目指せケンブリッジ?

先日のこと、長女が、「私、大学はケンブリッジに行きたいなあ~」と言い始めました。本人が具体的な大学名を出して「行きたい」というのは初めてのことなので、ビックリ仰天。

海外大学への留学はお金がかかりますが、イギリスの大学は3年制、アメリカよりは負担が少なくて済みます。イギリスなら我が家でも行かせてあげられる可能性があるかな・・・。というわけで、ケンブリッジ大学を目指すにはどうすればいいか、調べてみることにしました。

 

まず、進学実績のある日本の高校を調べてみることにしたのですが・・・う~ん、全く見つかりません。海外大学進学で定評のある渋渋でさえ、直近5年でケンブリッジ合格者は0人でした。日本のIBインターでおそらくDPの成績が一番良いと思われるK-international schoolも、合格実績なしの模様。なぜなのでしょう。

ケンブリッジのHPを確認したところ、以下のような説明がありました。

The Kotogakko Sotsugyo Shomeisho (Upper Secondary School Leaving Certificate) is not considered to be suitable preparation for a competitive application to the University of Cambridge. We strongly recommend that you undertake further study if you wish to apply for an undergraduate degree. Examples of the qualifications that would be considered suitable for admission to Cambridge are A Levels, the International Baccalaureate (IB), five or more Advanced Placement (AP) courses, or possibly the first year of an undergraduate degree at a university outside the UK.

思いっきり意訳すると、「日本の高校を出ただけだと、ぶっちゃけ、うちの大学に入学するには全然足りねーんだよな・・。1年どっかの大学でみっちり勉強してから応募してこいや!まあ、AレベルとかIBとかでいい成績とっている奴は、ちっとは考えてやってもいいけどよ?」っていう感じですかね。(←意訳しすぎ

Aレベルというのは、イギリスのセンター試験のようなもの。ただ日本のセンター試験とは出題範囲が違うようで、別途対策を講じることが必須。そしてかなりいい成績を取らないと、書類選考→面接へは進めないということが分かりました。一方、IBインター在籍者なら、Aレベルうんぬんは関係なく、受験は可能です。ただしHPの記載によれば40~42点が必要とのことです。いずれにせよ、かなりハードルは高いですね。

Typical offers usually require scores between 40 and 42 points out of 45, with 776 in Higher Level subjects. Applicants may be required to achieve 7 in a particular subject(s), depending on individual circumstances. Please note that for these purposes, Standard Level subjects will satisfy AS Level subject requirements, and Higher Level subjects will satisfy A Level subject requirements.

イギリスの場合、オックスフォードとケンブリッジの併願はできないようになっているようです。AレベルやIBで高得点を出せるような優秀なお子さんは、ランキングがより高いオックスフォードを選ぶ傾向があり、それでケンブリッジ合格者がほとんどいないという状況になっているのかもしれません。

 

 

そしてこちらが最近の日本人の合格実績。日本人の応募者数も合格者数もわずか4年で激減。

ケンブリッジ大学HPより

 

う~ん、ケンブリッジへの道、果てしなく遠いですね~。

 

ところで、長女に、なぜケンブリッジに行きたいのか聞いてみました。

長女 「なんでケンブリッジがいいか?えーとね、名前がいいなと思って。大学なのにブリッジ(橋)なんだよ!なんか面白くない?テヘへ

私  「ちょ・・・そんな理由?だったら一橋大学にすれば?One Bridgeだよ。」

長女 「え?One Bridge?大学なのに?なんでそんな名前なの?どうして?なんだか面白そうな大学だね!そっちもいいね!」

私  「・・・。」

 

なんと、志望大学、あっという間に一橋大学に変更!(笑)

・・・海外大学への進学については、もう少し彼女が大きくなってから、どうするか考えようと思います。

 

目指せオックスフォード?

「目指せケンブリッジ?」への3件のフィードバック

  1. Clematisさん、こんにちは。
    初めてコメントします。娘さんたちへの教育方針やインターでの生活のこと、いつも勉強になるなあと思いながら読ませてもらっています。
    我が家は四月から幼稚園でいう年少になる娘がいるのですが、小学校低学年くらいから3-4年間の海外駐在を予定しています。非英語圏だと思うのでインターに入れて英語を習得してもらえれば、、、と親は思っているのですが、駐在までの3-4年間、何に力を入れるべきだと思いますか?初めてのコメントで図々しいとは思うのですが、(しかも記事にも関係ないことでごめんなさい)Clematisさんの次女ちゃんと同じくらいのタイミングとなることもあり、ぜひ意見を伺ってみたいと思いました。ちなみに、性格は内弁慶で冒険を好まないタイプです、、。
    英語をまったく分からない状態でインターに入れてしまって登校拒否のようになっては困ると思い、英語を細々とやっているのですが、それより日本語に力を入れておくべき⁉︎と考えることもあります。なお、駐在後は基本的に日本で進学させるつもりです。
    お時間のある時に、駐在前に日本でやっておいた方がよいことについてブログを書いてもらえたら嬉しいです。

    1. ミホさん、はじめまして!コメントありがとうございます~!

      駐在前に日本でやっておいた方がいいこと・・・低学年であれば、個人的にはやっぱり、英語<<<日本語と思います。海外に出てからしばらくは英語にいっぱいいっぱいで、なかなか日本語には手が回らなくなります。なので、少し貯金を作っておいた方が安心です。また、母語である日本語がしっかりしているほうが、英語の伸びも速い気がします。

      英語は、最初は周囲が何を言っているかわからず苦労しますが、日本でがっつりインターに通っていたような子は別として、苦労するのはみんな一緒な気がします。リスニングやスピーキングを日本で伸ばすのには時間も費用もかかるので、我が家は最初から断念してしまいましたが、正解だった気がします。あ、フォニックス(=アルファベットの文字と音の規則性を学ぶこと)は、少しやっておけばよかったかもと思いました。次女はアルファベットすら知らない状態で放り込んでしまったので、ちょっとかわいそうだったかもしれません。

      あとは、もしお嬢さまが4~8月生まれでしたら、算数の先取りはしておいた方がいいと思います。インターでは一つ上の学年に入ることになりますから、日本の小学校より進んでいる可能性があります。9~3月生まれであれば先取りは必須ではないですが、得意科目があると本人の自信になります。我が家の次女も、「英語はさっぱりだけど算数はできる」というのが、心の支えになっていたようです。とはいえ年少さんでしたら、算数学習はまだまだ今の時点では不要と思います。

      以上、とりあえず思いつくままに記載してみました。あくまで私の個人的な感想なので、お役に立つかわかりませんが、もしほかにも疑問に思われたことなどがありましたら、お知らせくださいね~!

  2. Clematisさん、返信ありがとうございました!返事がすっかり遅くなってしまい、ごめんなさい。娘は8月生まれなので、インターに入ると1年上の学年に入るのですね、、、。恥ずかしながら初めて知りました。教えていただいてよかったです。学校の活動の中で、英語はダメでもこれならできる!というのがあるのは大切ですね。ピアノなど音楽関係もよさそうです。まずは家庭学習で何ができるか、検討してみようと思います。
    突然の質問にもかかわらず、丁寧に返信くださって、ありがとうございました!

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