先日、学校で個人面談がありました。
子どもたちのインターの個人面談は、日本の学校のものとはかなり異なります。持ち時間は30分。まず子供たちが学習内容を親に対してプレゼンし(10分)、子ども・教師・親の三者で振り返りをして(10分)、最後に子ども抜きで親と教師が話をする(10分)という流れです。30分というと長く感じますが、実際にはあっという間です。IBインターの場合、どこもだいたい同じような流れのようです。
今年度の長女の担任のT先生は、イギリス人の30代の先生。学校でも1、2を争う大人気の先生です。親から見れば、ひとりひとりの子どもをとてもよく見てくれるし、指導が丁寧だし、レスポンスも速くて確実なので、安心して任せられる先生です。長女によると、「面白い」「フェア」という2点から、子どもたちの間でも大人気だそうです。
さて、そんなT先生との個人面談。どんな話があるのだろうとドキドキしていましたが、長女について指摘された点は、ただひとつ。
Be Independent!
これだけでした。
「学業は全く問題なし。君はsuper cleverだと思う。クラスメイトとも仲良くやってるし、Student Council(生徒会役員)としても頑張っている。僕は担任として君のことをすごく誇りに思っている。」「でも、人の意見を聞いてばかりで、自分の意見をなかなか言わないところがあるよね。」「いいかい、君は日本というスバラシイ国から来て、他の子たちが知らないようなことをたくさん知っているんだ。他の子たちとは違う視点で物事を見ることができるはずなんだ。でもそれを内に秘めたままで、あまりシェアしようとしないよね。」「日本人である自分に自信を持つんだ。そして、自分が考えたこと、思ったことを、どんどんクラスでシェアしてごらん。」「これからの人生で、君は様々な決断を迫られるだろう。そのときに、自信をもって、自分の意思で、自分にとって最善の選択肢を選べるようにすることが大切だ。人の意見を聞くことも必要だけど、最後に決めるのは自分なんだよ。」
そして夫と私には、「ご家庭のなかでも、彼女が自分でdecision makingができるよう、様々な選択肢を与えてみてください。そして彼女自身に選択させてあげてください。」とのアドバイスがありました。
面談終了後。
「いや~、さすがだなあ・・・」と、夫と二人で感心してしまいました。
最近、私の頭の中は長女の「教育」のことでいっぱいで、長女の内面的な成長についてはあまり関心を払っていませんでした。長女の場合、もともと穏やか且つ素直な性格で、問題行動もないので、なんとなくこのままでいいのかなと感じていました。ですが「いやいや、それだけじゃだめなんだ」と気づかされました。
ぶれない「芯」があり、自分の意見を言え、自分で決断できる人。グローバル社会で輝けるのはそういう人材なのでしょう。それと同時に、日本社会と一定のかかわりを持つ以上、「出る杭」を打とうとする周りの圧力を押し返すだけのしなやかさも合わせ持たなければならないと思います。子どもの成長のため、母親である私ができることは何なのか。今回の面談、子供だけでなく私も、先生から大きな「宿題」をもらったような気がしています。
こんばんは、
お嬢様、素晴らしいですね‼︎
私は今日、息子のEALの方の面談でした。こちらは1対1,
まー、褒めちぎってました。
息子が通っているインターのEALはがっつりお金がかかる分、がっつり教えてくれます。そして、なかなか抜けれない。。平均2.5〜3年だそうです。。
息子は1年でintrmediateの1番軽いEALに行ったわよ‼︎これは奇跡よ!
彼は凄く努力したし、呑み込みが早く、すぐ覚える、彼のことが誇りで仕方がない、彼がクラスから離れるのは凄く寂しい。と涙目で興奮するものだから、早口になり私ひとり聞くのに必死でした。。
始めが酷かったので、単に伸びしろが長いんでしょうね。
明日は担任の三者面談です。
以前に、息子が私にプレゼンしている最中に私が少しつっついたら、日本語で、家に帰ってから説明するから‼︎と言いましたが、今回は成長したかしら⁈
もう今年も終わりに近づいてきましたね。よい年をお迎えください。
こんにちは!コメントありがとうございます。
EAL、うちの子どもたちのインターはかなり緩いです。ドイツ圏ということもあり、生徒の大半を占めるヨーロッパ人の親は「早くEALを卒業させてドイツ語を学ばせたい」と希望するので、EALよりGAL(German as Additional Language)の方が充実していて、EALはだいたい1~2年で卒業になります。日本人としては、中途半端にドイツ語をやるより、英語をきちんと勉強してほしいと思うんですけど、学校に意見を言っても、「まあそのうち英語はできるようになるから」みたいな感じです(汗)
今回の面談、長女の本質的な弱点をずばりと指摘されたので、非常に驚きました。うちの子、周囲にすごく流されやすいんですよね。いい友達が周囲にいれば一緒に頑張りますが、悪い友達と仲良くなれば、もろにその影響を受けるだろうと思います。先生は多分長女のそういうところを見抜いて、アドバイスを下さったのだろうなあと思います。どうやって「芯」を鍛えていけばいいのか、頭が痛いです><
我が家はあと1週間で冬休みです。りなさんのところはもうお休みかな。よいお年をお迎えください♪
インターによって様々ですよね。
末っ子ちゃんの行っているインターは1年で抜けれます。
別途料金はかかりません。
お兄ちゃんのインターは確かIBが本格的に入ってから第2言語が選べたはず。
もちろん、ローカル言語は英語と並行して学んでいますが、世界からみるとあまり使わない言語なので。。う〜ん、。。
海外では自分の意見を重要視されますよね。
以前にメルボルンに赴任中によく夫が言っていました。意見がころころ変わる説得力のない人の言う事は聞いてくれないと。。
お嬢様はこれからじゃないですか?
色々な国籍のお友達に出会い、色々な考え方に触れ、自分のアイデンティティーが磨かれていくのかと。
あと、、わが家もあまりできていませんが、、
選択肢を全部渡しては?
わが家は後で文句を言われるのが嫌なので、なるべく自分で選択、支度させてます。
自分で選択したので、私には文句言えません。
中学受験もそうです。
受験するのも彼、勉強するのも彼。
落ちるかどうかも彼次第。。
うちのお兄ちゃんはどっぷり日本人なので、アイデンティティーは何となくできているかなぁ⁈と思いますが、
昔からgoing my wayの不思議くんなので、こちらが心配です。。
うまくアドバイスできなくてすみません。。
わが家は今週いっぱいで終わりです。
またギャーギャーとうるさい毎日が始まります。。
こんにちは!コメントありがとうございます。
長女の場合、「私は日本人」という認識もあまりないみたいで、アイデンティティーはふにゃふにゃです。海外に来てから、私が日本の文化や行事などをきちんと教えていなかったので、そういうことも影響しているかもしれません。周囲をみると、海外に住んでいながら、お正月にはきちんとお節を作り、お正月飾りを準備して・・・というご家庭もあったりしますが、我が家は元旦からピザを食べていたりします(汗)今のインターナショナルな環境なら苦労はしませんが、日本に帰国したら大変そうです・・・。
中学受験、お子さんがご自分で選ばれたんですね。すばらしいです。我が家はやることが大前提で選択肢を与えなかったんですよね。せめて受験校と進学校は自分で選ばせようと思います。とはいえ本人の自由にさせたら「校舎がきれいな●●がいい」とか「面白い先生がいる××がいい」とか、そんな選択になりそうなので、こっそり誘導することになるのかな。ってこれじゃああんまり意味ないかもですね(汗