一時帰国に伴い、公文の国語を再開しました。2か月限定で受講予定です。
海外生活が1年半となり、英語の習得はそれなりに順調です。我が家の場合、長女が7歳半、次女が5歳半で英語教育を本格的にスタートさせており、決して早くはなかったのですが、集中的な学習の効果で2人とも英語についてはそれなりに力がついたかなという気がしています。勉強って何でもそうですが、開始からしばらくは下りのエレベーターを下から昇っていくような感じになるので、一気に駆け上がった方が効率的な気がします。
一方、懸念されるのは、国語力の低下です。
帰国子女にとって一番の関門は「漢字」といわれています。現にうちの子ども達(特に長女)の漢字の忘却っぷりは激しいものがありました。ただ、やらせてみると、一度しっかり覚えさせたことは、意外にすぐに思い出せるようにも感じました。漢字学習については日本にいるお子さんでもコツコツとした積み重ねが必要なことに変わりはないので、同様にコツコツと自宅で勉強を続けるしかないのかなと思っています。1年半の間、子どもの漢字は放置に近い状態になっていましたが、これからは毎日の自宅学習にとりいれようと思っています。語彙強化も、今回の一時帰国時にドリルを買いあさって、何らかの対策を講じる予定です。
もうひとつの問題は読解力。これは定量的に能力を計ることができないので、正確な把握が難しいです。そして、漢字のようにコツコツやれば身につくものでもなく、中・長期的な視点から戦略を考えることが必要です。といいつつ、私自身、子どものころに読解力アップのために何か勉強をしたという記憶はないので、なにからどう手をつければいいのか、正直アイデアも浮かばない状況です。なので、とりあえずは、公文のお教室で、算数のついでに期間限定で見てもらうことにしました。
さて、教室の初日に2人にプリントをやらせてみた結果、長女はFⅠ(小6前半)、次女はAⅡ(小1後半)からの再スタートになりました。
長女は公文の国語の進度がかなり早く、年長のときにFまで進みました。ただ、Eまではとんとん拍子で進んだものの、Fに入ってからは毎回ヒーヒー言っていました。思い起こせば、私が公文の国語はやめさせようと決意したのは、夏目漱石の「坊ちゃん」が出てきた箇所(Fのまんなかあたり)でした。「下宿ってなに?下女ってなに??もうぜんぜん何言ってるかわっかんなーい!!」とぶちきれて泣く長女をなだめながら、こんなんじゃ続けても意味ないなと実感し、国語をやめさせることにしたのでした。
今回は、少し戻ってFの最初からのスタートとなりましたが、結構サクサクと解けています。進歩したと喜ぶべきか、あれから2年以上経ったんだから当然とみるべきか、ちょっとよくわかりません。ただ、当時と比べると、分からない言葉があっても推測しながら文章を読み進める力はかなりついてきているように思います。これは英語学習の思わぬ効果といえるかもしれませんね。なので今回は、かつて断念した「夏目漱石の壁」を突破できるんじゃないかなと期待しているのですけど、さてどうでしょう。というわけで長女のこの夏の目標は、「泣かずぶちきれずに『坊ちゃん』のプリントをやること」にしました(笑)早く坊ちゃん出てこないかな~。
一方、次女の方は、まだ小1レベルの漢字もあやしいので、AⅡからのスタートとなりました。今月中にAを終了させ、来月中にBの半ばまでいけるといいなと思っています。まだ学齢が低いので、基礎的なことをしっかり学ばせたいなと思っています。