今日は、長女が気に入っている詩集を一冊、紹介しようと思います。Shel SilversteinのA Light in the Atticという本です。
こちらの詩集は、長女がGrade 3のときに、授業のなかで使っていました。その後も何度か図書館から借りてきて、お気に入りの詩をニマニマしながら再読しています。私が読んでみてもどこが面白いのか、正直よくわからない詩が多いのですが、長女には面白いようです。例えばこんな感じの詩を、一人で家で声を出して朗読して、ニマニマしています。かなり不気味です。
タイトルは、”The Meehoo and Exactlywatt”。MeehooさんとExactlywattさんが、ドアを叩いて自分の名前を言うも、ドアの向こう側の人に理解してもらえず、あべこべの会話が繰り返されます。
リズミカルな詩と、コミカルな内容、そして独創的なイラスト。そもそもこれって「詩」なのかしら?よくわかりません(笑) とにかく子どもには、「面白い!」ようです。
著者のShel Silversteinは、詩人というより、指名手配中の殺人犯といった風貌のおじさまです。(←失礼??)詩人であるだけでなく、漫画家でもあり、絵本作家でもあり、さらにシンガーソングライターとしても成功しています。Silversteinについては別記事で詳しく書いていますので、興味を持たれた方はこちらをご参照ください。

Silversteinには、他にも何冊か有名な詩集があります。一番有名なのは、おそらく、Where the Sidewalk Endsですね。この本はバザーでハードカバーの美品があったら買おうと思っているのですが、なかなか出会えず。そろそろ諦めてamazonで買おうかな~と思っています。(学校の図書室にもあるのですが、ボロボロなので借りる気がしないのです。)
Silversteinの詩は、使っている言葉はシンプルで簡単なのですが、なぞかけのような部分があったり、行間を読まなければいけなかったりするので、ちょっと難易度は高めだと思います。Book wizardだとGrade level Equivalent: 3.2となっており、確かに「読む」だけならそのくらいのレベル感だと思うのですが、各ポエムの意味を理解するには、もうちょっと上の学年レベルでないと難しいのではという気がします。
英語の詩集を読むなら、まずはMichel Rosenからの方が分かりやすいかな~。Rosenはどうもテイストが合わないという方や、アメリカ文学で有名な詩集も読ませたいということなら、Silversteinにトライするといいのではと思います。
Rosenについてはこちらの記事をご参照。
