インター入学後3年の日本語力(長女10歳)

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インター入学後3年経過。長女の日本語力についての備忘録です。

この半年の学習状況

秋から塾通いを開始。週1の通塾で算数のみの受講ですが、国語についても四谷大塚の予習シリーズに沿って家庭で学習を進めるようになりました。とはいっても、日々のバタバタの中で、なかなかカリキュラム通りには進められずにいます。読解問題は半分以上手つかず状態。「漢字とことば」も、一度やるのみで繰り返す余裕はなし。

以前は日本語の本もそれなりに読んでいたのですが、ここ半年で激減。読書の中心は完全に英語になってしまっています。

なお、秋の四谷の全国統一テストは私の住むエリアでは実施されず、受験できませんでした。受験者数が多く、詳細なデータがもらえるこのテスト、定点観測にもってこいだったのですが・・残念です。普段塾で受けているテストは受験者数が少なくてあまり参考にならないので、もう少しデータがとれる模試の海外受験を考えたいと思っています。

読解力

こちらはまずまず。インター入学から3年経過し、英語どっぷりな生活を送っている割には、それなりの読解力を維持できている感じがします。とはいえ、課題も色々見えてきました。

・なじみのない場面設定に弱い
先日物語文で躓いていたのは、野球の試合の場面でした。そもそも野球がどんなスポーツで何人でプレイするのかすら知らなかったうちの長女。文章を読んでも当然ながらチンプンカンプンで、意味が全く分からなかったそうです。うーん、こういう問題が入試で出たら、撃沈ですね~。

・日本人特有の心理描写に弱い
たとえば「試合に負けて反省する」という描写が理解できない。「えー、次は頑張ろう!じゃないの?」という感覚です。物語文で躓くのは、心理描写の問題が多い印象です。

・説明文や随筆は興味のないネタだと苦戦
物語文に比べて比較的得意だった説明文ですが、なじみのないネタだと苦戦。随筆も興味のない話題だと読むのが苦痛な模様。これはもう仕方がないかな・・・と半分諦め気味です。

書く力

書く力については、残念ながら伸びが感じられません。たまに日本語で文章を書くと、英文学を日本語に訳したような、ちょっと不自然な日本語になってしまっています。本人も書くのは英語の方が楽だと言うように。

家庭では、たとえば旅行中は毎日「旅行記」を書かせたり、日本にいるお友達や親せきに手紙を書かせたりと、日常生活のなかに小さな取り組みを入れていますが、全くやらないよりはマシという程度。こういった取り組みで書く力を伸ばせるのは小学校中学年までかな・・という気がしています。

日本語での論理展開の在り方は英語とは全く違うので、どこかでしっかり教えたいと思いつつ、延び延びになってしまっています。これは今後の課題ですね。ちょっと真剣に考えてみます。

漢字・語彙

夏以降、取り組みを強化したので、以前よりは力がついてきている印象です。とはいえ、もとが底辺でしたので、まだまだ力不足にかわりはありません。1度やったきりの「漢字とことば」は、かなり忘れてきているので、小4の上下を再度どこかでやり直さないと・・・と思っています。

それから「これって日本語でどういうの?」という質問が最近増えたなあと感じます。以前は逆パターン(英語でなんていうの?)が多かったんですけどね。ちなみに昨日聞かれたのはpretend(~のふりをする)と、quilt(キルト)。quiltは日本語のキルトと発音が全く違うので、何を聞かれているのか私が理解するまで時間がかかりました。

話す力

全体的に停滞気味の日本語力ですが、半年前に比べると上達したのが、日本語のプレゼン。これは日本語力の上昇というよりプレゼン力の上昇に起因する部分が大きいと思われます。英語でのプレゼンでの経験が日本語でのプレゼン力を引っ張り上げてくれている感じがします。

 

以上、半年前はまだ日本語の方が優勢だと感じていましたが、現時点では同等か、やや英語が優勢になってきているかもという感じです。ちなみに本人いわく、見る夢は英語と日本語、ちょうど半々くらいとのこと。

この調子でいけば、半年後には、英語>日本語になるのはほぼ確実と思われます。今まで日本語については「漢字」「語彙」といった分かり易い課題が多かった長女ですが、学齢があがってきたので、基礎知識に加えて、日本語での表現力や論理構成力をどう磨いていけばいいのかという点も真剣に考えていかなければならないなと感じています。

 

インター入学後2年6か月の日本語力 長女(10歳)

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