今日はおすすめのチャプターブックとして、最近次女がよく読んでいるOliver Moonシリーズを紹介したいと思います。
Oliver Moonシリーズとは
Oliver Moonシリーズは全12冊。魔法使いの男の子Oliver Moonと、Magic Schoolのクラスメイトたちが織りなす物語です。
魔法使いの世界が舞台なので、どことなくハリポ●に似たにおいがします。ただし、Oliver Moonシリーズは小学校低学年向けのチャプターブックなので、かわいらしい展開が多いです。たとえば下記のFantastic Sleepoverは、スリープオーバーのときにドラキュラが出てきて大騒ぎになるというお話なのですが、実はこのドラキュラはピザが大好物で、ピザが食べたくて出てきたことが判明し、最後にOliverはドラキュラと友達になります。こんな感じで、怖そうなものが出てくる→実はいい奴と判明→ハッピーエンドという展開が多い模様。小さい子どもにも安心して読ませることができます。
もうひとつ、ハリ●タと違うのは、魔法使いたちの食事です。「なめくじパスタ」「カエルの卵のパイ」など、かなり強烈なメニューが色々出てくるようで、それが子どもには面白い模様です。
それぞれの話は独立しているので、途中から読んでも大丈夫です。第一巻は下記Potion Commotionですが、次女によると第二巻のDragon Disasterの方が面白いとのこと。
作者について
作者のSue Mongredienは、イギリスの人気作家。まだ40代半ばですが、とにかく多作です。Oliver Moonシリーズのほか、Sleepover Clubシリーズ、the Secret Mermaidシリーズなども、この人の作品。女の子の英語育児をやっているおうちなら一冊はこの人の本が本棚にあるのではと思います。ちなみにLucy Diamondというペンネームで大人向けの小説も書いています。
なぜか最近はあまり新作を出していないようで、Oliver Moonシリーズも長い間新刊が出ていません。ちょっと心配です。
難易度
子どもたちの学校ではいずれもゴールドのBookbandの本とされています。すなわち、OTRのレベル9と同程度ということになります。
LexileのHPではだいたいどの巻も700前半になっています。
Oliver Moon 公式HP
UsborneのHPのなかに公式HPがあります。もっと詳しくOliver Moonのことを知りたいという方は、こちらをご覧ください。
最近の低学年向けチャプターブックは、Wimpy KidやTome Gates、Dork Diariesなど、学校を舞台にしたコミックノベルの人気が高く、こういう男女ともに楽しめるファンタジーものは少ないんですよね。そういう意味ではちょっと貴重な存在かも。
以上、Oliver Moonシリーズの紹介でした。
初めまして。
いつも大変参考になる情報をありがとうございます。
小3の娘の本の選り好みが激しく、いつも本選びに苦労しています。好みに合うと読み終わるまで手を止めないこともありますが、そんな本にはなかなか当たりません。
ちょうど暫く洋書から離れてしまったので、ネットで物色しているときにこちらの本が目に留まりました。読みやすいファンタジーを探していたので、こちら、試してみますね☆
これからも投稿記事を楽しみにしています。
Saraさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
子どもの本選び、難しいですよね。我が家の2人を見ていても、「これは気に入るだろう」と思った本を読まなかったり、逆に「え、こんな本を?」という本にはまったり。楽しく読み始めたと思ったら途中で投げ出したり。
Olver Moonは次女のクラスでも男女問わず好きな子が多いので、Saraさんのお嬢さんが気に入ってくれるといいなあと思います!