そろそろ次女が絵本を卒業しそうな雰囲気なので、ここ最近は、あえて絵本をたくさん読むようにしています。「もっと難しい本が読めるようになればいいのに」とずっと願っていましたが、いざ絵本卒業が近づくと、なんだかとてもさみしい気分です。そんなわけで、最近は、名作と呼ばれる本を中心に、次女との絵本時間を楽しんでいます。二度目、三度目に借りる本も多いんですけど、読み返すとまた違った発見があったりして、やっぱり名作はいいなと感じます。
さて、今日ご紹介するのは、The Gruffaloという本です。
とても有名な本なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。wikipediaによると、全世界で1300万冊売れたのだそうです。すごい。
一冊目のThe Gruffaloの主人公は、ネズミ君です。ネズミを食べようとたくらむキツネは、ネズミに対して、「自分のうちにランチに来ない?」と誘います。賢いネズミ君は、gruffaloという架空の動物と待ち合わせをしているところだと返します。「gruffaloってなに?」と尋ねるキツネに対して、gruffaloの恐ろしさを語るネズミ君。最後に、「gruffaloはキツネのローストが大好物なんですよね」と付け加えると、キツネは大慌てで逃げていきます。その後、ネズミ君は、フクロウや蛇にも狙われますが、同じ作戦でピンチを切り抜けます。ところがそこに、本物の恐ろしい怪物(gruffalo)が現れて・・・というお話です。
第二冊目のThe Gruffalo’s Childは、第一冊の続編。パパgruffaloは、自分の子どもに、「決して森に入ってはいけないよ、あそこには恐ろしいbig bad mouseがいるからね」と話をします。パパの話を聞いたチビgruffaloは、big bad mouseに興味を持ち、パパに内緒で、こっそりネズミ君を探す冒険に出かけます。
この本、ストーリー自体は平凡なんですが、登場人物のキャラが立っていて、それがこの絵本を比類のない魅力的なものにしています。Gruffaloは、恐ろしい容貌なのに天然ボケ系で、かなり笑えます。小さいけど賢いネズミ君も素敵です。
The Gruffaloについては、アニメも制作されています。youtubeにとレイラ―があるのでリンクを貼っておきます。作品の雰囲気はこれで分かると思いますので、気になった方はこの動画をご覧になってみてくださいね。
The Gruffaloは、こちらのリストにも入っています。このリストだと3~5歳用となっていますが、5歳以上でも十分楽しめるおすすめの絵本です。
