おすすめの国語ドリル

自宅での国語学習に出口式「論理エンジン」を取り入れてみた

海外インターに通う我が家の場合、日本語教育は専ら家庭で行っています。

自宅でやっているのは、チャレンジ、漢字ドリル、日本語の本(教科書含む)の読書、そして各種アウトプット(日記・作文・手紙など)。これまでドリルの類は漢字以外はやらせていなかったのですが、出口先生という方が書かれている「論理エンジン」の評判がよかったので、子どもの学習に取り入れてみました。

論理エンジン 読解・作文トレーニング

長女用にはこちらを購入。

中身はこんな感じ。どこかで似たようなことを最近やってたな~、なんだったかな~と思ったら、コーディングでした。コーディングは論理的思考能力を養うのに適しているとよく言われますが、国語で同じような頭のトレーニングができるというのは、いいですね。

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上記のような文章の構造を学ぶ問題が出てくるのは最初の方のみで、メインは読解問題です。パラパラ見て印象に残ったのは、課題文のチョイスが非常によいこと。内容がバラエティに富み、読み応え(解き応え?)があります。ごくたまにトリッキーな設問がありますが、全体的に良問が多く、非常に優れた教材だと感じました。

まだ2章の途中までしか進んでいませんが、5年生以降も購入して、自宅学習に使おうと思っています。

 

はじめての論理国語

次女用にはこちらを購入してみました。

次女の場合、未就学児の段階で海外に来たため、日本語の習得が必ずしも十分とはいえない状態です。よって、最初から「論理エンジン」シリーズを使うは難しいかなと思っていたので、もうすこし易しめの「はじめての論理国語」シリーズにしてみました。

こちらのドリルはオールカラーで、かわいいキャラクターの絵が満載です。次女も喜んで手に取っていました。紙質もドリルとは思えないほどよくて、書き込むのが勿体ないくらいです。

「出口の小学校国語の集大成・進化版」と銘打っているだけあって、非常にわかりやすく、文章の構造が基礎から学べるようになっています。うちの次女は、作文を書かせると、主語と述語が対応していないことがしばしばあるし、接続詞の使い方もこなれていないので、こういう形で分かりやすく基礎を学べるのは有難いことです。問題はかなり易しい印象ですが、難しすぎてやる気を削がれるのも困るので、基礎固めとしては、このくらいがちょうどいいかなと思います。

というわけでなかなか魅力的なこのドリルですが、気になった点もあります。それは、このドリルのために書き下ろしたと思われるオリジナルの文章に、「ん?」と思わず考えてしまうような表現が散見されること。

たとえば、この文章。子どもが親戚のお菓子屋さんについて書いた作文です。

きっとつかれているのに、いつもお店でえがおでいるのは、本当にえらいなあ、と思います(67頁)。

私は、子どもが大人に対して「えらい」という言葉を使うのはNGだと考えています。なぜなら人を上からジャッジする表現だから。子供たちにも、大人に対しては使ってはいけない言葉だと教えています。「頭が下がる思いがしました」とか、他にいくらでもいい表現はあるのに。ちょっと残念。

そしてその隣のページにはこんな文章も。電話についての説明文です。

その一方、お金をだましとるために、わるい人がお年よりに電話をかけたり、お店にうそのちゅう文をしたりするいたずら電話のひがいも、年に何千けんもあるそうです。(66頁)

この文章も、「?」と感じて、何度も読み返してしまいました。ぱっと読むと、「いたずら電話」のなかに、振り込め詐欺と虚偽注文の電話の2つが入っているようにも読めます。でも、振り込め詐欺っていたずらではなく、組織的に行われる犯罪行為ですよね。「振り込め詐欺」と「いたずら電話」の2つに分かれるのかなとも思いましたが、そうすると「・・たり」の位置が不適切。それから、「お金をだましとるために」がどの部分にかかるのかも不明確だし、一文のなかに二度「電話」が出てくるのも美しくない。うーん。

 

国語の読解のために我が家がこれまで使ってきたのは、公文とチャレンジですが、これまで教材のなかに出てくるオリジナルの文章の表現などに違和感を持ったことはありませんでした。市販のドリルを使うのは、実は今回がはじめてなのですが、上記以外にも、ひっかかる部分がちょこちょことあって、何だか疲れてしまいました。出口先生はこのドリルのコンセプトの部分を考えただけで、中身は出版社のスタッフの方が作成しているのかもしれませんね。あるいは、私の日本語がおかしいのかな。(←この可能性も多分にあります!!汗)

 

ちなみにこのドリルの売りになっている「論理トーク」ですが、今回購入した小2レベルでは、「意見を言うときには理由を整理して分かりやすく述べる」という当たり前のことが書かれているのみで、特に真新しい感じはしませんでした。

そんなわけで、「はじめての論理国語 小2レベル」については、すでに3分の2ほど終了したものの、小3以降を買うべきかどうか、迷い中です。総合的に見れば、かなりいい内容のドリルだと思います。親向けの解説が丁寧なのもいいですね。でも、「新発見」「集大成」などなど、帯に並ぶ魅力的な言葉に惹かれ非常に期待して購入したので、ガッカリしてしまったというのが本当のところです。

 

以上、「論理エンジン」を利用してみての感想でした。

【追記】論理エンジンシリーズいろいろ

上記以外にもいろいろな種類があって混乱する「論理エンジンシリーズ」。ベーシックなのは緑の「論理エンジン」で、これは1~6年生用があります。応用版が青の「読解・作文トレーニング」。これは4~6年生用があります。長女が使っているのは青の方です。

 

 

次女が使ったのはこっち。「はじめての論理国語」シリーズで、1年生から3年生用があります。DVD付の本もあるようです。

   

我が家では使っていませんが、こちらの「日本語論理トレーニング」シリーズもあります。「基礎編」「習熟編」「応用編」と三種類あるようです。

  

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