バイリンガル育成、迷走中。

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2015年1月からはじまった我が家の英語教育。最近ちょっと迷走気味です。

というのも、私の関心が、「英語教育」から、「インターの教育」「IBのカリキュラム」へと大きくシフト中だからです。いわば、「バイリンガル」という頂に向かって登山していたところ、隣にあった別の頂に惹かれてしまって、そちらに向かってゆるやかに進路を変更中という感じでしょうか。

 

我が家の場合、子どもたちを海外インターに入れたのは、「英語の上達」が第一の目的でした。しかしながら実際にインターに入って直面したのは、日本の初等教育とは根本から違う、新しい形のグローバル教育でした。私自身が海外の大学院を出ているので、高等教育の違いは身をもって体験済みだったのですが、初等教育でもこんなに違うとは、予想外でした。

しっかりしたカリキュラムに基づき基礎をみっちり教える日本の初等教育にも長所はあると思います。学習指導要領を見ると、識者の方々が練りに練って作り上げたカリキュラムであることがよくわかります。日本の国民全体の知的レベルが高いのは、学習要領に基づく全国統一の確固たるカリキュラムにより教育が実施されているからに他なりません。

ただ、あまりにしっかりしたものを作ってしまったためでしょうか、柔軟性に欠ける部分があり、時代の変化についていけていない部分が多々あると思います。

一方、インターの教育は、子どもの探求心を尊重し、思考力と創造力を高めることを重視するとともに、STEM教育にも力を入れています。どうもインターの教育に比べると、日本の教育は20年くらい遅れているような気がしてなりません。

 

幸い今は、2人をインターに通わせてあげることができていますが、問題は日本への本帰国後。経済的に余裕があればインターに行かせてあげたいけど、2人分の教育費600万円を高校卒業まで毎年出し続け、その後海外の大学に行かせるというのは、我が家の経済力では厳しいです。なんとかインター流の教育を日本でも細々と継続することができないだろうか。そんなことを考えながら、現在、英語でのonline tutoringや各種e-learning、保持教室などの情報を収集していますが、残念ながら「おっ、これはすばらしい!」というものは見つけられずにいます。

 

バイリンガルという頂を目指す中で見つけた、新たな目標。はてさて、これをどうやって攻略するか。

我が家の迷走は、まだまだ続きそうです。

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