今日はEasy Reader(レベル別リーダー)からおすすめの一冊を紹介したいと思います。
ランダムハウスから出ているStep into Readingのレベル4の一冊で、ノーベル平和賞を受賞したMalalaちゃんに関するものです。
Malalaちゃんの本で一番有名なのは、ご本人が書いたI am Malala。いつかこれが読めるようになるといいなと思っているんですが、Book Wizardだと、Grade level Equivalent: 7.1、Lexile® Measure: 1000L、DRA: 60、Guided Reading: Yとなっており、うちの子供たちが読めるようになるのはまだまだ先といった感じです。
そんな中、Malalaちゃんを取り上げたEasy Readerが図書室に新刊として入ってきたので、早速借りて読んでみました。Grade 2~3向けの一冊です(下記はランダムハウスのHPより抜粋)。
次女にはちょっと難しかったので、長女が読み聞かせをしてくれ、私も横で一緒に聞きました。Malalaちゃんが生まれたパキスタンのこと、タリバンがやってきたこと、学校の校長先生をしていたMalalaちゃんのお父さんの苦労、そして学校からの帰宅途中に銃で撃たれたときのこと・・・悲しい話だけど、でも希望にあふれていて、非常に考えさせられる一冊でした。イラストや写真もふんだんにあり、まだ小さいうちの次女も、ページを見つめながら長女の朗読を真剣に聞いていました。読み終わった後は、Malalaちゃんのサイトを見ながら、3人で色々話をしました。
世界には苦境に立たされ困っている人たちがたくさんいます。現在私たちが住む場所でも、高級車やクルーザーを乗り回す人たちが数多くいる一方、街に出れば、物乞いをする人やホームレスの人の姿も目にします。このため子供たちは、「自分はなにをすべきなのか」「このままでいいのか」と、子供なりに日々考えているようです。生活に困る人に小銭を渡すのはたやすいことだけど、それは持続可能な援助ではないし、抜本的な解決にもならない。でも、Malalaちゃんのような「能力」と「勇気」を身に着ければ、世界をいい方向に変えるために私たちにできることが、もっと増えるかもしれない・・・。そんなことを話し合いました。
今回私たちが読んだのは、一番左のもの。中央が有名なI am Malala。そして右側は、I am Malalaのyoung edition。こちらは、Lexile® Measure:830、Age Range: 11 to 13となっています。young editionでも、まだ長女には難しいかな。買って本棚に置いておこうかな。
こちらはMalalaちゃんがノーベル平和賞を受賞したときのスピーチ。10代の少女とは思えない堂々とした話しぶり。文字で読みたい方は下記のノーベル賞の公式サイトをご覧ください。
Step into Readingは、ランダムハウスが出しているレベル別リーダー。我が家はこれまであまり読んだことがなかったのですが、今回の一冊がかなりヒットだったので、他に何かいいのがないかとネットを彷徨っていたら、ヒラリー・クリントン議員を発見!今年の5月に出版されたもののようです。そう、あのころは、彼女がアメリカの次期大統領になるだろうと、誰もが疑わなかったんですよね~(遠い目
そのうちトランプ大統領も出るのでしょうか。ちょっと楽しみです(笑)