Prodigy、2か月経過

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長女がProdigyでMathの勉強を開始してから、2か月が経過しました。今日は、現時点での使用状況や感想などをご報告します。

※Prodigyは、算数の学習ができるRPG(ロールプレイングゲーム)です。うれしいことに無料です。詳細は過去記事をご参照ください。

英語のRPGで算数を学ぶ:Prodigy
子どもたちのインターでは、eラーニングで算数の宿題が出ます。 昨年度までは、長女・次女のクラスとも、Mathleticsというものを使用...

これまでの使用状況

当初は現在の学年(Grade 4)でスタートしました。しかしながら九九の問題が出るなど、かなり簡単なので、overrideという機能を使って、Grade 6に学年を変更。これで1か月ほどプレイしました。

ところが、overrideを使うと、placement test(レベル判定テスト)が実施されないことが判明しました。通常は、ゲームを開始すると自動的にplacement testが実施され、いろいろな問題を解かせるなかで子どものレベルを判定するものなのですが、overrideをすると学年が固定されるため、レベル判定がなされないようです。そこで一旦overrideを解除して、もとのgrade 4に戻してしばらくプレイさせてみました。

すると長女が、「grade 6のときよりも問題が難しくなった。たぶんママが設定を間違えたのだと思うので、管理画面で確認してみて。」と言ってきました。そこで管理画面で確認してみたところ、こうなっていました。

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Placement testの結果、Grade 8になったため、Grade 8相当の問題が出ていたのでした。そりゃ難しいわけです。長女に管理画面をみせて、「私は何もいじってない。Prodigyが判定したレベルに沿った出題がされるようになっただけ!」と説明したところ、「えー!!そ、そんな・・・」とガックリしていました。高い判定が出て落ち込むなんて、なんかおかしな展開ですね。そんなわけで、ヒーヒーいいながらも、頑張ってGrade 8レベルの問題に取り組んでいるようです。

(※ちなみに問題を解く際にはヒントを見ることができます。ヒントを手掛かりに正しく回答できればOKなので、placement testでGrade 8相当と判定された=Grade 8相当のMathの力があるというわけではありません。長女のように、負けず嫌い+ゲーマーな子の場合、実力よりもかなり高い判定がでるものと思われます。)

Prodigyのいい点

なにより素晴らしいのは、ゲーム感覚で勉強ができるという点。長女はかなりゲーマー気質が強い子どもなので、バトルで勝つために必死でやっています。初見の問題もヒントを読んで自力で果敢に取り組んでいます。ピタゴラスの定理や平方根など、今まで全く教えていなかったことも、いつの間にかマスターしていました。

そして親にとってありがたいのは、子どもの弱点を効率的に把握できること。何度も引っかかっている箇所は管理画面で確認することができます。たとえば今週は、以下のような感じ。円柱の体積を求める問題で苦戦していたことが分かります。本人に確認したところ、一部の問題で、直径×直径×π×高さで計算していたことが判明したので、フォローアップをしました。

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Prodigyのいまいちな点

なかなか便利なProdigyですが、いくつか問題点もあります。

問題点その1。なぜだかよく分かりませんが、Grade 8判定が出たあとも、簡単な九九の問題などが時折出たりするようです。かと思えば、その次に球の体積を求めるような問題が出たり。簡単な問題と難しい問題の落差が大きく、そのたびに長女から、「ママ、なんか設定いじった・・・?」と質問がきます。いじってないっちゅーの!完全にマスターした課題は出題から外せるような機能があるといいのですが、どうやらそういうものはないみたいです。(ちなみに突然簡単な問題が出たりするのは、後述の「裏技」の後遺症かもしれませんが、ちょっとよくわかりません。)

問題点その2。回答は選択式のことが多いので、本当にきちんと理解をしているのかどうか、把握することが困難です。これはインタラクティブなやりとりが限定されるオンライン学習の特質上、仕方がないかなと我が家は割り切っていますが、しっかりきっちり、隙間のないように基礎を作ってから学習を積み上げていきたいという考えの方には、不向きかもしれません。

問題点その3。いろいろ「裏技」がありそうなこと。長女は、Prodigyが自動的に学習の難易度を調整する仕組みであることを利用し、「体力回復のストーンのそばでバトルをして、わざと簡単な問題を間違えることにより、出題される問題の難易度を下げる」ということをしていました。本人が「いい技を思いついた!」と得意げに話したので、「それでは勉強にならないから、わざと間違えるなら、もうProdigyは禁止にするよ」と話をしました。現在はこのようなことはやめたようですが、ゲームですから他にも「裏技」がありそうです。子ども任せにするのではなく、どのような問題をどのように解いているか、適宜モニタリングすることが必要です。

 

 

以上、Prodigy使用についての現時点での所感をまとめてみました。こういうe-learningは便利といえば便利なんですが、親も勝手がわからない分、結構振り回されますね。でも、自ら進んで問題に取り組んでくれるのは他の教材にはない利点であり、我が家はとても助かっています。

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