海外在住の我が家、日本へ一時帰国した時には、お世話になった方にたくさんの日本土産を買って帰ります。夫の上司や同僚、子供の先生やお友達、近所の人たちにママ友・・・どんなものが喜ばれるのか、最初は手探り状態でしたが、だんだんと分かるようになってきました。
そこで、外国人に喜ばれる日本のお土産について、今回は紹介してみようと思います。
1 ヨックモックのシガール
ヨックモックの看板商品、シガール。名前を聞いて「それなんだっけ?」と思う人も、下記の写真をみれば、「あー、あれね!」と思うのではないでしょうか。
なんで外国人に洋菓子なんだと思うかもしれませんが、アメリカやヨーロッパって、なにげにこういう上品な味と包装のお菓子がないんですよね。和菓子を持って行けばと思う方もいるかもしれませんが、外国人の場合、餡子NGな方が多いので(豆が甘いなんて気持ち悪い!という感覚のようです)、避けた方が無難です。
ヨックモックのシガール、中東の大富豪の間で、大人気なのだそうです。来日時に爆買いする中東の方が増え、ドバイに出店したところ、日本の3倍近い値段にもかかわらず飛ぶように売れ、すでにUAE国内だけで20店舗くらいになっているようです。ヨックモック恐るべし!!詳しくは下記の記事をどうぞ。
ヨックモックはなぜ中東でバカ売れ中なのか 100個単位の”大人買い”は日常茶飯事(東洋経済)
同じように外国人に受けがいい日本発の洋菓子としては、「白い恋人」があります。過去に賞味期限改ざん問題がありましたので、日本人へのお土産には躊躇しますが、外国人ならいいかな・・・?
2 抹茶系のチョコレート菓子
定番中の定番です。ポッキー、小枝、キットカットなど、抹茶系のチョコレート菓子は、値段が手ごろな上、外国人受けもいいです。我が家はご近所のばらまき用に一時帰国のたびに大量購入しています。ただ、子供にはあまり人気ありません。チョコが緑色なのが気持ち悪く感じられるようです。
羽田空港では、4階のお土産ものやさんで、抹茶キットカットが10個パックになったものや、巨大抹茶ポッキーなど、お土産に便利な抹茶系菓子が色々置いてあり、出国直前のお買いものに便利です。ちなみにキットカットは、スタンダードな抹茶と、濃い抹茶の二種類があります。
そして一部のマニアックな人に人気なのが、わさび味のキットカット。夫の同僚の奥さまにわさび味キットカットが大好きな方がいらっしゃり、「お金を渡すので買ってきてくれないか」と頼まれたとのこと。以降は毎回出張のたびに買ってくる→お礼をいただくというやりとりが続いています。
3 日本語がプリントされたTシャツ
現在ヨーロッパでは、「Superdry 極度乾燥(しなさい)」というロンドン発のブランドがとても人気です。
「なに、極度乾燥って?」「しなさいについている( )は一体?」と、ブランド名からして謎だらけなんですが、Tシャツに書いてある漢字の日本語表記もなぞだらけ。Tシャツが1枚4000~5000円するんですが、よく売れているようで、街を歩くと、イケメンがこの変なSuperdry日本語Tシャツを着て歩いている姿をよく見かけます。ちなみにSuper社は2010年にはロンドン証券取引所に上場も果たしています。
このSuperdryTシャツの影響もあり、日本語Tシャツ=coolと捉えられていますので、もしお土産を渡す相手が男性の方で、体型などがある程度分かっているなら、日本語Tシャツはかなりおすすめです。若い方なら、SuperdryのようなイメージのTシャツを、逆に年配の方なら、漢字の字体の美しさが感じられるようなデザインを選ぶといいのではと思います。
私が買うのはこういう感じのものが多いです。
4 鳩居堂の文房具や和小物
鳩居堂は、銀座に店舗がある文房具屋さんです。路線価公示の際に、日本一路線価が高い場所としてよく名前があがりますので、ご存じの方も多いかと思います。
ここの文房具や和小物は、品質がよくてセンスもあり、外国の方、特に目の肥えた年配の女性の方へのお土産に最適です。
鳩居堂はAmazonにオンラインショップがありますが、品数が少ないです。鳩居堂銀座店の近辺には、三越・松屋といったデパートのほか、銀座和光、箸専門店の銀座夏野、おもちゃの博品館、ユニクロ、伊東屋など、外国人むけのお土産が買えるお店が色々あるので、お土産探しの際に一緒にまわるのがおすすめです。
手ごろな価格でおすすめなのは、一筆箋や小型のフォトアルバムです。一筆箋は横書きでも使用可能なデザインのものを選ぶといいと思います。
以前私が鳩居堂で購入して好評だったのは、本物の桜の花が入ったペーパーウェイトです。生花がそのまま閉じ込められてて、とてもきれいです。たぶんこちらの「花のペーパーウェイト」という商品です。通販で取り扱っているところも探せばあるかもしれませんが、ひとつひとつお花の形や向きが違うので、店頭で選ぶ方がいいです。値段は2000円くらいから。「桜」の取扱いは鳩居堂では春のみだったかもしれません。
5 フリクション
日本の文房具は非常に優れているものが多いと思いますが、お土産として特にお薦めなのが、消えるボールペンのフリクションシリーズです。私がいるヨーロッパでも非常によく売れていますが、値段が高いし、デザインもあまり種類がありません。日本だと安いうえにデザインも多種多様なので、年代や性別を問わず、お土産にできると思います。ただし、フリクションの名のとおり、強い摩擦で消えてしまうインクなので、封書の宛書や重要な書類のサインなどには使わないよう、きちんと説明してさしあげることが肝要です。
男性向けには、シンプルでシャープなデザインのものを、逆に女の子向けなら、キティちゃんとのコラボシリーズなどがいいかと思います。キティちゃんは、海外でも大人気で、アニメ好きではない子もたいてい1つ2つはキティちゃんグッスを持っています。子どもたちの学校では、最近は「すみっこぐらし」も人気です(うちの子が流行させたのかもしれませんが・・)。
6 (漢字orカタカナ表記の)名前入りグッス
アメリカに留学していたころ、色々な人から、「僕の名前を日本語で書くとどうなるの?」「書いてみて!」「その漢字、どういう意味なの?」と聞かれました。アルファベットの世界の人からすると、日本語の文字ってなんだか謎めいていて、魅力的に見えるようです。
なので、贈る方の名前を日本語で入れたグッスは、とても喜ばれると思います。その人のために準備したというスペシャル感も出ますしね。問題は、予定が狂ってあげる機会を逃しちゃうと、処分に困るという点でしょうか?(←経験ありです!)
名前入りグッスの代表格は、判子です。外国人は判子を使う習慣がありませんので、正直、あまり実用的なプレゼントではないかもしれませんが、受けはいいです。トムとかキャサリンとか、メジャーな名前の場合には、博品館の1階で既製品を入手できます。1つ1000~1500円です。
文房具の類も、時折大型書店の店頭などで、無料で名入れサービスをやっていることがあるので、タイミングよく日本語で名前を入れたものを入手できれば、プレゼントにいいと思います。
7 100均グッス
日本の100均、センスがよいものが本当に増えましたね。日本らしいものも色々あるので、お土産をそろえるのにとても便利です。
ただ、100円だから当然ですが、安っぽい作りのものが多いです。そして、重要なのは、「Made in China」じゃないか、きちんとチェックすること!日本からのお土産と思ったのに中国製だったら、もらった方はガッカリしちゃいますから・・・。日本語が分からない外国人の人がパッケージを見ると、英語表記の「Made in China」はすぐに目につきます。手ぬぐいなどよさそうだな~と思うかもしれませんが、Made in Chinaの上に、洗濯すると激しく色落ちするので、やめた方がいいです。
私のおすすめの100均グッスは以下のとおりです。
①文具類
和風の便せん、面白い形の消しゴム、付箋、メモ帳、マスキングテープ・・・和風のものや、かわいいキャラクターのものは、こちらでは手に入らないので、何でも喜ばれると思います。
ちなみにマスキングテープはヨーロッパでもmtが売っていますが、ひとつ500円くらいします(汗)
②扇子
ベタですが、喜ばれます。大人の女性向け。
③ヘアアクセサリー
和風のヘアアクセサリー、ダイソーでたくさん売っていると思うのですが、すごく喜ばれます。
③面白キッチングッス
長女が選んで担任の先生にあげたたら大うけしたのが、ハンディ―シーラー。食べかけのポテトチップスなどの袋を熱で再密封する道具です。思わぬものが大ヒットでびっくり。
④おもちゃ
折り紙は知育にいいということでヨーロッパでも大人気ですが、なにせ値段が高い。1パック500円以上します。女の子のお子さんがいるご家庭へのお土産なら、喜ばれること間違いなしです。
スクイーズやスライムなども子ども向けのお土産として喜ばれると思います。日本のものが一番品質がよくてバラエティも豊かです。
8 オリンピックグッス
(2018年10月16日加筆)
2018年の一時帰国の際にたくさん買ったのが、オリンピックグッスです。
オリンピックグッスは、渋谷などの駅構内の臨時店舗や、ダイエーなどのスポンサー企業などで売っていますが、お店によって在庫にかなりのばらつきがありました。ベーシックなフェイスタオルが欲しかったのですが、あちこちの特設店舗を回っても悉く売り切れでした。結局夫が探してきてくれたのですが、時間に余裕をもってAmazonで注文しておけばよかったです。
以上、外国の方へのおすすめのお土産を紹介してみました
外国人へのお土産でNGなものについては、別途記事にまとめてみましたので、よろしかったらこちらも参考になさってくださいね。
