,029
   Book 6: The Magician’s Nephew
DRA: 50、Lexile measure: 790
単語数: 41,062
 Book 7: The Last Battle
DRA: 50、Lexile measure: 890L
単語数:42,854

 

ナルニア国物語を読む順番

ナルニア国物語はどういう順番で読むのがいいのか、争いがあります。端的に言えば、出版順(左)VS 時系列順(右)という争いです。以下長文になりますので、あまり興味がない方は、飛ばして先に行ってくださいね。

さて、ナルニアはもともと7巻になることが予定されていなかったので、出版の順番と物語の中の時間の流れが一致しません。このため、どういう順番に読むのがいいのかという点が、議論されています。

 

出版順 時系列順
The Lion, the Witch and the Wardrobe The Magician’s Nephew
Prince Caspian The Lion, the Witch and the Wardrobe
The Voyage of the Dawn Treader The Horse and His Boy
The Silver Chair Prince Caspian
The Horse and His Boy The Voyage of the Dawn Treader
The Magician’s Nephew The Silver Chair
The Last Battle The Last Battle

 

作者のルイス本人は、「どのような順番で読めばいいか」という読者からの質問に対し、以下のように答えているそうです。

I think I agree with your order for reading the books more than with your mother’s. The series was not planned beforehand as she thinks. When I wrote The Lion I did not know I was going to write any more. Then I wrote P. Caspian as a sequel and still didn’t think there would be any more, and when I had done The Voyage I felt quite sure it would be the last. But I found as I was wrong. So perhaps it does not matter very much in which order anyone read them. (出版順に読むべきという君のお母さんの意見より、時系列順に読む方がいいという君の意見に賛成だよ。お母さんは僕がもともと全7巻になるように計画していたと思っているみたいだけど、そうじゃないんだ。1冊目を書いたときには2冊目を書くことは考えていなかったし、2冊目を書いたときも3冊目を書くことは考えてなかった。3冊目を書いたときにはこれで最後だと確信していたんだよ。でも僕は間違っていた。だからたぶん、どんな順番で読んでも問題ないんじゃないかな。)

上記作者コメントについて、「時系列順で読むべき」という考えの人たちは、「ほらみろ!ルイスだってそう言っているじゃないか」と主張し、一方「出版順派」の人たちは、「いやいや、小さな子供から『時系列の順番で読むのはいけないか?』って聞かれたら、普通ダメとは言えんだろ?」と反論しているようです。

 

この争い、どっちが正しいのか、いまだに決着がついていないようですが、以下、私が集めた情報で、参考になりそうなものを記載しておきます。

  • 出版社のHarper Collinsは、従前は「出版順」に巻番号をつけていましたが、現在は「時系列順」に巻番号をつけています。
  • 一方、映画は「出版順」に制作されています。
  • ネット上での論争を見ると、「出版順」に読むべきと主張している人の方がやや多い印象です。ナルニアの世界観が凝縮されているのがThe Lion, the Witch and the Wardrobeで、これを読んでからでないと他の話がよく理解できないはず、というのがその根拠です。ただ、「出版順」派の投稿が目出つのは、Harper Collinsが「時系列順」に並べ方ことへの反発からくるもののようであり、これをもって「出版順」派が優勢と断言することまではできないような気がします。
  • 長女の担任の先生のおすすめは「時系列順。その方がストーリーの流れが分かりやすいのではとのことです。
  • 長女は担任の先生のアドバイスに従い、「時系列順」に読んでいます。本人いわく「順番?どっちでもいいんじゃないの?The Magician’s Nephewから読んだら混乱するとは思えない」とのこと。

 

というわけで、結論としてはどっちでもよさそうです

ただ、個人的な見解をいうと、面白そうかどうかまず試し読みをしたいということなら、出版順がよさそうです。というのも、出版順なら、一番有名であり、かつナルニアの世界観を分かりやすく体現しているThe Lion, the Witch and the Wardrobeが第一巻になるからです。一方、「さあ7巻一気に読んじゃうぞ~!」という人は、時系列順に読むのもいいような気がします

 

ナルニア物語の映画

ナルニア物語は映画化されています。現在第3作まで制作されています。2006年、2008年、2010年と続き・・・いつの間にか8年経過。次が出るのはいつでしょう。

第一作は当時かなり話題になった覚えがありますが、その後の2作はあまり話題にならなかったような。ただ評判は悪くないようなので、機会があったら家族で見てみようと思います。

 

ナルニアを買うなら

Kidleがお得です。だいたい1冊100円くらい。

ちなみに我が家には3冊あります。Lionが2冊に、Nephewが1冊。ナルニアはフリマに出ていることが多く、あまり深く考えずに買っていたら、かぶっていました(汗)日本でもおそらくBook Offなどで入手できる可能性が高いのではと思います。

7冊がまとまった合本もありますが、字が小さい感じがするので、お子様向きではない気がします。Kindleでは7冊セットで100円なんていう破格値のものもありますが、誤植が多いようなので、避けた方が無難と思われます。

 

以上、ナルニア国物語のご紹介でした。

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