今日はおすすめの地図絵本を一冊紹介しようと思います。
絵本×地図といえば有名なのが、ポーランドの作家が書いた「マップス: 新・世界図絵」。これはこれでステキなのですが、うちの長女が好きなのは、Mapsではなく、今回ご紹介するCity Atlasという本
です。
あまりメジャーな本じゃないように思われたので、今まで紹介せずにいたのですが、先日たまたま日本の書店の児童書コーナーに行ったら、日本語版がドーンと陳列されていて、びっくり。日本語版が出版されているということは、すみません、それなりにメジャーな本だったんですね(笑) 下記左が日本語版で、右が英語版です。日本語版は今年出版されたばかりのようです。
この本では、世界の30の都市を取り上げ、絵地図で各都市の特徴や見どころを解説しています。
うれしいのは、東京、ソウル、香港、ムンバイと、アジアの都市も掲載されていること!だいたいこの手の本って、東京は載っていないか、おまけ扱いなんですけどね。ちゃーんと見開き1ページ割いてくれています。
東京のページはこんな感じです。秋葉原で制服姿のお姉ちゃんが踊っていたり、スカイツリーが立っていたりと、新しい情報がきちんと網羅されています。ページの右上に各都市の解説が記載されているほか、絵のそばにも小さな字で説明が書いてあります。
子どもはもちろん、大人も、見ているだけでワクワクしてくる本です。長女が行ったことがある都市は、30個のうち5つ。行ったことがある都市は、「あーこれこれ!行ったよね~」と思い出しながら、行ったことがない都市は想像を膨らませながら、読んでいるようです。
「あら、欲しいわ」と思った方に、注意点をひとつ。この本、高さが35センチと、「でかい」です。大型本だからこそ、広げてじっくり眺めるのが楽しいんですけど、普通の本棚には入りませんので、ご注意を。