子どもたちのインターでは、Grade 3から毎年、修学旅行(residential tripと呼んでいます)があります。先週は長女が修学旅行に行っていました。
子どもたちのインターの修学旅行は、思いのほか地味です。宿泊先はキャンプ場やユースホステルなど。なので、費用はあまりかかりません。そして内容はかなりサバイバル度が高いです。テントを自分たちで張って寝るとか、自転車で500キロ(!)移動するとか(←これは9年生だったかな)。そういえば長女は、前回は雨のなかドロドロの山道を7キロ歩くなんてことをやっていました。
そのほかの特徴としては、パスポートとiPadが持ち物リストに入っていることでしょうか。
さて、修学旅行から帰ってきた長女ですが、こんな話をしてくれました。
長女によると、夜、歯を磨いているときに、乳歯が抜けてしまったとのこと。
そこで、紙に包んで枕の下に入れて眠ったのだそうです。
すると驚いたことに、翌朝、枕の下に2ユーロがあったそうです。
そう、みんなびっくり前代未聞、
修学旅行中にtooth fairyが来たのです。
※tooth fairyとは、歯が抜けた子どものところにやってくる妖精のことです。抜けた乳歯を枕の下においておくと、ちょっとしたお小遣いやプレゼントをくれるのです。欧米では多くの子どもがtooth fairyを信じています。
実は我が家には、tooth fairyが来たことはこれまでありませんでした。
だからこれまでは長女も信じていなかったのですが・・・本当にうれしそうな顔をして、「ねえママ、tooth fairyって、本当にいるんだね。いるんだね!」と何度も言っていました。
さて、長女のtooth fairyは誰だったのか。長女に、「誰かに歯が抜けたことを話したの?」と聞いたところ、「えとね、歯が抜けたときに結構血が出たから、Mr. B(担任の先生)のところに行ったの!そしたら、tooth fairyが来るかもしれないから、一応枕の下に歯を入れておいた方がいいよ~って言われたの。だからMr. Bのいうとおりにしたんだ~。」とのこと。なるほど。
自宅に帰ってきた夜、長女はtooth fairyあてに手紙を書いて、抜けた歯と一緒に枕の下に置いて寝ていました。書いたのはこんな手紙。お礼状というより質問状?(笑)
書いた手紙を彼女のTooth fairyさんあてにメールで送ったところ、”Thank you for sharing 〇〇’s letter to the Tooth Fairy with me, that’s so cute! I’m glad I was able to brighten 〇〇’s trip in this small way.”というお返事がきました(笑)
Tooth fairy、私は信じていなかったのですが・・・
本当にいるんですね。
きっと彼女は、これから乳歯が抜けるたびに、修学旅行中にtooth fairyが来たことを思い出すのでしょう。それから彼女が大人になって、自分の子供の乳歯が抜けたときに、きっとこのときの出来事を、懐かしく思い出して、温かい気持ちになるのでしょうね。
ちょっと心がほんわかした、修学旅行中の出来事でした。