最近、「英英辞典 子ども」などの検索ワード経由で、私のブログに来てくださる方が多いようです。ありがとうございます。

上記記事で、最後にThesaurus(類語辞典)について言及したまま、フォローアップの記事を書くのをすっかり失念していました。そこで今日は、子供向けのThesaurusについて紹介してみようと思います。
Thesaurusの使い方
日本語ではあまり使われない類語辞典ですが、インターの英語の授業では頻繁に使用されています。
例えば、エッセイを書いていて、「あー、何かもっといい表現ないかな~。いつもgoodやgreatじゃつまらないしな~」などと思ったときに参照します。表現力の有無は形容詞や副詞の語彙の多さで決まる部分が結構あるので、thesaurusは英語学習者が語彙を増やすのにもってこいのツールだと思います。
あとは、辞書にもよりますが、writingの際のTipsなどが書いてあることがあり、これが結構勉強になります。
Thesaurusの選び方
子どもたちのインターでは、ThesaurusはOxford出版のものを使っています。英英辞典同様、Oxford出版からは、レベル別にたくさんの種類のThesaurusが出ています。以下、主なものについて、1ページ目の画像を貼っておきます。
ちなみに、Grade 4の長女が授業で使っているのは(3)。教室の本棚にズラーッと7~8冊並んでいます。Grade 2の次女のクラスの場合、(1)と(3)を併用しています。
※各Thesaurusの情報は、Oxford Dictionary Selectorの表記に従いました。なお、語数は、類義語のみならず、関連する言葉や反義語も含めてカウントしているようです。また、各辞書の写真は、学校の図書室にあるものを掲載しましたが、最新版ではないものも含まれていますので、その点ご了承ください。
(1)Oxford Junior Illustrated Thesaurus
年齢:7~9歳用
語数:2万~
このページにはたまたまイラストがありませんが、カラーのイラストのあるページも多いです。表紙はカラフルでかわいい感じなのですが、中身は意外にちゃんとした辞書になっています。入門用にはまずこちらがよさそうです。
(2)Oxford Junior Thesaurus
年齢:7~9歳用
語数:2万~
語数は(1)とほぼ同じですが、(1)より少し例文が多いです。
(3)Oxford Primary Thesaurus
年齢:8~10歳用
語数:5万~
(2)ではab…ではじまる単語は3つでしたが、(3)になると一気に二けたになっています。(2)に比べると掲載単語数がぐっと増えている印象です。
長女の教室にも次女の教室にも、この(3)が複数冊がずらっと並んでいます。小学生のお子さんの場合、一番長く使えるのは、この(3)なのかなという気がしています。
(4)Oxford School Thesaurus
年齢:10~11歳用
語数:15万~
(3)よりさらに細かく、辞書っぽくなります。一ページ目からabortion(中絶)なんて単語が出てきていたりして、ちょっとビックリ。ネイティブレベルで11歳までになっていますが、ノンネイティブなら中学生以上でも十分使えそうな感じです。
で、我が家が選んだ一冊は・・・・
我が家は英英辞典についてはOxford Primary Dictionaryを使っているので、最初は、英英辞典とセットで(3)のOxford Primary Thesaurusにしようと思っていました。でも、(3)と(4) では語数が3倍も違うので、(4)の方がお得感があるんですよね~。しかし(4)を見てみると、中身がうちの長女には難しすぎる。う~ん、どうしよう・・・。・・・というわけで、迷っていたのですが、結局買ったのはこちらでした。
・・・なぜかCollins。
だってバザーで中古が1ユーロだったんだもの!
年齢:8歳以上(「Key stage2向け」との記載もあり。ということは、11歳くらいまでかしら?)
語数:不明
内容をみると、Oxfordの(3)とほぼ同等レベル。これが物足りなくなったら、次はOxford School Thesaurusを買おうかなと思っています。
以上、Thesaurusの紹介でした。