今日は、友人がFacebookでシェアしてくれた中学生の作文を紹介しようと思います。
これは私個人の考えですが,
「いじめのストッパー」になるには必要不可欠な
三つの要素があると思います。
一つ目は,正しい善悪の判断ができること。
二つ 目は,自分の意見を持つこと。
そして三つ目は,他人の意見を尊重すること。日本人はこの三つの中の一つ目と三つ目は
とても良くできていると思うのですが,
二つ目の「自分の意見を持つ」
に関しては意識できていない人が多い気がします。
書いたのは、中学2年生の女の子。ドイツからの帰国子女と聞いています。
日本人は協調性があるけど、自分の意見を持たないので、周りに流されやすい。このため、「いじめストッパー」になる人がいない。「いじめストッパー」になるには、自分の意見をしっかり持った人間になることが必要である。これが彼女の意見です。
彼女の作文を読んで、その観察眼の鋭さと分析力の高さに驚くとともに、私自身も一人の大人として、自分の子供を「意見をきちんと言える子ども」に育てる義務があることを認識させられました。
この作品は、法務省主催の第36回全国中学生人権作文コンテストで内閣総理大臣賞を受賞しています。全国中学生人権作文コンテストの受賞作は、毎年本当にすばらしい作品ばかりで、読んでいて思わず目頭が熱くなってしまうものもあります。過去の入賞作は法務省のHPから読むことができます。うちの子供たちに読ませるにはまだ難しすぎるかなと思っていましたが、そろそろ長女には読ませてみようかなと思っています。
多様な経験を持つ帰国子女。我が家の子どもたちにも、彼女のように、自分の意見をしっかり持ち、それを論理的に説明できる人間に育ってほしいなと思います。