英語のジェスチャーや仕草 我が家が気を付けていること

子供のジェスチャーが気になる

ここ最近、子供のジェスチャーがとても気になっています。

2人とも、分からないことがあったときに無言で肩をすくめるのが癖になっているのです。さすがにトップ画像のように両手の平を上にむけたりはしないのですが、「肩すくめ」は日に何度もやっており、見ていて非常に気になります。このジェスチャー、私ははっきり言って好きではないんですよね。なんだか粗雑で投げやりな感じがしてしまうのです。

肩すくめのジェスチャーって、ネイティブの間ではどう見えるんだろう?と疑問に思い、友人に聞いてみたところ、「そんなに強いマイナスのイメージはないね。でも、子供っぽい感じはすると思う。ジェスチャーではなく、口できちんと『わからない』って言うようにさせるのは、いいことだと思うよ。」とのことでした。

というわけで、以降、子供たちが無言で肩をすくめるジェスチャーをしたときには、「こらっ!」と注意するようにしました。でも、癖になってしまっているので、なかなか直らないですね~(汗)

子供にはジェスチャーの使い分けは難しい

英語を話すときには、英語圏の人がやるようなジェスチャーを入れた方が話しやすいし、こちらの意図やニュアンスも伝わりやすいと思います。英語がたどたどしくても、ジェスチャーで補える部分があるので、ジェスチャーって便利だなと思います。

でも、うちの子たち、日本語話者相手でも、目上の人相手でも、お構いなしに普段使っているジェスチャーを使ってしまいます。目上の人に対しても親指立てて「イイね!」しちゃったりとか・・・。子どもには、言語やシチュエーションによってジェスチャーを使い分けるのが難しいようです。海外に住んでいる分にはあまり問題ないでしょうが、日本に本帰国したときに同じことをやれば、相手は「?」になってしまったり、場合によっては相手に不快な思いをさせてしまうのではないかと懸念しています。なので、子供には、できる限り、日本でも海外でも、目上の方相手でも、使って問題なさそうなジェスチャーを身に着ける方向で、あれこれうるさく注意しています。

ちなみに、英語圏の人が使うジェスチャーが全部日本人的な視点でみて問題ありかというと、そうでもない気がします。私が結構好きなのは、指をそろえて自分の胸を指して「私」とやるもの。日本人がよくやる人差し指で自分の鼻を指すジェスチャーより、ずっとスマートで品がある気がします。こういうジェスチャーは日本でやっても問題ないし、むしろ癖になってくれたらいいのにな、なんて思っています。

欧米のくしゃみの作法

それから、この時期かなりの確率で日本人のお子さんが先生から注意されるのが、くしゃみや咳の仕方です。

日本人はくしゃみや咳をするときに手のひらで鼻や口をおさえますが、握手があいさつとして普及している欧米ではこれは絶対NGの行為です。めちゃくちゃ嫌がられます。かわりにひじの内側のあたりで鼻や口を覆うんですが、これ、慣れてないと腕がとっさに動かなくて大変なんですよね。

確かに指先に菌がついたらそこからどんどん菌が広がる可能性がありますから、手のひらではなく肘の内側で覆うというのは、合理的ですね。最近は衛生の観点から日本でもこの「肘ブロック」が推奨されているようなので(東京都感染症情報センターのHP)、普段の生活から習慣づけておくといいのではと思います。

一方、子供は私の仕草が気になるらしい

色々偉そうに書いてきましたが、実は私も、子供たちから仕草を注意されたことがあります。

私はハードコンタクトレンズを使ってるのですが、時折レンズが正しい位置からずれてしまいそうになることがあります。そんなときに眼球を動かして位置を調整するのが癖になっているのですが、子供たちによると、これが英語圏の人が何か呆れたときにやる「目をぐるんと回す」仕草に見えてしまうとのことです。「ママ、それすごく失礼だからやめた方がいいよ!『ばっかじゃないの?』って言ってるように見えるから。」と長女に注意されました~(汗)

思わぬ指摘にびっくりしましたが、家族だからこそ言えることだと思うので、長女の忠告に従って以降は人前ではやらないようにしています。

簡単なようで難しいジェスチャーや仕草。どこにいっても通じるような品のいいジェスチャーや仕草を身に着けられるといいなと思います。自戒も込めて。

「英語のジェスチャーや仕草 我が家が気を付けていること」への5件のフィードバック

  1. はじめまして。英語圏のyear2に通う娘がいて、お嬢様方たちと年が近いので、本の情報はじめ色々参考にさせていただいてます。
    この肩すくめ、まさに私が感じていたことです!時に馬鹿にされてるみたいな気分になることもあり、つい感情的に叱っちゃうことも(汗)子供は我が家ではNG行為と認識しつつも内心なんでダメなのかと思ってるみたいです。確かに先生はじめ周りの大人がやってますから、ね。。。ちなみにうちの子は、目をグルンと回すのも、たまにやるので、夫婦して、キーーーーーっとなります(苦笑)咳のとき口を手で押さえるの、ダメなんですか!気づきませんでした!!かといって、肘でやるのも抵抗があります。ハンカチかティッシュ広げて手で抑えるなら、ありかしら。

    1. こんにちは!コメントありがとうございます。

      「肩すくめ」、nicoさんも全く同じように感じていらっしゃると知り、安心しました!そうなんです、見ていてイラッとしますよね。でも周囲では大人も普通にやっているので、子供たちは内心「なんでだめなの?」と思っている模様。うちの子たちも、肩をすくめると同時に、目をぐるんとする・・・というかわざと斜め上を向けたりします。あとなぜかわかりませんが、鼻の下を伸ばしたりすることもあって、その顔がまた見苦しいんです。だからしつこく何度も注意しています。

      くしゃみエチケット、もちろんハンカチやティッシュで抑えるのはOKです!というより、肘ブロックよりもハンカチで抑える方が望ましいと思います。ただ、特に子供の場合、とっさにハンカチが出てこないときもあって、そういうときには手の平ではなく肘の内側でブロックするように指導されているみたいです。日本人的には服に鼻水がつくのもなんだかなという感じがしますが、そこは欧米との感じ方の違いなんでしょうね。

  2. はじめまして。
    ロンドン在住で、Year2、Receptionの子どもがおります。
    子ども用にどの辞書を買おうかとリサーチしていて、
    ブログを拝見するに至りました。

    私も咳やくしゃみを肘ブロックは気が付きませんでした!
    記事にして下さってありがとうございます!!
    そういわれてみれば確かに肘ブロックしている人、いますね~~~
    なるほど…勉強になりました。
    私が気になるのは、子ども達が会話の途中で考え事をする時に
    「う~~~ん」じゃなく、「あ~~~~」と声を出すことです…。

    これからもブログの更新を楽しみにしております♪

  3. 先程の投稿、仕草ではないのに申し訳ありません。
    いつもいつも「あ~~~」を注意しているので、ついつい…。

    チャプターブックについての記事も大変参考になり、
    先程、RainbowシリーズなどAmazonで注文したところです。
    またお邪魔させて下さい^^

  4. こんにちは!コメントありがとうございます。

    肘ブロック、なかなか気づきませんよね。私は10年ほど前、アメリカに2年住んでいたのですが、ほかの人からくしゃみの仕方を注意されたこともなく、知りませんでした。2年くらい前に長女が次女のくしゃみの仕方を注意していて、それで知りました(笑)長女いわく「うちの学校では必ず先生が注意する。私も入ったばかりのころ、担任の先生に注意された」とのこと。

    そして「あ~~~」、わかります!うちもやっているかも・・・。日本語のアとウの中間みたいな日本語にはない音だから、確かに日本人的に見ると「・・・?」ですね(汗)我が家も今度やっていたら注意しよう!ありがとうございます~。

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