スタディサプリを導入してみた

我が家の冬休み。小4の長女は2年後に中学受験を控えているので、がっつり塾の冬期講習に通ってもらいます。

・・・ということもちょっと考えたのですが、結局やめて、2週間かけて車でイタリア一周旅行をしています。都市部には立ち寄らず、もっぱら地方都市や田園地帯に滞在しています。

 

イタリア、最高です。美しい景色に優しい人たち。世界遺産の数々。美味しいごはんに美味しいお酒。あちこちに温泉(テルメ)もあります。また地方によって風土がかなり変わるのも面白いですね。随所でチーズ工場やワイナリーなどの見学を入れていますが、伝統とテクノロジーの融合が興味深いです。今はトスカーナに滞在中ですが、今日はあいにくの天気なので、子供と夫はテルメへ、私は宿に残って景色を眺めながら年内最後の仕事を片づけています。

さて、前置きが長くなりましたが、旅行中はなにせ移動時間が長いので、その時間を有効活用しようということで、「スタディサプリ」を導入しました。無料体験が2週間ですので、ちょうど旅行期間中、利用できることになります。以下、スタディサプリを利用してみての感想です。

スタディサプリ/塾平均より年間24万円お得!? 月額980円(税抜)

スタディサプリとは

リクルートが展開しているインターネットを用いた学習サービスです。
対応学年は小4~大学受験まで。自分の学年以外の講義も自由に視聴できます。
動画での講義のほか、テキストや理解度チェックのための問題などもあります。

我が家の利用法

長女のFireタブレットにアプリを入れ、そこに見せたいコンテンツを予めダウンロードしておいて、ドライブ中に流しています。

海外での利用可否

欧州在住の我が家は、今のところ問題なく利用できています。ネットの接続に規制のない場所ならば、海外でも利用に支障はない模様です。

Fireでの利用可否

長女のFire (HD 10)では、今のところ問題なく利用できています。
ただしFireの場合、Amazonストアにスタディサプリのアプリがないので、Google Playを入れて、そこからアプリをダウンロードする必要がありました。アプリは高校生用のものしかなかったので、小中向けの動画は対応していないのかなと思いましたが、問題なく見ることができています。

オフラインでの利用の可否

スタディサプリは以前はオフラインで利用できなかったようですが、今はアプリで動画を予めダウンロードすることによって、オフラインでも利用可能となっています。これでネット接続料金を気にせず利用することが可能になります。

使ってみての感想

とにかく講義数が多くて内容が充実しています。値段も月980円と非常にリーズナブル。我が家では、学年にかかわらず、子どもたちが興味を持ちそうな授業を選んで聞かせています。

ただ、机に座ってプリントアウトをしたテキストを見ながら視聴することを前提とした作りになっていて、タブレットで移動中にサクッと学習するには向いていない講義が多いです。せっかくの動画学習なのだから、単に黒板の前で講師がしゃべるのではなく、もっとパワポや画像などをうまく組み合わせたコンテンツにしてもらえるといいのになと思いました。「姫路城は世界遺産」なんて講義でも、姫路城の写真は一切動画の中に出てこないという。。。まあ自分で調べて見せればいいだけなんですけど、ちょっとでも画像を入れてくれると手間が省けていいんだけどな~。

内容は講師の先生により若干の違いがありますが、講師の先生が板書をしながらサクサク重要ポイントを解説していくスタイルが基本です。「はい、ここは重要なのでしっかり覚えましょう」がすごく多くて、ああ日本の教育だ~という感じました。考えることを重視するインターの教育に慣れている子供たちにはかなり違和感があるようですし、私もうーんと思いながら聞いていますが、たとえば「富士山の高さは3776メートル。『富士山みたいに、みななろう』と覚えましょう」とか、うまい覚え方をさらっと教えてくれたりするので、短時間で効率よく最低限の基礎知識を入れるのにはいいのかなという気もしています。

今後の利用について

1月~2月は、今回の旅行のほか、週末にスキーも入るため、車での移動時間が長くなる見込みです。とりあえず2月まで継続してみて、続けるかどうか再検討しようと思っています。

以上スタディサプリのご紹介でした。

 

「スタディサプリを導入してみた」への4件のフィードバック

  1. こんばんは、
    我が子は1週間ですが、冬期講習に行っています。
    4年生後半からの入塾なので、前半のできていない単元、公文少し、塾の宿題、英語の勉強でずっと勉強しています。。
    友人たちは国外にバカンスですが、うちの子はずっとお勉強。。
    塾宿題が思った以上に多くて時間を取られています。
    年末には解放されるので、動物園にでも行こうと思ってます。
    目指す中学校にもよるのでしょうが、
    これから2年間は頑張ろうね、と言っていますが、親と出掛けてくれる時期も後僅か、ちょこちょこ旅行はいれたいと思っています。
    海外在住の特権ですよね、色々と世界を見せてあげたいですよね。
    スタディサプリ、私もお試ししました。
    お手頃で良いですよね‼︎

    1. りなさん、こんにちは!コメントありがとうございます。
      周囲が楽しく遊んでいるなかでの講習通い、お子さんも、そしてサポート役のりなさんも、大変ですよね。
      海外在住での中学受験準備、まわりに一緒に頑張れるお友達がいない(or少ない)点が、非常につらいなと思います。私自身も30年前に中学受験をしましたが、友達と一緒にワイワイ塾に通うのが楽しくて、さほど苦にならなかったんですよね。ところが長女の場合、そういう友達がいない・・・。モチベもテンションもあがらなくて当然だなという気がしています。
      我が家の場合、帰国枠でどこか適当なところに入れればいいかなという感じなので、のんびりペースになってしまっているのですが、そろそろ勉強に本腰をいれないといけないのかなとちょっと焦りも感じています。あと2年、お互いにがんばりましょうね。

  2. こんにちは。
    >海外在住での中学受験準備、まわりに一緒に頑張れるお友達がいない(or少ない)点が、非常につらいなと思います。

    この点はシンガポールは非常に恵まれていると思ってます。補習校は補習校でレベルが高い(日本の学校の平均点以上とります)し、日本語の塾・公文へのアクセスも容易、あと世界一学力が高いと言われている日本人小学校の方々が日本の難関校の受験準備しているので、頑張ろうと思えばいくらでも仲間がいるんですよね。シンガポールという国でインターに入れるメリットは、1. 多数のインターがあるので教育方針によって選べる選択肢が多いこと(=めっちゃ迷います) 2. 日本語の教育機会に恵まれていること
    かなと思っていて、特にあまり話題に出ないですが「2」が大きい気がします。

    >我が家の場合、帰国枠でどこか適当なところに入れればいいかなという感じなので、

    実は上記のコメントに反応したくて本件コメントさせて頂きました。
    私も同じことを考えてます。日本に帰国して、難関校合格の為に受験勉強に時間を集中させることよりも、英語の勉強はそれなりの時間を継続させて、またピアノとか将来的に海外の人とのコミュニケーションのきっかけとなるものを磨かせるものに時間を割きたいなと思ってます。それなりの勉強でそれなりの学校に行ければ十分じゃないかと。高校・大学・大学院とその後にいっぱいステップもありますので。
    最近、頭の中で考えていることをちょっと記載させて頂きました。
    それでは良いお年を。また来年も宜しくお願いします。

  3. Sパパさん、こんにちは!コメントありがとうございます。

    シンガポール、やっぱり教育レベルが高いですね。我が家が住むエリアは補習校は9割以上がハーフのお子さんなので、残念ながら学力向上は期待できません。日系の塾も一応あるのですが、中学受験コースの小4はなんと長女だけ!(汗)日本人の人口はそれなりに多い都市なのですけど、全体的にみなさんのんびりモードです。

    受験勉強とそれ以外、どのように労力や時間を配分するかは、本当に難しいですよね。最近、難関校からインターへ転校という例が身近にいくつか出てきたりして、中学受験は通過点の一つにしか過ぎないんだなと思う一方、やっぱりレベルの高い中高に進んだ方が色々と選択肢は広がるのかなという気もしていて、悩ましいです。

    ただ、これからの時代は、従来型の「勉強が出来る子」より、「他にないユニークさを持っている子」が圧倒的に強いだろうと思っています。海外での様々な体験と、世界中に広がりつつある友人のネットワークは、うちの子たちの資産であり個性であると思うので、特に大切にしてあげたいなと思っています。

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