イギリスのオンライン新聞Independentで、バイリンガルの脳に関する記事が掲載されていたので、紹介します。
モントリオール大学の最近の研究によると、バイリンガルはモノリンガルに比べて脳の使い方が効率的なことが判明したとのこと。人間の脳はひとつのタスクを処理する際に複数のエリアを使いますが、バイリンガルの場合、必要な情報とそうでない情報を瞬時に峻別する能力に長けているため、使う脳のエリア数が少ないのだそうです。
また、バイリンガルは、加齢による影響を受けやすい前頭葉をあまり使わずにタスクをこなす傾向があるため、加齢による認知力の低下が起きにくいことが分かったのだそうです。
バイリンガルはボケにくいという話をどこかで読んだことがあるように記憶しているのですが、それにはこんな科学的裏付けがあったのですね。
以上、Independentの記事の紹介でした。