公文の数学、中学過程終了。

長女、公文の数学で、中学過程(I)を終了しました。

最後の方は1日2~3枚ののんびりペースでしたが、5年半かかって、ようやく第一目標に到達しました。小4の3月までに終わればいいかなと思っていたので、予定より5カ月早くゴールに到達したことになります。

I終了テストは2群。完全平方式の解法で躓いていたので、そこだけもう一度どこかで復習しようと思いますが、それ以外はきっちり理解できていました。

公文の思い出

以前も何度か書いていますが、長女は算数/数学が得意ではありません。算数/数学が得意な子って、数字の面白さをよくわかっていて、生き生きと問題に取り組みますが、うちの長女はそういうタイプではありません。毎日の公文のプリントがルーティーンになっていたから、なんとなーく、コツコツ地道に続けてきただけです。

ちなみに国語は、ここ2年ほどは夏休みの間だけやる感じにしていて、現在G(中1)まで終了しています。国語は得意科目だし本人も好きなので、サクサク進みます。一方数学はのんびりペースで何度も同じところを行ったり来たりしていたのですが、気づけば国語の進度を追い越していました。

 

思い返してみれば、問題が解けなくて悔し涙を流していた日もありました。

「やらないならもういいよ。やめる?」ってセリフ、何回口にしたかな~。でも長女は一度も、「やめる」とは言わなかったです。

だらだらとプリントをやっている長女に腹を立て、私がプリントを破り捨てた日もありました。長女は私が破ったプリントをこっそり保管していまして、後日それを私に見せ、「ママ、こういうことはもうやっちゃだめよ?」「ちゃんと証拠とってるんだからね?」と言ってきました。なのでそれ以来、プリントを破くのはやめました(笑)

「あー、早く中学過程まで終わらせて、公文をexitして、楽になりたい」といつも思っていましたが、いざ終わってしまうと、なんだかさみしい気もします。

公文をやってよかった?

これはYesです。

公文の算数/数学が、本人の学力にどのような影響を与えているのかは、正直よくわかりません。ただ、中学入試レベルの計算問題なら今のところ苦にならないようで、塾の宿題に出る四谷大塚の「計算」問題集などは、1週間分8ページを1時間ちょっとで一気に終わらせてケロリとしています。本人いわく、「こういうシンプルな計算ってほんと楽だよね。やっててウキウキしちゃう!」とのこと。計算でウキウキはちょっと日本語の使い方を間違っているんじゃ・・・という気もしますが、苦にならないのは確かなようです。相変わらずケアレスミスは散見されるので、計算力があるのかは正直よくわかりませんが、辛抱強く計算問題に取り組む力(?)はついた気がします。

公文のプリントは、一見、市販の計算ドリルと一緒に見えますが、少しずつ少しずつ難易度があがるように非常に精緻に作られています。1回目には四苦八苦していたプリントも、2回、3回と繰り返すうち、どんどん速く正確にこなせるようになります。1週間前に苦労した問題が今日はさっと解けた。1週間前に10分かかったプリントが、今日は5分でできた。繰り返しにより、子ども自身が成長と手ごたえを実感することができます。

ただ、どんな学習法もそうですが、公文は万能ではありません。野球でいうところの素振りやランニングみたいなものですね。「算数は公文をやっていればOK」ではなく、準備運動くらいの感覚でいた方がよいと思います。

また、コスパも気になります。月6000円だか7000円だかを、5年半。一体いくら使ったか、すみません、怖くて計算できません!ただ、ずぼらな私の性格上、毎日プリントを準備してやらせるのは難しかっただろうと思います。また、子どももトロフィーを目標に、時おり先生に叱咤激励されながら頑張ることができました。これはこれで我が家にとっては正解だったのだろうと思うことにしています。

大変だったのは、やっぱりF

5年半を振り返ってみて一番大変だったのは、F(小6相当)の四則混合計算でした。ここは1年近くかかったと思います。長女はここをしっかりやったから、四谷の「計算」が楽に感じるのだと思います。数学(G以降)に入ると意外に楽で、思ったより順調に進みました。

ちなみに1年ちょっと前に教材が改訂され、Fは以前よりは平易になったようです。ただ、それでも、ややこしい分数の計算が続くFは、多くのお子さんにとって苦痛だと思います。我が家では現在、次女がF60~70あたりで悪戦苦闘しています。でも、Fを超えればあとは楽だと長女のときの経験から知っているので、今回は比較的余裕をもって見守ることができています。小2の間にFまで終われば万々歳。Fの力がしっかりついていれば、G~Iは1年半で十分です。

その他大変だったところは、以下の過去記事記載のとおりです。

公文の算数 我が家の5年間の歩み
バイリンガル教育をテーマにブログを書いていますが、なぜかアクセスが多いのが公文関連の記事。公文に苦悶している人がそれだけ多いと...

今後のこと

実は本人はJ以降も続けたいと言っていましたが、中学受験を考え、前へ進むのは小休止することにしました。「準備体操」だけどんどん上達しても意味がないので、いいタイミングだったなと思います。だんだん問題が難しくなってきていて、私が教えるのはもう無理だと感じたことも大きいですね。

公文の先生や最終教材まで到達した方がよくおっしゃっていることですが、公文の良さは、高校数学に入らないとわからないそうです。ちなみにIは一応中3相当となっていますが、Iの因数分解や二次関数の問題は、高校の数Ⅰで習う解法を使うものも多く含まれていました。I後半に入ると、今まで数字ばかりが並んでいたプリントにグラフや図形も現れ始めます。それと同時に、「因数分解のたすきがけって、パズルみたいだね」「ピタゴラスの定理ってすごいね」と、数学の面白さが感じられるような問題も増えてきます。

なので、もう少し続けてみていもいいかな・・・と少し思いましたが、次の「ゴール」が見えない状態で闇雲に走り続けても中途半端になってしまうので、当初の予定どおり、Iで一旦終了することにしました。

中学入学後、本人が希望するなら、今度は最終教材目指して再スタートしたいと思います。

「公文の数学、中学過程終了。」への2件のフィードバック

  1. こんばんは、楽しく読まさせて頂いてます。
    わが家にも10歳、男子、がおります。
    しかも海外在住、インターナショナルスクール、公文歴史3年半、(算数kで続行、国語はjでお休み)
    中学受験塾通塾中。
    (予習シリーズです)
    と共通点が多く、とても興味深く拝見しております。
    受験のこと、インターのこと、英語のこと、これからも参考にさせていただきます‼︎
    また、お便りいたしますね。

    1. こんにちは!コメントありがとうございます。
      わ、共通点が本当に沢山ですね~!でも、算数kに国語jとは、すごすぎます@@
      周囲のインターのお子さんをみていると、優秀な子が多くてビックリしますが、10歳でKまで進んでいるお子さんというのは、初めて聞きました!
      我が家は結構マイペースに好きなことをやっている感じなので、どこまでお役に立つかわかりませんが、もし少しでもご参考になっている部分があるのであればうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします。

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