Goodnight Moon 面白パロディと裏話

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Goodnight Moonという有名な絵本があります。

60年くらい前に出版された古い本ですが、Amazonでの評判がとてもよかったので、我が家も子どもが小さいころに購入しました。友達への出産祝いでプレゼントしたこともあったかな。

ストーリーは極めてシンプル。眠る前に、まわりにある色々なものに順番に「おやすみなさい」を言っていくというもの。レトロな絵と、ページをめくるにつれて画面がだんだん暗くなっていう仕掛けが楽しいです。我が家には英語絵本はそれほどたくさんはなかったけど、この本はよく読んだように記憶しています。

Goodnight, iPad

さて、そんなGoodnight Moonのパロディ動画があるので、紹介したいと思います。タイトルはずばり、”Goodnight iPad”。様々なガジェットやアプリにGoodnightと言いながら眠るという単純なストーリーですが、なかなか面白いです。作者のMargaret Wise Brown(1952年に42歳の若さで亡くなっています)がこれを見たら、ビックリするでしょうね~。

 

 

その他のパロディ

Goodnight Moonは、実は他にも色々なパロディがあります。

Goodnight Bushに続き、9月にGoodnight Obamaが出版予定です。オバマさん、もうすぐ退任なのにね・・・。このタイミングで出版するなら、Goodnight Mr. and Mrs. Clintonにすればいいのに。

絵本より面白い?Goodnight Moonをめぐる裏話

さて、このGoodnight Moonをめぐっては、非常に興味深い話がありますので、今日はそのお話を紹介したいと思います。

まずは作者のMargaret Wise Brown。この方の人生が、なかなか強烈です。Wikipedia日本版によると、彼女は恋多き女性だったようで、スペインの王子とデートをしたりしていたこともあった模様です。一体どこで知り合ったんでしょうね?そして、そんな彼女が一番長くお付き合いをしていたのは、20歳年上の「女性」だったそうです。

彼女は42歳で亡くなっていますが、子どもはおらず、Goodnight Moonの印税に関する権利を遺贈で取得したのは、近所の9歳の少年、Albert君 だったそうです。

彼女の生前はさほど売れなかったGoodnight Moonですが、死後しばらくしてから、「子どもの寝かしつけに効くmagic book」としてアメリカ国内を中心に一大ブームを引き起こし、Albert君のもとには莫大な印税が入ってくるようになります。

ところがこのお金は、彼の人生をハッピーなものにはしなかったようです。Albert君は、入ってくるお金をどんどん費消し、まともな仕事に就かず、ついには犯罪を繰り返すようになり、刑務所を出たり入ったりの生活を送っていたようです。一時は破産状態にあったようですが、今でもこのGoodnight Moonの印税に関する権利はAlbert君(もうおじいさんですが)が有しているようです。Albert君は、「自分は本当はBrownの息子なんだ」と主張しているそうですが、彼の主張を信じる人は誰もいないんだとか。。。

というわけで、私が買ったGoodnight Moonの印税も、Albert君のところに行っちゃった模様。この本、買うべきではなかった・・・かも(笑)

 

以上、Goodnight Moonのパロディ動画と、裏話のご紹介でした。

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