何度もやめようと思った公文算数。結局まだダラダラと続けています。
現在長女がやっているのは、G過程。中学1年生相当の内容です。マイナスの足し算・引き算はクリアし、今週から、マイナスの掛け算・割り算に入りました。
ここで、中学数学の最初の難関にぶつかりました。それは、「なぜ、マイナスとマイナスをかけると、プラスになるのか?」ということ。いや、そういえばなんでなんだろう?マイナスとプラスをかけるとマイナスというのは、説明できるのです。「赤字が2倍になったらどうなるか。ますます貧乏になるよね?」と説明すれば足ります。でも、マイナス×マイナスは、どう説明すればいんでしょう。借金×借金で、お金持ちに!・・・なるわけないし。実社会のなかでピタッとあてはまる例がないのです。
ということで、ネットで検索。いやー、ネットって便利ですね!色々な説明が見つかりました。そこで、ネットで見つけた解説を参考に、長女に説明してみました。けど、長女に理解させるのに四苦八苦。結局、わかったような、わからないような。たぶん、わかっていないんだろうな~。
算数の計算問題をやらせるとき、大切なのは、「なぜそうなるか」をきちんと理解させることかなと思っています。なぜ分数の割り算をするとき、分母と分子をひっくり返すのか。なぜ二けたの掛け算の筆算をするとき、段々にずらしていくのか。きちんと頭で理解した上で進めないと、算数は、単なる(記憶×作業)になってしまう。一応これまではひとつひとつクリアしてきたんですが、今回の「マイナス×マイナス」の理論的根拠の理解は、かなりハードルが高そうです。不十分な理解のまま先に進めるのはどうなんだろう。計算テクニックだけ上達しても仕方がないと思うのです。
やはり、そろそろ公文で先に進むのはストップして、図形や文章題などの勉強を中心にすべきタイミングなのかな。しかしながら、我が家には、実はすでにHの最後までの未使用プリントの山が・・・。日本で所属している公文のお教室の先生が、「このペースでいけば、たぶん来年の夏の一時帰国のときにはHの最後あたりまで進んでるでしょうから、先に全部お渡ししておきますね♪ 頑張ってくださいね!」ということで、予め渡してくれたのです。その量、なんと4キロ!枚数は・・・数えたことがないのでよくわかりません(汗)
正直、中学受験に焦点を当てるのであれば、公文はF終了で卒業すべきでした。でも、公文の先生に言わせれば、長い目で子供の教育を見れば、このままのペースを維持して小学生のうちに高校数学に入った方がいいとのこと。公文の教材は、単に計算能力を高めることを目的とするのではなく、高校数学につなげる計算力を養うことを目的として作られているので、ぜひ頑張って続けてほしいとのことでした。
せっかく登りかけた山なのだから、頑張って頂上を目指すか、それともここでいったん休憩をするか。ゆっくりのぼるのが本当は一番いいんでしょうけど・・・公文は毎月お月謝が発生するので、損した気分になってしまいます(まあ、今でも1日2-3枚とかなりのゆっくりペースではありますが)。また、高校数学になったら、たぶん私にはもう教えるのが無理だと思うので、そのあたりも不安だったりします。
そんなわけで、中学数学最初の壁にぶつかり、今後の進め方についてますます迷いが生じてしまった今日この頃でした。
そういえば、タイトルにつられて買ったこの本。中身の部分は我が家はあまり使わなかったのですが、「算数で論理的思考力を鍛えるべき」との筆者の主張には納得させられました。このあたりは前書き部分(はじめに)に書いてあり、Amazonの「なか見!検索」で大半を読むことができます。立ち読みにお勧めの一冊です(笑