英語の学習記録 3年0カ月目 長女(10歳) 

我が家の子供たちがインターに入学してから、ちょうど3年が経過しました。

入学当時、長女が英語で言える文章は、”I want to go to the restroom.”という一文のみでした。しかもその一文さえ、restroomの発音が悪くてなかなか通じませんでした。当然のことながら授業の内容は全く理解できずでした。周囲のママからは、「3年も経てば、放っておいても英語の方が得意になるから心配ないわよ。逆に日本語の維持が大変よ」などとアドバイスされ、本当にそんな日が来るのかなと不安に思う日々でした。今となっては遠い昔のことのような気がします。

3年経過しての言語バランスや今後の課題などは、長女と次女とでは色々違うので、別記事にまとめようと思っています。

Reading

今月読んだチャプターブックはこんな感じ。

The Nestはベストセラー作家Kenneth Oppelの作品。Lixileは640Lですが、対象年齢は10歳以上。長女いわく「こわかった!でも面白かった」とのこと。ちょっとスリリングな内容ゆえに、対象年齢が高めに設定されているようです。

The Wild Robotは、無人島に取り残されたロボットを主人公とする物語。Lexile 740L。学校の課題図書のひとつでした。2016年に出たばかりの児童書ですが、人気を博しているようで、すでに続編も出ているそうです。長女いわく「途中まではすごく面白かった。でもエンディングが・・・」とのこと。「先生と交渉して続編を学校で購入してもらったら?そしたらエンディングについての考えも変わるかも」と本人には話をしています。

The One and Only Ivanは 2013年にニューベリーメダルを受賞している作品。見世物として飼育されているゴリラのIvanが小象に出会い、変わっていくというお話。Lixile 570L。下記のとおりAmazon comでの評価も非常に高い一冊です。

久々に絵本も読んでいました。こちらはPolar StarJumanjiで有名なChris Van Allsburgの一冊。Chris Van Allsburgの絵本は読みごたえがあるし(絵本の割には文章のボリュームが多いです)、絵も素晴らしいので、別記事で紹介しようと思います。

さて今月は、Readingに関し、大きな変化がありました。それはドイツ語でも自主的に読書するようになったこと!ただし漫画限定です。普通の児童書はまだ無理なようですが、漫画なら年齢相当のものもなんとか読める模様。今読んでいるのは、Ariolという漫画です。ドイツ語と英語は似てるとよく言われますが、私にはページを開いてみてもさっぱり分かりません。本人は一応理解している模様で、現在第三巻を読んでいます。

ドイツ語で読書をするようになり、最近ますます日本語の読書量が減っています。家の本棚には出番を待っている日本語の本がたくさんありますが、なかなか手に取りません。日本語の本が苦手なわけではないのですが、学校で友達から「この本面白かったよ」と言われると、どうしてもそっちに流れてしまいます。日本語の読書の時間をつくるのもなかなか大変なので、四谷大塚の予習シリーズの文章を音読させるなど、量より質でカバーした方がいいような気がしています。

Writing

引き続き英検準1の頻出単語集で語彙の勉強を継続中です。社会や経済にかかわる難しい単語が多いので、英語だけでなく、+αの知識を得ることができている気がします。

 

Listening

普段は映画をほとんどみない長女ですが、年末年始ということもあり、今月はいくつか映画を見ました。

「LEGOバットマン」は学校の最終日にクラスで見たそうです。「なにそれ、面白いの?」と長女に聞いたところ、「面白かったよ。でも一番笑っていたのはMs. C(隣のクラスの担任の先生)だったね」とのこと。レビューを見てみたら意外なことに大好評の一作のようで、私も見たくなって来ました!(笑)

「チャーリーとチョコレート工場」は、移動中の車のなかで。この映画を見るのは4~5回目になると思います。我が家の場合、これとナイトメア・ビフォア・クリスマスの2つが、ヘビーローテになっています。

そういえば先日の記事でスタディサプリを始めたことを報告しましたが、このなかにマイケル・サンデルの講義(英語)があり、これにはかなり食いついていました。内容はJusticeをコンパクトにまとめたような感じ。難解な単語はほとんど出てこず、10歳の長女でも十分理解できる内容でした。ところどころで一時停止して、家族でディスカッションをしました。かなりおすすめです。

以上、今月の記録でした。

「英語の学習記録 3年0カ月目 長女(10歳) 」への4件のフィードバック

  1. こんにちは。
    お嬢さん、英語に加えドイツ語まで自主的に学ばれてるとはすごいですね。我が子のスクールでも語学の授業がありますが、英語と日本語にいっぱいいっぱいで、そこまで追いつかないのが現状です。

    ブログを拝見すると、多国籍なお友達と親しくされていてインター生としての生活を満喫されている事だと思います。
    我が子のスクールは、人種差別的な扱いはもちろん無いのですが、アジア人はアジア人で、欧米系は欧米系で固まる傾向があり、先生もそれを助長してるとも取れる行動をされる時が多々あります。言い換えれば、先生がそういった行動を取るので、子どもたちは自然にそう分かれるのかも。(例えば、グループ分けをする時に、アジア人と欧米人で分けたり。)
    私は、せっかくインターに通わせているので色々なお友達と仲良くなってもらいたいのですが、先生方がそれを阻止してるとも取れる行動をなさるんです。(アジア出身の子の語学力に問題があるわけでは無いと思います)

    お嬢さんのスクールでは、このような問題はありませんか?

  2. Sakuraさん、あけましておめでとうございます。すっかり返信が遅れてしまってすみません。

    アジア系はアジア系で、欧米系は欧米系でまとまるというのは、子供たちのインターでもあります。やっぱり文化や価値観が似ている方が仲良くなりやすいというのはあるんだろうなと思います。

    我が家の場合、長女は能天気かつ社交的な性格であるから、そして次女はそもそもクラスに他の東アジア系女子がいないことから、結構色々な国の子と仲良くなっている気がします。ただ次女は、欧米系のお子さんの「自分はこんなにすごい」的トークが嫌らしく、よく文句も言っています(汗

    先生のスタンスとしては、固まるのを止めもしないし、推奨もしないという感じです。同じ国の子が固まって自国語でワイワイ話をしていても、先生は注意しないですね。なので私は自分の子については「他の子が一緒にいる場面で日本語で話をしていたら注意をしてほしい」(新入生や下級生のサポートの場合は別)と先生にお願いしています。

    それにしても、グループ分けでアジア人と欧米人を分けるっていうお話、びっくりです。子どもたちの学校では(少なくともこれまでわが子がお世話になった先生では)ありえないと思います。算数の学習などは、東アジア系がそろって同じグループになったりすることが多いですが、レベル別ゆえの結果ですので不自然な感じはしません。なにか理由があってのグループ分けなのかもしれませんが、もしsegrigation(人種による隔離)と感じられる部分があるなら、学校に話をしてみた方がいいのではという気がします。

  3. お忙しい中、返信をありがとうございます。
    我が子は欧米系のスクールに通っているので先生は皆欧米人なのですが、日本人の私が欧米人の先生にこのような相談をしたところで、理解してもらえないのではと思い躊躇していました。
    clematisさんのお嬢さんのスクールの状況をお聞きし、我が子の通うスクールで起きている事が一般的ではないと改めて理解しました。
    主人とも相談し、今後の対応を決めようと思います。ありがとうございました。

  4. sakuraさん
    いえいえ、参考になれば幸いです。たぶん先生の側にもなにか理由があるんでしょうけど、モヤモヤしますよね。「私たちが気にしすぎているのかもしれないけど、気になっている。グループ分けに理由があるなら教えてほしい」という感じで聞いてみるといいのではないかな~と思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA