公文

公文の算数 我が家の5年間の歩み

バイリンガル教育をテーマにブログを書いていますが、なぜかアクセスが多いのが公文関連の記事。公文に苦悶している人がそれだけ多いということなのかな。

我が家では、小3の長女が公文の算数(数学)を開始してからもうすぐ5年になります。今回は、これまでの歩みをざっくりと紹介してみようと思います。

公文をはじめたきっかけ

長女が公文をはじめたきっかけは、国語でした。長女は文字を書き始めるのがとても早く、3歳になるころには自分で手紙や物語をスイスイ書くくらいになっていたのですが、自己流で書いていたため、書き順がめちゃくちゃでした。どこからどう手をつけたらいいか悩んでいた際に、公文の無料体験を知り、それがきっかけで年少の冬に入会しました。当初は国語のみの受講でした。

私自身は公文教室に通ったことがありませんが、夫は公文っ子。夫いわく、「公文の算数は俺はいいと思う。公文に通ってなかったら、文系の俺にGMAT(MBA留学の際に必要になるテスト)は無理だった」とのこと。数学がきらいで文系を選択した人なのに、何言ってるんだという気もしましたが(笑)、夫の意見により、算数も途中からはじめることになりました。

国語については、小学校にあがるのと同時にやめましたが、算数については今でも続けています。

先取り学習の是非

公文の特徴のひとつは、先取り学習。実際の学年を問わず、どんどん先に進むことができます。

先取り学習については、ご家庭によってさまざまな考えがあるところだと思います。

よく言われるのが、「先取りをしていると学校での授業態度が悪くなる」という話。確かにそのような事象もあるのでしょうが、個人的には、これは、学習内容というよりも、お子さんの躾の問題なのではと思います。

それから、「先取り学習は効率が悪い」という指摘もよく聞きます。例えば10歳であれば3時間でマスターできることが、7歳だと20時間かかるかもしれない。これは尤もな部分もあると思いますが、3年先取りすることによりその間に得られるものもあるはずなので、単純に「17時間のロス」のみを取り出して議論するのはどうかと思います。たとえば、漢字を先取りすればそれだけ読める本が増えますし、数学を先取りすれば取り得る解法が増えるわけで、Prosを無視してConsだけ指摘してみても説得力がないように思います。

よって我が家では、「子どもに過度な負担にかからない範囲での先取り」を進めることにしています。先取りにより、子どもはできることが広がるし、自信や達成感を得ることもできるので、先取り自体は悪いことではないと考えています。

これまでの進度

ざっくりこんな感じです。グラフとかにできればいいのですが、うまくいきませんでした。

年中3月 B100(※実際にはA100くらい)
年長3月 C110
1年生3月 D200
2年生3月 F160
3年生3月 H150(予定)

※A~Bは、先生のアドバイスで、「まずは足し算を完全にマスターしてから引き算をやる」という形で進めたため、A1~A80→B1~100→A81~200→B101~という変則的な流れで学習しています。

整理すると、
年中:数の概念を学ぶ、足し算
年長:引き算、簡単な掛け算
小1:複雑な掛け算、割り算
小2:分数、小数
小3:複雑な四則混合計算、マイナスの数、方程式
という感じです。

ちなみに次女の方は現在(小1の3月)E60。2年前のお姉ちゃんより少しリードしています。

現在の取り組み

現在はH後半、方程式の学習がおわり、因数分解に入るところです。ただいま小3ですので、公文用語でいえば「5先」(5学年先取り)になります。国語は6先まで行って挫折しましたが、算数(数学)は今のところまだ大丈夫な感じがします。

これだけ書くと「うわ、すごい」と思われるかもしれませんが、うちの長女は、完全な文系タイプで、数字のセンスはありません。謙遜でもなんでもなく、本当に全くありません(笑)公文の算数を始めたのが年中と比較的早く、その後5年間コツコツと毎日勉強を積み重ねたため、他の人よりも先を進んでいるだけです。

1日の枚数は、長女・次女ともに、3枚。我が家では、1日の算数タイムは20分を目途とし、30分を超えないようにしています。Hはだいたい一枚の標準完成時間が6~8分なので、3枚が限度です。次女には5枚やってほしいところですが、最近はお姉ちゃんの影響で3枚になってしまっています。

公文は月謝が定額ですので、一気にたくさんやらせた方が「お得」感があります。でも、子どもが集中してできる量はこのくらいが限度ではないかと思います。無理のない枚数をコツコツやらせてきたのが、長続きしている理由かもしれません。

苦労した箇所

次に、今までで大変だった箇所を振り返って紹介してみようと思います。公文で苦悶中の方の参考になればと思います。

足し算(A~B)
まずは、最初の一けたの足し算。ここでかなり苦労をした記憶があります。一けたの足し算は初歩の初歩というイメージがある分、なかなかできないことにイライラ。でも考えてみれば、一けたの足し算って結局は「暗記」なので、マスターするのに時間がかかるのは仕方がないんですよね。
足し算がようやくできるようになって、引き算を学んで、さあ次はかけ算だと思ったら、なんと足し算をきれいに忘れているという・・・(笑)
掛け算は九九は覚えるのが大変というイメージがありましたが、覚えてしまえばあとは比較的楽だったように思います。

2桁、3桁の掛け算、割り算(D)
この辺りも非常に苦労しました。特に3桁の割り算ではイライラがマックスに。商がいくつになるか、あたりをつけて数字を入れて計算をするわけですが、外れると消してやり直さなければいけないため、ストレスがたまるようです。
次女は比較的スムーズに進んだので、子どもによるのかもしれません。

分数(E前半)
幼稚園児や小学校低学年の場合、そもそも分数の概念を理解させるのが大変です。いったい何回ピザやケーキの絵を描いたことか・・。ちょうどいま、次女がこのあたりをやっていますが、やっぱり苦労しています。
解法をマスターすれば計算はできるようになると思いますが、概念を理解させるのが大変という意味で、お子さんよりも親御さんが大変な箇所だと思います。

複雑な四則混合計算、文章題(F後半)
今までで一番ハードだったのが、F後半です。Fを終えてGの中学数学に入ってからは、マイナスの理解でちょっと苦労したくらいで、あとは比較的すいすい進んでいます。
ここは小学校の算数の集大成ともいえる内容で、複雑で時間がかかる分数もからんだ四則混合計算が多いです。このころはまさに公文に苦悶状態で、親の私も「Fを終えたらやめよう!もうやだ!」と思っていました。ちなみにGHあたりもそれなりに難しいのですが、長女いわく「F後半の分数のごちゃごちゃした計算に比べると、ずっとまし」だそうです。
なお、F後半は、公文には珍しく、文章問題も多少含まれていますし、私立中学の過去問も入っています。中学受験を考える場合はとても重要な箇所なので、Hが終わったら再度F後半を一巡しようかと考えています。

【2018年6月14日追記】公文のF教材は2016年ころに大きく変わっており、1枚あたりの問題数が減るとともに、複雑な計算が少なくなりました。このため新教材で勉強した次女は、あまり苦労しませんでした。

3元、4元連立方程式(H71~)
このあたりも1枚を完成させるのにすごく時間がかかりました。1枚30分くらいかかることもあったような・・。とりあえずやり方だけ理解しておけばいいかなと思い、我が家では2回まわして先に進んでいます。

公文の算数をやっていてよかったこと

最後に、公文の算数をやっていてよかったと思うことを書いてみたいと思います。

ひとつは、学習習慣。毎日机に向かって30分算数をやるというのが習慣になっているので、これはとても良かったと思います。

もうひとつは、「コツコツ努力すれば必ず結果はついてくる」ということを、子どもたち自身がこの年齢でよくわかってくれたこと。プリントを出すとぶつぶつ文句を言うことはありますが、一応ちゃんとやりますし、「公文をやめたい」とは言いません。「継続は力なり」だとよくわかっています。

日本では、楽器やスポーツを頑張る子どもは称賛されるのに、公文を頑張る子は冷たい目で見られるような部分があります。そして親も、「詰め込み教育」「子どもがかわいそう」「早期教育の弊害が・・」などと批判されるわけです。でも、毎日何かを頑張って続けているいう点では、どれも一緒なんですよね。我が家はたまたまそれが公文だったというだけ。ピアノや野球が上で、公文が下というわけではないというのが私の考えです。

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