英語でピアノ 1年経過しての所感と今後のこと

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長女がピアノのレッスンを開始して1年が経過しました。インターの課外授業で、イタリア人の先生から、英語でピアノの個別指導を受けています。

英語でピアノ 進捗状況

本人の「やりたい!」という強い希望によりはじめたピアノ。しかしながら、「毎日きちんと練習する」という基本的なことができていない状態なので、なかなか上達しません。ピアノに向かうのは2日に1回、15分くらい。レッスンの前日になって課題曲が弾けずに四苦八苦・・・というのを繰り返しています。

日本と違うのは、とにかく人前で弾く機会が多いこと。すでに4回、学校の全校集会やイベントで弾いています。おそらく来月もまた全校集会での演奏があります。次回は下記の曲(モーツアルトのピアノソナタKV545の第二楽章)を弾く予定のようです。

この曲はヤマハの教本集だと「ソナチネ」に収録されているので、日本のお教室なら、「バイエル」「ツェルニー」そして「ブルグミュラー」が終わった後にやるのが普通だと思います。まだバイエルも数曲しか終わっていないのですが、なぜかソナタを練習しているという・・・。有名な第一楽章はさすがにまだ無理ですが、第二は弾けています。ちなみにバイエルも1から順番にではなく、20番くらい飛ばして美しいメロディーのものを練習曲として使うという感じでレッスンに使っています。

 

音楽と語学の不思議な関係

正直、音楽の才能があるとは思えない長女ですが、ピアノの先生からは、”She can read music very well.”と言われています。譜面を読む力が非常に優れているとのこと。英語も日本語も、4技能のなかでreadingが一番得意な長女ですが、音楽でも同じことが起きているようです。なんだか不思議な気がしますが、文字も音符も、「意味がある記号」という点で同じと考えれば、説明がつきそうです。

そういえばピアノをはじめてしばらくの間は、ドレミとABC、両方で音階をとることができていて、「長女は音楽もバイリンガルなんだなあ」と思っていたのですが、いつの間にかドレミは全く分からなくなっていました!(汗)ピアノの練習につきあっても、「ママ、ドとかレとか言っても私わかんないから!」と言います。普段使わないと寂れてしまうという点も、言語と一緒ですね。

音楽と語学。意外に色々共通点があって、興味深いです。

 

今後のこと

今後どこまでピアノを続けさせるかは、迷うところです。正直、ピアノを習うことのメリットは限定的なので、本人には「飽きたらやめていいよ」と話をしていますが、本人は「続けたい」と言います。

個人的には、ピアノは音楽の基礎を学ぶにはいいと思うのですが、嗜む人が多い分competitiveなので、もし音楽を続けたいなら、どこかで他の楽器にスイッチする方が得策だと思っています。特に長女の場合、習い始めたのが遅く、同じ年代のお友達のレベルに追いつくのすら大変ですから、なおさらそうだと思います。

ちなみに私自身は、幼稚園から高校3年生までピアノを習っていたほか、高校1年生からはハープをはじめ、大人になってからも断続的にお教室に通っていました。ピアノは「上には上がいる」状態ですから、それなりに難易度の高い曲が弾けても周囲の反応は「ふ~ん」ですが、ハープは嗜むという事実だけでビックリされます。そんなこともあり、同じ時間と熱意を音楽につぎ込むなら、マイナーでニッチな楽器を選ぶべきと思っています。

ハープは、見た目の優雅さと異なり、楽器本体がズシンと重いし、弦を指で弾くため長時間練習すると指に水膨れや血豆ができるし、かなり体育会系(?)の楽器です。まだ小さな長女には無理ですが、中学生になったらチャレンジさせてみたいなと思っています。

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