一時帰国2017 やったこと やらなかったこと

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楽しかった一時帰国もいよいよ最終日。毎年、日本に行く前は、「1ヵ月も日本にいたら飽きるだろうな」「暑い時期にわざわざ日本に戻るなんて」などと思うのに、最終日になると「ああ、もっと長く日本にいたかった」と思ってしまいます。

体験入学

今年も3週間、地元の小学校に体験入学をしました。

だんだん「帰国子女」っぽくなってきている我が家の2人、うまく学校になじめるか心配していましたが、杞憂でした。2人とも授業自体はインターの方が面白いと言っていますが、日本の小学校には保育園時代からのお友達がたくさんいるので、居心地はいいようです。長女の場合、今年で体験入学も3回目。登校してみたら、なんと一番の仲良しのお友達Tちゃんの後ろの席でした。すごい偶然だなと思っていたら、実は一年生のときの担任の先生が「根回し」をしてくれていたことが後から判明しました。有難いことです。

というわけで恙なく終わった3週間の体験入学。ただ、長女の連絡帳には、最終日に先生から、「他のお子さんが遠慮して聞いてこないようなこともどんどん聞いてくれるので、助かりました!」との謎のコメントが(汗)。本人に「あなた、先生に何を聞いたの?」と確認したのですが、「えー、わからない。なんだろう。質問いっぱいしたけど、どれのことかな?」と言っていました。おかしな発言をしていなければよいのですが。いやはや、冷や汗ものです・・。

しかし日本の先生は本当にマメですね。毎日のように漢字ノートやプリント、テストの添削が返ってきて、頭が下がる思いがしました。個々の生徒への対応は、子どもたちのインターよりもずっと丁寧。こうやって基礎的な力を着実につけていくから、日本人の平均学力は高いんだなあと実感。

公文

二人とも、週2回、お教室に通いました。

最終回には、お土産(?)に公文のプリントをどっさり入手。でも、昨年に比べると量は半減しました。理由は長女の「公文卒業」が間近に迫ってきたから。現在 I 80、あと2~3か月で、数学の中学過程終了です。J10まで到達したら公文はいったん卒業し、中学受験のための「算数」の勉強にフォーカスしようと思っています。本人は最終教材を目指すと言っていますが、さすがにインターの学習&中学受験との両立は無理と思います。

次女も国算二教科、がんばりました。算数はちゃっちゃと解きますが(現在E170)、国語は漢字で苦戦していました。CIの終了テストでは、漢字の書き取り、10問全問不正解でびっくり!!!次女の場合、漢字の定着率の悪さが驚異的。それぞれの字の持つ意味を理解させたり成り立ちを説明したりと色々工夫しているつもりではありますが、それでもなかなか覚えられません。勉強方法を見直す必要がありそうです。

塾の夏期講習

長女は日能研の夏期講習に1週間通いました。通塾している子たちのコースに入れてもらったので、最初は右往左往していたようですが、時間外に先生たちが復習の仕方やノートの取り方などの勉強方法を丁寧に教えてくれたようで、収穫の多い1週間でした。

実際に塾に通わせてみると、弱いところがたくさん見えてきました。公文はかなり先に進んでいる長女ですが、算数はそもそも問題文の意味が分からず四苦八苦していることが多かったです。たとえば図形の問題で「辺ABの上に点Fをとり・・・」なんて言うのが出てくると、「点をとるってなんのこと?」と言っていました。「35は何番目に来るでしょう」という等差数列の問題は、「35番目に来る数字は何でしょう」と早とちり。「池の周りにくいをうち」という植木算の問題も、「くいをうつって何?」と首をかしげていました。国語の読解は得意な長女ですが、算数の問題文は「そこ?」というようなところで躓きます。本人いわく算数は英語の方が理解しやすいとのこと。これから色々問題を解いて慣れていくしかないのかな。

ちなみに終了テストの総合順位は上から10%くらいでした。良くもなく悪くもなくという感じですが、普段塾通いをしている子たちの中に入って、よく頑張ったと思います。通塾すればもっと伸びる気がしますが、学校、そしてあと数か月は公文もあるし、今後どこまで力を入れるか、悩ましいところです。

お泊まり会

勉強だけでなく遊びも存分に堪能した日本滞在でした。

近所のプールに出かけたり、ザリガニ釣りに行ったり、海水浴に行ったり。顔から足まで真っ黒になりました。そして一番のハイライトは、我が家で開催したお泊まり会。長女のお友達5人が泊まりに来てくれたのです。うちの子たちをいれると総勢7人。以前なら「それ、無理!」と感じる人数ですが、インターの子たちとのsleepoverに比べれば、聞き分けがよくて好き嫌いもない日本人の子たちのお世話は本当に楽ちんなものです。あと2人くらいはいけそうだから、来年はもっと増やしちゃおうかしら~?(笑)

思えば長女の年齢のとき、私はすでに中学受験の勉強を本格的にはじめており、ライバルはいたけど、本当に心の許せる友達はいませんでした。そのときの影響か、今でも自分から友達を作っていくのは苦手です。その点長女は、気の置けない友人が日本にも海外にもたくさんいます。しかも穏やかで優しい子ばかり。私からみて長女の一番すごいところは、交友関係を上手に広げていけるコミュニケーション能力だったりします。友人を作るのは本人次第だけど、いい関係が続くよう、私も陰からサポートしていきたいと思っています。

社会科見学

今年はバタバタしていて「社会科見学」はほとんどできず。温泉に行ったことと、鎌倉でお寺巡りをしたことくらいでしょうか。

工場見学、皇居見学、水族館や科学博物館、日本の美術品を収蔵している美術館の訪問、花火大会・・・色々考えていたのに、無理でした(涙)

夏場は暑くて無理はできないですし、お友達とたっぷり遊べたから、まあいいかな。

教育談義

今年の一時期国では様々な友人に会いました。話題の中心はやっぱり教育ネタ。英語教育に力を入れているご家庭が多く、最近のインター事情やH学園等のインタ―コ―スの話題で盛り上がりました。STEM教育も熱いですね。最近は英語の子ども向けドローン教室なんてものもあるのだとか。英語ドローン教室、日程が合えば参加したかったのですが、我が家は無理でした。

少し上のお子さんがいる友人との間で話題にあがったのは、柳井財団の奨学金。海外大の進学者に700万円×4年の奨学金が出るというもので、募集人数は20人前後となっているのですが、今年は37人が合格したとか。どうやら開成や渋渋、渋幕などは「内部枠」がある模様。この奨学金を狙うお子さんたちにとっては東大は滑り止めくらいの認識のようです。友人いわく、「柳井財団の奨学金は世帯年収制限3000万円。子どもの海外大学進学に備えて必死で働くか、3000万円を超えないよう仕事をセーブするか、難しい判断を迫られる」そうです。贅沢な悩みだなあ。

一番の心残りは

一時帰国の一番の心残りは、十分な親孝行ができなかったこと。

一時帰国のたびに年老いてくる両親。普段は親孝行はできないので、一時帰国のときくらい頑張らなければと思うのですが、結局迷惑と手間ばかりかけてしまって、親孝行できず。欲もない人たちなのでプレゼントは喜ばないし、体力がなくなってきているので旅行には興味がないし、食にも興味がない。何ができるんだろう?何を喜んでくれるだろう?と考えている間に、1ヵ月が終了してしまいました。

やっぱり一番の親孝行は、孫の顔を見せてあげることなのかなという気がするので、年末年始にも一時帰国しようかしらと悩み中です。

以上、なんだかまとまりのない投稿ですが、今年の一時帰国あれこれについてまとめてみました。

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