ハロウィーンの思い出、そしてやっぱり英語の正確な発音は大切だよねというお話

もうすぐハロウィーン。子供たちの学校でも、この日は子供たちは仮装して学校に出かけます。ママたちは仮装の準備に校内の飾り付けにゲームの係り決めにと、大忙しです。今日も朝からWhatsappがピコピコピコピコピコピコピコ。全部ハロウィーン関連。教室のドアのデコどうする?こんなのどう?あらでもそれは××がやってるはずよ?・・・と、こんなのばっか。うーん、仕事に集中できません。ハロウィーン、早く終わってくれ・・・。

さて今日は、ちょっと手抜きですが、10年くらい前にMixiで書いた日記より、ハロウィーンの日の出来事を紹介しようと思います。(←古いネタですみません!!)

日本語訛りの英語だって通じればOK?そのとおり!でも困ったことに、日本人の英語の発音は、しばしば「通じない」を通り越して、「誤解される」ことがあるんですよね。間違った発音で人間性を疑われるようなことがないよう、注意が必要です。

 


【以下、2005年の日記より】

今年のハロウィーンは、友人から誘われて、サンフランシスコのカストロに行きました。カストロっていうのは、いわゆる「ゲイタウン」として有名な場所でして、ハロウィーンの時期には全米から多くの同性愛者が集まり仮装をエンジョイするんです。もちろん参加者のなかにはストレートの人も多いのですが、場所が場所だけに、とにかく過激な仮装の人が多いことで有名です。

カストロに行くまでの地下鉄の中からして、既に仮装列車状態になっており、その過激さに自称ヤマトナデシコな私はかなりびっくりしたのですが、現地に到着してさらにびっくり。とにかくすごい人、人、人。さらに、仮装というか、全裸に近い格好の人も・・・。カストロに出かけることを当日決めたため、仮装を全くせずに素の格好で出かけた私は、はっきり言って周囲から完全に浮いておりました。

それでもめげず、最寄の駅で地下鉄を降りてから、友人らと一緒に、カストロの中心部めがけてトコトコ歩いていたのですが、そのとき、連れの台湾人の子が、突然、「Wow! Look!ピーナッツ!」と叫びました。

 

彼女が指差す方向を見ると、確かに、巨大なピーナッツらしき仮装をした人が。

私は、(なんでピーナッツごときで彼女は騒いでいるんだろ)(ひょっとして台湾ではピーナッツは特別なものなのか?神様の食べ物とか??)と内心不審に思ったのですが、興奮している彼女の脇でしらけた応答をするのもなんだか悪いと思ったので、ピーナッツ君を指差し、「Ohピーナッツ!」「wondeful ピーナッツ!」みたいな感じで、同じようなノリで騒いでみたわけです。

 

でもピーナッツ君、よく見ると、なんだかおかしい。色はピーナッツなんですが、形が「豆」とはちょっと違う。ピーナッツの「殻」なのかなと思ったのですが、それにしては色が薄くて表面がつやつやしているのです。色々考えてみましたがよくわからないので、一緒にいた日本人の友人Sさんに、「どうして彼女はピーナッツの仮装をみて騒いでいるの?台湾ではピーナッツって特別なの?」と、こっそり聞いてみたわけです。

S 「え?ピーナッツ? 違う違う、あれは・・・ペ〇スだよ。」

私 「★#&◎Щ!!!!」(納得!)

S 「〇二ス、ぺ二〇ってさっきから大声で連呼しているから、今日はどうしたのかと思ってたんだけど・・・そういうことか。」

私 (がーん!)

発音記号で記すと、Peanut   [píːn`ʌt]に対し、Penis [píːnɪs]。似てる!

 

というわけで、いまだにハロウィーンというと、自分の英語力のなさに愕然としたこの出来事を思い出します。みなさんも、ピーナッツとペ〇スを聞き間違えないよう、気をつけましょう。それから人前でピーナッツピーナッツと叫ぶのもやめましょう。思わぬところで恥をかく可能性があります。

・・・ていうか、そんな仮装するな!! >ピーナッツ君

下ネタ失礼しました。 m(_ _)m

 

<教訓>
ピーナッツの話をするときは、最後のtをはっきり発音する必要あり。
“I love peanuts!”とか、日本人にはかなり地雷な文章なので、気を付けること。

「ハロウィーンの思い出、そしてやっぱり英語の正確な発音は大切だよねというお話」への4件のフィードバック

  1. こんばんは、はたまたこんにちは?!
    通りすがりのものです。いつも興味深く記事を拝読しております。

    peanuts…恐るべし!
    子音の大切さを知らされますねえ(T_T)
    (とはいえごめんなさい、笑いながら記事読んでしまいました)

    私事ですが、通りすがりのこの私、9月から派遣社員として社会復帰し(四大卒なのですが、実は大卒らしからぬキャリアを歩んでおります…)、電話対応を仕事にしておりますが、お客様から伺うIDのGとJの聞き間違いとか、日本語レベルなら「イチ」と「ハチ」とか……そんなことに苦戦しています(;´Д`)
    聞き間違い防ぐために「グーグルのG」「ジャパンのJ」と復唱してみたり……。
    先日はbとvの聞き間違いをしたり。。。
    電話越しなので、ネイティブ発音をしたところで通じるものでもなく、とにかく復唱を心がける毎日です。

    いつもいつも長々とコメントをすみません……。

    1. こんにちは!コメントありがとうございます~!

      そう、ピーナッツ・・・恐ろしいんです。もしかすると日本人にとって一番危険な英単語かもしれません・・・汗

      子音のtって、日本語にない音だし、なんか思いっきり発音すると唾が飛びそうで、苦手なんですよね。でも「ピーナッツ」という時には唾飛ばして発音しないとダメなんでしょうね。

      gとj、bとv、私もよく聞き間違えます。あとdとbとかも。
      余談ですが、アルファベットの確認のときにどんな単語を言うかって、その人の「人となり」がかなり出ますよね。googleでG、JapanでJというあたり、通りすがりさんはかなりの知性派ですね!私は、「ケーキのk」と言って「はあ?」と言われたり、「アイスランド(island)のi、あ、アイランドのiです」とか言って失笑を買ったりしています・・・汗

  2. Clematisさん

    知性派だなんてとんでもない!
    もともとフォネティックコードなるものはあるのですが、あまりにマイナーすぎるため、地名ベースで作っていたのです(いわゆるnatoフォネティックコードでは、ZはZuluのZですが、そんなのだれも知らないよね…という)。そうした時に出てきたのが「GoogleのG」でしたが(GermanyのGも考えましたが、流石にこれは英語が堪能な人じゃないと明るくないかなと思い却下しました…)、後に友人に「いやそこはGiantsのGでしょ、これなら老齢の方にも通じる」と言われ、今やGiantsのGに・・・(笑)
    未だに迷っているのはV。VilolinのVにしていますが、bと誤読される可能性が否定できない……と悩んでいたら友人が「いやそこはVサインのVでしょ!」といい、「いやそれだけ異色だから!!」と二人で大笑いしていた今日このごろです。

    1. こんにちは!

      NATOフォネティックコードっていうんですね。初めて知りました!早速調べてみましたが、結構マイナーな地名が多いんですね。すごく面白かったのでネットで色々なうんちくを読み漁ってしまいました。
      Zuluって何だろうと思ったら、ZULU time(グリニッジ標準時)だとか。そんな単語さえ知らなかったので、勉強になりました~!
      確かに日本人だとGはジャイアンツ、VはVサインが一番分かりやすいですね。もっといいものがないかお風呂につかりながら考えてみましたが、思い浮かびませんでした。「ブラジャーのVとか受けるんじゃない?」と思いましたが、ブラジャーはbrassiereでした・・・

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