インターの学校生活

インターのプレゼンの授業#1:Primaryの学習内容

今日はアメリカの大統領選の投票日。他国のことながら、ドキドキしています。個人的にはなぜトランプ氏がこんなに支持を得ているのか全くもって理解できない状況です。世界全体が内向的な保守主義に傾倒するなか、クリントン大統領の誕生が歯止めになればと願っています。

 

さて、今日は、インターナショナルスクールのプレゼンの授業について紹介したいと思います。

インターナショナルスクールは日本の学校と違うところが色々ありますが、そのひとつは授業がインタラクティブであること。生徒が意見を述べたり、プレゼンテーションをしたりする機会が日本の学校よりもかなり多いです。日本人のプレゼン下手や会議での無口ぶりは広く知られていることですが、インターの教育を見ていると、欧米人が小さいころから様々な形で「口頭で発表する」訓練を繰り返していることがよくわかり、これだけ違ったら大人になったときに大きな差が付くのも当然だよな・・・としみじみ思います。そこで今回は、「プレゼン」技術について、子供たちがインターでどのように学んでいるのか、何回かに分けて書いてみようと思います。まず今回は、学年ごとにどのような形でプレゼンの勉強をしているか、まとめてみます。

 

プレ(Grade 1になる前)

いわゆる幼稚園の年齢では、Show and Tellといって、家からお気に入りのものを学校に持って行って、それについて説明するということをよくやっていました。持っていくものは、お気に入りのおもちゃや絵本、旅行の思い出の品などが多いです。

Grade 1~2

Grade 1になると、ポスターを作って、それをもとに発表をする機会が増えてきます。題材は色々ですが、毎年必ずやっているのは自己紹介。自分の名前や家族、出身地、好きな物など、自分に関する情報を一枚のポスターに集約して、みんなの前でポスターを見せながら発表するというもの。自分の家族の写真を貼ったり、好きなものの写真をス―パーのチラシから切り抜いて張り付けたりして、ポスターを完成させます。

そのほか、Units of Inquiryの授業の内容にあわせて、「リサーチをする→結果をポスターにまとめる→発表する」ということもしばしばやっていました。たとえば、「好きな動物を一つ選んで、その生態について調べて発表する」というような感じです。

このあたりまでは、たぶん日本の小学校でやっていることとあまり変わりないんだろうなという気がします。

Grade 2~3

さて、少し学年があがると、iPadを使ってプレゼン資料を作ることが増えてきます。

使うのはExplain Everythingというアプリ。子ども用のアプリですが、絵や写真、動画を取り込んだりできて、なかなか高機能。自分の音声も録音できるので、作ったプレゼンにあわせて自分で音声を入れて、後でそれを再生して自分で聞きなおしたりすることもできます。ちなみに、一般的なプレゼン資料だけでなく、読書の感想なども、Explain Everythingを使ってまとめたりしています。

あわせて、Grade 2になると、「ブログ」もはじまります。子どもたちの学校では、Wordpressのeasyblogを使っています。閲覧できるのは学校関係者と親のみ。ブログというと、文章で書かれた記事をイメージしますが、子どもたちの場合、動画のアップがメインです。一週間の出来事や友達のことなどをiPadのカメラの前でしゃべって、録画する。カメラで学校の中の様子や友達を動画で撮影しながら、口頭で説明を加える。そんな動画がアップされています。子どもたちの学校での様子もわかるし、プレゼンの練習にもなるし、なかなかいい取り組みだと思います。

Grade 4~5

Grade 4になると、Google Slides (google版パワーポイント)を使ってのプレゼンが中心になってきます。ただし、iPad持参で学校外に出かけるとき(修学旅行や遠足)には、Explain Everythingを使っているようです。これはおそらく、iPadだとGoogle Slidesは使いにくいためと思われます。

Google Slidesの使い方を習うにあたっては、Webデザインの基礎を授業で学んでいました。Webデザインの授業については、長くなりそうなので、別記事にて紹介します。

 

 

以上、Primary Schoolの間にどのようにプレゼンの仕方が変わっていくのか、そしてどのようなことを学んでいるのか、簡単に紹介してみました。

インターでのプレゼン教育、まとめると、2つの特徴があります。

ひとつ目の特徴は、最新のITを積極的に教育に取り入れていることです。なお、上記ではReception(年長)からGrade 4まで、うちの子供たちがやったことを記載しましたが、厳密にいうと、同じGrade 2でも、長女と次女を比べると、次女のときの方がITを利用する機会が各段に増えています。技術の発達や新しいサービスの登場の伴い、2年でも教育内容が大きく変わっています。10年後にはどうなっているのか、まったく想像できません。

ふたつ目の特徴は、ひとつ目の特徴ともかぶりますが、「人前で発表する」機会が多いだけでなく、それを記録媒体に落とし込んで「自分で見る」機会が多いことです。自分のプレゼンを客観視し、友達とも比べて、改善していく。そういう作業を日常的にやっています。

 

次回は、プレゼンに使うスライドの「デザイン」に関しどのようなことを学んでいるのか、紹介したいと思います。

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