【おすすめのチャプターブック】Holes

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我が家の長女が数ある英語のチャプターブックのなかで一番!と大絶賛しているのが、Holesという本です。

「ママ、この本は絶対読んでみて!すごいから!」と何度もいうので、仕方がないな~ということで読み始めたのですが・・・

 

いや~、面白かったです!

 

最初の方はなかなか話に入り込めず、だらだら惰性で読んでいたのですが、3分の1くらいまで来たところで「面白いかも?」と思い始め、半分を過ぎたところからは続きが気になってしまって二宮金次郎のように歩きながら読み続けてしまいました。児童文学と侮るなかれ!大人でも十分楽しめる一冊でした。

ただ、最後の方は、まだまだ続くと思ったらあっけなく終わってしまいました。私が買ったペーパーバックでは、最後の30ページくらいが別作品の「試し読み」になっていたのですが、それに気づかず、残りページ数を確認しながら「もう一波乱来るのか?来るのか来るのか来るのか・・?」とドキドキしながら読んでいたら、いつの間にか「お・し・ま・い♪」で、がっくり!期待しすぎました・・・。

さて前置きが長くなりましたが、Holesの紹介です。

作者について

作者のLouis Sacharは、アメリカの児童文学作家。ニューベリー賞を受賞したHolesが一番有名かと思いますが、Wayside School シリーズや、Marvin Redpost シリーズも人気ですね。

Wayside Schoolは、子供たちのインターではGrade 2くらいのときに先生が読み聞かせをしてくれていたように記憶しています。単発作品では、長女はThere’s a Boy in the Girls’ Bathroomも面白いと言っていました。

  

Holes のあらすじ

無実の罪で砂漠の矯正施設に入れられた少年スタンリー。大地に穴を掘るだけの苦行の日々から脱出し、不運を幸運に逆転する冒険へと踏み出す。友情と感動の物語! (Amazonより)

この本のいいところ

・スリリングな展開
何度も絶体絶命のピンチに陥る主人公。読みながら先が気になって止まらなくなります。

・優れたプロット
過去の話と現在の話が交差しながら進み、最後はすべてがきれいにつながります。この話の展開の仕方が非常に秀悦です。

・簡明で読みやすい英文
一つ一つの文が短く、難解な単語も少ないため、読みやすいです。

難易度と推奨年齢

Lexile 660L、Reading Level V、DRA 50。英文自体はシンプルで読みやすいのですが、ストーリーが複雑なので、英語力があっても年少のお子さんだと消化不良に終わってしまうかも。

ちなみに、友人のお子さんが通う海外インターでは、Grade 4の必読図書だったそうです。よって、推奨年齢は、9歳以上かな?

 

以上、Holesの紹介でした。スピンアウト作品や映画もあるようなので、こっちも機会があったら見たい&読みたいなーと思っています。映画は日本では公開されておらず、その存在すら私は知らなかったのですが、原作の世界が忠実に再現されておりなかなか好評なようです。

  

 

おまけ:うちの長女のおすすめチャプターランキング(2018年2月現在)

1位 Holes
2位 Wonder
3位 Where the Red Fern Goes
4位 The War that Saved My Life

長女が独断と偏見で選んだ「この本いい!」ランキングです。今のところHolesに匹敵する一冊は出てきていない模様。何となくですが、1位と2位は、しばらくは変わらないのではという気がしています。1位と2位は読んだので、次は3位のWhere the Red Fern Goesを読もうかな?長女いわく、悲しいけどハッピーな気持ちになれる、素敵な1冊だそうです。

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