英Guardian誌で出ていたニュース。子ども向け書籍の不適切な表現が問題となり、英Usborne社が謝罪に追い込まれたというものです。
問題となった書籍はこちら。
“Growing up for Boys”という男子向けの性教育の本です。問題になったのは以下の表現。
「女子には2つの理由で胸がある。1つは赤子に授乳するため、もう1つは女子を大人っぽく、魅力的に見せるためだ。」
うーん、これは確かにアウトですね。物語の一節ならまだしも、性教育の本でこれはないだろうなと思います。
興味深いのはUsborneが謝罪に至った経緯。とあるパパブロガーがFacebookで指摘→これがTwitterで広まる→Amazonで★1をつける人が続出・・・という流れだそうです。ちなみに発端となったFacebookでの記事アップは8月27日。Usborneの謝罪がいつなのかはよくわからなかったのですが、Guardianの記事が出ているのは29日なので、28日か29日なのでしょう。インターネットの発達によって、本当にこういう動きはスピードが速くなりましたね。企業も早急に対応しないとボヤが大火になってしまうリスクがあるので、大変ですね。
ちなみに著者のAlex Frithさんは、Usborneから色々なノンフィクション本を出していて、我が家もちょこちょことお世話になっています。First ReadingシリーズのThe Peach Boy(桃太郎)を書いているのもこの人です。
今回はちょっと残念な形になってしまいましたが、いい本が出版できるよう、気持ちを入れ替えてまた頑張ってほしいなと思います。