インターの学校生活

インターの教育:人間の貪欲さをどうやって教えるか

先日長女が授業で面白いアクティビティーをしていたので、紹介します。

チョコチップ入りのクッキーを楊枝でほじって、チョコチップを取り出すというものです。「25個取り出せたら言うように。できた子にはご褒美に別のクッキーをあげよう」との先生の言葉に、必死にチョコチップ発掘作業に取り組む子供たち。長女も夢中で取り組んで、27個のチョコチップを取り出し、無事にご褒美をゲットしたそうです。

 

We did an activity of taking the chocolate chips out of a cookie. If we took out 25 chips, we get another cookie. I think we did this because this activity shows the greed of humans. Also, it cannot go back to how it used to be. The cookie represents the rain forest and we represent the miners. A lot of miners around the world mine for money and greed.

 

チョコチップ発掘作業が終わったあと、先生がみんなに話したこと。

「君たちはいま、必死でチョコチップクッキーをminingしただろう?どんな気持ちだった?ご褒美が欲しくて夢中だっただろう?miningしたあとのクッキーがどうなるかなんて考えもしなかっただろう?」

「人間というのは貪欲なものなんだ。多くの人間が、金欲しさに環境を破壊する。彼らは、ただ金が欲しいという一心で、夢中なんだ。それで実際に金を手にしてハッピーになる人もいるだろう。でも一度破壊された環境は、もう元には戻らない。そう、君たちの目の前にある、そのクッキーのように。」

 

子供たちのインターの数多い先生たちのなかでも、特に人気が高い長女の担任のT先生。彼の授業は、「実際に体験させること」を重視しています。例えば環境破壊がテーマの場合、ただ単に「地球が大変なことになっている」「さあどうしましょう」ではなく、どうしてそうなっているのか、「破壊してしまう」立場を疑似体験させます。こうすることによって子供たちは当事者意識をもって考えることができるようになります。

長女は、今回のアクティビティーを通じて、自分のなかにも「貪欲さ」があること、人は「貪欲」になると善悪の判断が難しくなること、そしてそういう人間の貪欲さが環境問題の根源にあることを悟ったようでした。

 

T先生の授業を見ていると、「プロの教師ってこういう人なんだ」と圧倒されます。早いもので、Grade 5終了まであと4か月を切りました。たくさんのことをT先生から吸収してほしいと思っています。

 

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