インター入学後3年2か月、長女の英語学習の記録です。
今月は学校でISA(International School’s Assessment)が実施されました。ISAは世界の様々な世界中のインターの生徒が参加する統一試験。結果が分かるのは4か月後ですが(遅い!)、備忘録を兼ね、本人の感想などもまとめておこうと思います。
【3月2日追記:「世界のすべてのインターが参加するわけではなく表現が不適切」とのご指摘があったため、修正しました。参加校は次のとおりです。ISA参加校一覧】
Reading
今月は風邪で2日ほど学校を休んだので、読書がはかどりました。和書も結構読みました。
まずは先月から読んでいたA Winkle in Time。ようやく読了。この本はかなり時間がかかりました。「知らない単語が多くて読みにくかった」との本人談。Guided Reading:W、Lexile:740L。この作品、ディズニーが映画化して、US公開が3月9日に予定されています。日本公開日は未定ですが、GWころでしょうか。予告動画がかなりイイ!
A Dog’s Lifeは学校の宿題で読みました。皆で同じ本を読んで感想や意見を話しあう授業があるのですが、その授業での課題図書だったようです。でもあまり面白くなかったみたい(笑)Guided Reading:S、Lexile: 870L。
Crenshawは、Katherine Applegateの最新作。あちこちに書評が出ていた話題作なので気になっていたのですが、長女いわくKatherin ApplegateならニューベリーをとったThe One and Only Ivanの方が面白くておすすめできるとのこと。Guided Reading:Q、Lexile: 540L。このくらいの難易度の本ならサクサク読めるようで、250ページほどあるのですが、塾の行きかえりと夕食後ののんびりタイムで読了。多分2時間半くらいでしょうか。速いです。読解力についてはよくわかりませんが、readingのスピードは、いつの間にか英語>日本語になっていました。
そしてなぜかここにきて、ハリーポッターにはまり中。1巻は再読、その後2巻も読みました。移動中などもむさぼる用に読み続け、かなりのスピードで読了。そのまま3巻へと行くかと思ったら、担任の先生からナルニア国物語を薦められたようで、現在The Magician’s Nephewを読んでいます。ナルニアについては、どういう順で読むのがいいか色々な考え方があるようなので、それはまた追って別記事にします。
ハリーポッターとナルニアはいずれも全7巻。まだ読了には時間がかかりそうですが、この2つを読み終えると、自宅本棚の「積読」本が一気に減少してしまいます。普段インターのPrimary用図書室でボランティアをしているので、Primaryのお子さんが読む本については比較的詳しい私ですが、Secondary用の本については全くといっていいほど知識がないことに今更ながら気づきました。小学校高学年以上の子供に読ませるのはどんな本がいいのか、徐々に情報を収集していこうと思っています。
Writing, Listening, Speaking
2月はスキーで忙しかったので、移動時間を有効に使いたかったのですが、行きは朝早くて眠いし、帰りもぐったり疲れて眠いしで、有効活用できずでした。そして友達からはWonderの映画に誘われたけど、スキーと重なって行けず。Wonder、私の周囲ではかなり好評です。しかしもうDVDが出てるとは。早い!
Writingは来月から再度エッセイの取り組みを再開する予定。スピード勝負で書くエッセイはだいぶ強くなってきたので、時間をかけて深堀りするエッセイに取り組みたいところ。しかし時間が・・・。
ISA(International School’s Assessment)
ISAは2日間にわたって行われ、Math(算数)、Reading(読解)、Narrative/Reflective Writing(ライティング①)、Expository/Argument Writing(ライティング②)の4科目があります。英検は日本の英語教育という物差しで学習到達度を測ることができる試験。これに対してISAは、英語を学習言語とする世界の同学年の子供たちの中で立ち位置を確認できる試験。我が家は英語力の指標としては、英検よりもISAの方を重視しています。
Reading
今回の試験、課題文のひとつが「お好み焼きの作り方」だったそうです。「そりゃラッキーだったね。わかりやすかったでしょ?」と聞いたら、「うーん、それがさあ、お好み焼きの具に、マッシュルームとベーコンが出てきたんだよ。マッシュルームなんて普通入れないよね?それからベーコンじゃなくて豚バラでしょ?おかしいな~って気になって、何度も読み返しちゃったよ。もっと普通の問題出してほしいよ!」とのこと。お好み焼きにマッシュルーム・・・確かにそれ、おかしい(笑)
Narrative/Reflective Writing
問題用紙に古いスニーカーの絵が描いてあって、その絵にまつわるストーリーを考えて書きなさいというもの。長女は、ガーデンセットのなかに入れられたまま、かれこれ20年も外に出られずにいるスニーカーを主人公とする冒険物語を書いたそうです。本人いわく、「次の日先生が『素晴らしい出来だった』ってみんなの前で褒めてくれたの!クラスで褒められたの私だけだったんだよ~」とのこと。この種の試験でクリエイティビティが採点者にどう評価されるかはふたをあけてみないと分かりませんが、ちょっとは期待してもいいのかな。
Expository/Argument Writing
「有名になることはいいことだと思うか」という問いについて、自分の意見を書くというもの。こちらはどうも納得のいく仕上がりではなかった模様。普段自宅でエッセイを書くときは15分一本勝負なのですが、今回は45分だったとのこと、「いつものペースで書いたら、すぐに終わっちゃって、ひまだからぼーっとしていた」とのこと。オ~イ。本人いわく45分ということはわかっていたものの、座った場所が時計の見えないところで、残り時間もよくわからなかったので、仕方なかったとのこと。今後は試験のときには腕時計を忘れないようにしよう。それから中学受験のことを考えると、もう少し長いエッセイを時間を見ながら書く練習も必要だなと思いました。
今回の目標は「3つ全てで上位25%に入る」こと(ちなみに前回はこんな感じ)。ReadingとNarrative writingは行けそうな気がしていますが、Expository writingが難しそう。いずれにせよ終わったことなので、4か月後に結果が届くのを楽しみにしておきます!
「世界中のインター」だと、世界中の「全て」のインターが参加する、というふうに読めてしまいます。うちの子供の通う学校は、MAPテストをベンチマークに使っています。
コメントありがとうございます。記事を修正しました!
MAPの方がアメリカ人の受験者が多いので、テストとしてはメジャーですよね。